男鹿半島と周辺を歩く(8)寒風山(男鹿市脇本)

Kanpuzan_01
とある休日、姉と寒風山へ行った。秋田にきて間もない頃、車に乗せてもらいながら、「あれが寒風山だよ」と姉に教えてもらった。山頂に何か建築物らしきもの(回転展望台)が見えるので、すぐ覚えることができた。寒風山の東側を走りながら、勤務先はあの向こうだから、と姉が言うと、思わず「ええっ⁉︎」と言ってしまったものだ。

そんなわけで、寒風山はクルマに乗るようになったらまず行ってみたい所になっていた。ところが、いざクルマが手に入ったにもかかわらず、なぜか寒風山訪問は後回しになっていた。理由は自分でもよくわからない。遥か昔、トヨタのスターレットで奈良の生駒山に行ったことがあり、うっかりオーバーヒートさせてしまったのだ。

クルマで山に行きたくないのか、山でなくても出かける気がないのかよくわからないが、とにかく今回、姉に背中を押してもらって寒風山へ行ってきました。途中まではいいんだけど、段々アクセルを踏み込んでいるのに速度が出ず、後ろからクルマが来たら嫌だなあとか思いながら走る。

Kanpuzan_03ねえ、オートマのDモードで大丈夫なの?と姉に訊いたら、「うん、私はそれで行ってるよ」と。でも最後の方で2ndにシフトしました。かなり慎重にやったつもりでも、なんか臭いがするではないか。そう、これはもうオーバーヒートの一歩手前まで来ているな。最頂部までクルマで行くつもりだったけど、その手前で断念した。

周囲に遮断物がないことは理屈でわかっていた。でもこの眺め、本当に気持ちがいいですね。360度、ぐるっと見渡すことができ、パラグライダーで空に浮かんでいる人も見える。「あれが男鹿温泉郷で、行き着く所が入道崎。でね、あっちに見えるのが船越の橋ね、風車があるのが八龍でその向こうが能代ね」と、男鹿の全てが見える感じ。

奈良の若草山みたいに定期的に山焼きをしているのか、背の低い草しか生えておらず、見晴らしが良いのもそのせいかもしれない。山頂部の手前で駐車したので、そこから歩いて頂上へ。二人ともいい歳なので、途中で休憩してゆっくり歩いた。なるほど、本当に回転している展望台がある。

Kanpuzan_02だけどこの眺め、本当に良いですね。つい似たものとして奈良の若草山を挙げてしまうけど、人がいないのが何かもったいない感じがする。人がいるのが当たり前の若草山と、人がいないのが当たり前の寒風山。似ているけど、ちょっと違うぞ。あ、そもそも一緒にするな、と言う声も聞こえて来そうだな。

八望台、入道崎、そして寒風山。まだ見ていない男鹿半島西海岸の鍾乳洞群など、なるほど国定公園になってもおかしくないものだと思う。だけどそのわりには「人がいない」なあ。この景観を独り占め(ではないがそれに近い)にするには、ちょっともったいなさすぎる感じがしないでもない。


【付記】
⚫︎ 画像一枚目の看板、多少見にくいのですが「世界三景」と書いてあるのです。自称なのか本当に世界に認められているのか不明ですが、たぶん前者ではないかと思います。いささか大げさではありますが、そう言いたいくらい眺めは良かったです。けっこう暑くて、なぜかソフトクリームが食べたくなるんですよね。

男鹿半島と周辺を歩く(7)八望台・入道崎(男鹿)

20170628203952f80.jpg
某休日、姉と北浦の〈金栄堂シャポー2号店〉で昼食を済ませた後、ドライブ。今回はクルマを買ったらまず行ってみたいと思っていた入道崎へ行くことができた。が、その前に八望台へ寄ることになった。場所的に八望台と入道崎はそう遠くなく、クルマで廻ってみるにはちょうどいい感じなのだと思う。

男鹿温泉郷からもクルマで「ご近所」の距離。道路を走っていれば「八望台」への道はすぐわかる(?)と思う。少し走らせると、程なくして八望台に到着。なんかやたら大きな駐車場があるんだけど、クルマが全くないのは笑ってしまう。姉いわく「だから人のいない国定公園なんだよね」ということである。

大型観光バスが何十台も駐車できるスペースにぽつんとクルマを停め、外に出る。風が強くて少し寒さを感じるほどだ。売店兼食堂があるようだが閉まっており、なんだか廃墟のようにも見える。土日はやってるみたいだよ、と姉はいうけどちょっと信じられない。その隣に展望台がある。

20170628203946088.jpg螺旋階段になっているようで、上り詰めたところから戸賀湾、二ノ目潟が見える。これは火山活動によってできた「マール」といって「世界的にも珍しい特殊火山湖」であるという。なんでそんな珍しい物が男鹿にあるんだ、と不思議に思ったが、「三ノ目潟は目視できない」という話のほうがもっと不思議である。

なるほどニノ目潟はすぐ目の前にあるし、振り返ると一ノ目潟を見ることができる。だが三ノ目潟は少し離れて男鹿水族館GAOの近くにあって、ここ(八望台)から見ることはできない。森に囲まれているのが原因だと思うが、三ノ目潟の近くの道路や建築物からでも見られないというので、存在しているが誰も見たことがない「幻の湖」だとか。

面白いじゃないの。八望台からの景色も素晴らしいんだけど、むしろ三ノ目潟の不思議のほうが興味を唆られてしまうな。ちょっとした高台、例えば帝水ホテルの辺りに小高い建築物あるいは塔のような物を設置して三ノ目潟を見られるようにする「三ノ目潟目視計画」みたいなのがあるといいなぁ、なんて想像してしまうではないか。

20170628203949966.jpgあ、八望台からの景色、とっても良かったです。って、あんたはガキか? で、次に向かったのは入道崎。これまた、だだっ広い駐車場にクルマがほとんどない! でもさすがに八望台とは違って売店兼食堂が営業している。小さな灯台があるのでそちらに向かって歩いていると、ふとヴァージニア・ウルフ*を思い出した。

せっかくだから入ってみようか、と見物料200円を払って灯台の中へ入る。すぐに螺旋階段を登らないといけないが、しばらくすると「あと80段」という文字が見え、二人で思わず「ええっ?」と声を出してしまった。ていうか、すでに太もも、熱っぽくなってるんですけど……いやはや、200円払って足の運動とはね。

で、灯台のてっぺんまで上り詰めて景色を見ると、確かに眺めはいいんだけど風が強すぎてもう寒いくらい。あっ無理、これ以上絶対無理、とか言いながら灯台の中に避難するって何なんだろうね。もう苦笑いするしかないんだけど、既視感というか、どうもこういうパターンが多いんだよな、とか思いながら螺旋階段を下りた。

20170628203948025.jpg入道崎の海岸沿いを歩く。草原が一面に広がっていて、写真や映像で見たイギリスの風景にどこか似ている。縁は切り立った崖のようになっていて、そこから先へ進む気になれない。縦に切れ目を入れた石がいくつか置かれていて、北緯40度線を示しているという。石の切れ目から眺めると、なるほど切れ目がきれいに重なって見える。

太古における男鹿半島は「島」だったようで、だからこそ「男鹿にしかない**」がいくつかあるのだという。でもそれなら日本自体が島じゃん? そうか、東アジアにおける日本はまるでガラパゴス諸島みたいだから、男鹿は「ガラパゴスの中のガラパゴス」の一つなんだろう。そんな場所が、日本にはたくさんあるんじゃなかろうか。

*ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』という本がある。家族親類で灯台へ行く、という話なのだが、読んでいると猛烈な催眠作用が起きる(個人差あり)ので、寝つきが悪いという人にお勧めする。

【付記】
⚫︎ 八望台と入道崎、とても気に入りました。とにかく眺めが良く、そして人がいないというのが特徴でしょうか。平日、クルマでやってきて考え事をするには最適の場所かもしれません。もちろん、気候の良い時期限定であるのはいうまでもありません。

男鹿半島と周辺を歩く(6)鈴木金栄堂シャポー2号店(男鹿市北浦)

20170715131942084.jpg
休日、例によって姉から連絡があり「北浦に昭和レトロな店があるんだけど、行ってみないか」という。なに昭和レトロ、そんなの、行かないわけないじゃん? だって、そういうの大好きなんである。しかも北浦ってご近所ではないか。なんで今までそんな店があるのに気がつかなかったのか、そっちの方が不思議なくらいだ。

場所は北浦の〈nicot〉のすぐ近くで、〈鈴木金栄堂 シャポー2号店〉。「ここが北浦」という堂々たる看板に、名状しがたい何か畏敬の念に近いものを感じる。そういえば nicot に来るたびに、あそこに何かあるな、といつも思っていた。その、何か看板を掲げたわりとよく目立つ建物こそ、シャポー2号店だったわけだ。

ラーメンと定食を出す食堂のような店構えだが、元々は〈鈴木金栄堂〉というお菓子屋さんで、「男鹿梨ワインケーキ」などを販売していたという。近所に本店があり、そこではお菓子の製造と販売を行っているようだ。どうもその本店がシャポー1号店で、こちらの食堂がシャポー2号店なのだろうと想像する。

メニューを見ると、左側にラーメン、右側にごはんとある。色々あるけど「ちゃんぽん」がない。でもお勧めの「シャポーラーメン」は野菜たっぷりのあんかけラーメンであるとの情報を得ている。品書きの左側に緑色で絵が添えられているが、全部ラーメン鉢を横から見た図で、要するに全部同じなのだ。

だったらかく必要あるのかな、と思ってしまうが、ごはんの部を見ると、大盛りご飯とみそ汁(?)の絵が生姜焼き定食にもハンバーグ定食にも同じように付されている。中華丼にも同じ絵が付いているのには首を傾げてしまうが、カレーライスに至ってはスプーン(?)の絵になっている。なぜか、ふとカオス(混沌)という言葉を想起してしまった。

まったく、メニューを見ているだけで飽きない不思議な店である。私は「ラーメンと半炒飯のセット」を食べたかったのだが、ないのだから仕方がない。こういう店なんだから「焼き飯」(やぎめす?)を用意すればいいのにな、と思った。で、結局、私はお勧めのシャポーラーメンを、姉は豚の生姜焼き定食を頼んだ。

Chapaeu_Ramenさて料理が来ましたよ。なるほど、たっぷり野菜のあんかけラーメンではないか。所々に赤い唐辛子が見える。醤油スープを半分ほど入れたところに、とろみの付いたあんをかけたようで、あんとスープを少し混ぜて味わってみる。なるほど、たぶん豆板醤とオイスターソースが主成分になっているのかな。

麺は太めの縮れ麺で、とろみがあって味もしっかり付いているスープと合っているように思う。具材は豚肉、キャベツ、ネギ、もやし、人参の他に、水煮マッシュルームのスライスが入っているのが意外だった。これって、昔の店でケチャップ炒めスパゲッティなんかによく使われてたイメージがあるでしょ。

ちゃんぽんはないけど、これは事実上、ちゃんぽんである。ほぼ同じ具材を使って味付けを変えてあるけれど、食べ応えはちゃんぽんそのもの。全部食べると、お腹いっぱいになりますよ。近所に、こんな素敵な店があるなんて知らなかったなあ。炒飯はなくても、休日の遅い午後、ゆったりした時間を過ごすにはもってこいの店である。


【付記】
⚫︎ なぜ男鹿には中華料理店がないのか、不思議に思うのですが、ラーメンと餃子があるのなら、どうして炒飯がないのか、そっちの方がもっと不思議に思えてなりません。でもこれが「ふつう」なのだから、文化として受け容れるしかないのでしょうね。嘆いているのではなくて、不思議で、面白いのです。

男鹿半島と周辺を歩く(5)ファミリーレストラン〈園〉(男鹿市船川)

Sono_01
とうとう、いやまたしても月曜以外の休日になった。前回は体調が優れぬなどと言い訳をして近隣の「たかはし」さんでヒラメのサクを買って刺身と昼ビールを楽しんだのだった。だから今回はどうしても男鹿市船川のファミリーレストラン〈園〉へ行かないといけないのかな、という流れになってしまった。

ったくもう、うだうだ言ってないでさくっと行ってこいっての。でもね、昨夜は「明日は休みだ」というので気持ちが大きくなって、ついお酒を過ごしてしまったんです。でもって、今朝は普段の睡眠不足に復讐するかのように8時過ぎまでしっかり寝ていた。それでご飯を炊いて、卵かけご飯とふりかけ、味噌汁を食べたんでそんなにお腹は……

戯言はこれくらいにしておいて、クルマで脇本まで出て来ました。ツルハドラッグで鎮痛剤(ロキソプロフェン)と抗菌目薬を買わなくては。もう、鎮痛剤なしではやっていけない状態である。疲れがたまるとすぐ目の周りが腫れてものもらい(だっけ?)ができてしまうし、奥歯が腫れて菌がリンパ腺に達し、耳まで痛くなるという最悪のパターン。

全く、何でこうなるかなあ、である。ま、文句を言っても仕方ないので船川方面へ向かう。途中で〈男鹿海鮮市場〉へ立ち寄ってみた。ついのこの間、お客様に「この近辺で土産物を買うにはどこへ行けば良いか」という質問を受け、ふと思い浮かんだのが男鹿海鮮市場でその旨お伝えしたのだが、どんな商品を置いているかきちんと知っておかないとね。

男鹿海鮮市場については記事にするつもりなのでこの辺で。ファミリーレストラン〈園〉に着きましたよ。駐車場が二台分しかない、という情報も得てあるので心配したが、どうやら一台分だけ空いている。苦労して車を停め、店の正面をiPadで撮影してから店内に入る。おや、予想に反して(失礼)満席状態じゃありませんか。

「すぐに片付けますから」と店員さんがいうので、食器が残った空いた席にて待たせてもらう。12時45分くらいだったので、空いてるんじゃないかな、と予想していた。根拠はなくて、なんかイメージ的にそうじゃないかなと勝手に思い込んでいたわけだけど、予想に反して地元の人が集う人気店だったんですね。

Sono_02「注文はお決まりですか」というので、中華そばと半分の炒飯を頼んだ。自分にとって「ラーメンと炒飯のセット」は心のサプリメント(?)みたいなもので、たまに身体に入れておく必要があるんですね。さすがに毎日は困るけど、できれば週に一回くらいでいきたいものである。

ファミリーレストラン〈園〉は昭和の雰囲気が漂っていて、今どきの「カフェ」では味わうことのできない一昔前のメニューがある。実際、目の前で「クリームソーダ」の実物が運ばれていくのを見ていると、何だか不思議な感じがする。そうか、そういうものがあったんだよな、と改めて感心してしまった。

さて料理が来ましたよ。ほう、比較的薄めのスープは醤油主体じゃないんだ。関西でもこれより濃い店、いくらでもありますよ。とんすいに樹脂製のレンゲと金属製のスプーン状のものがセットされている。いずれかがスープ用で、他方が炒飯用だと思うけど、面倒くさいから金属製のもので全部済ませることにした。

スープを飲んでみると、醤油が控えめで何かのダシが強烈にきいているわけではなく、あっさりとした味わい。でも中華そばって、こんなものでしょう。焼き豚、ネギ、メンマ、そしてカマボコが乗っていますね。麺はわりと細めの縮れ麺で、ちょっと珍しいタイプかな、と。突出する何かはないけれど、全体としてよくまとまっていると思う。

Sono_03炒飯は、ゴマ油を使っているのかほんのりそれらしい香りがする。焼き豚の角切りがわりと多めに使われているし、エビも入っていてなかなか美味しい。所々、ご飯がほぐれてなくてダマになっているけれどご愛嬌。油の量が控えめだが美味しく味わえる仕上がりで、神戸の中華街のつまんない店より美味しいよ。本当にそう思う。

これで800円だから、まずまずじゃないだろうか。それより、中華料理店の存在しない男鹿でラーメンと炒飯のセットが食べられるのは不思議な感じだ。「御食事の方にはコーヒー150円でサービス」とあるので、ひょっとしたらと思ってアイス・コーヒーを頼んでみたが、コメントは控えておく。店もラーメンと炒飯のセットも、私はたいへん気に入った。


【付記】
⚫︎ 良いお店じゃありませんか。次回来るなら、ランチタイムのラッシュを避けて午後1時過ぎ頃にして、「閑雅な昼食」を楽しみたいものです。ラーメンと炒飯のセット以外でも、食べてみたいものがありそうですね。

男鹿半島と周辺を歩く(4)こおひい工房 珈音(男鹿市五里合琴川)

Kanon_01
6月の某休日、姉と蕎麦屋に行った後、ちょっとしたドライブでもしようか、となった。男鹿半島の名所や、知る人ぞ知る穴場にも詳しい人だから、案内役にはうってつけである。蕎麦屋〈丑澤屋〉は三種町にあり、車で少し走れば能代市に入るので、今回は能代に行ってみようか、となった。

能代の海岸沿いにある〈風の松原〉という松林を散歩した。車で来て、さっと松林の中に入っただけではよくわからないが、能代市のHPによると「日本最大の規模を誇る松林」で「東京ドーム163個分もの大きさ」であるという。さらに「激しい海風による飛砂を防ぐために江戸時代から植栽されてきた」らしい。

日本最大級の松林を、隅から隅まで歩くわけには到底行かないので、案内板を見ながら最短の散策コースを選んだ。さすがに歴史があるのか、松の一本一本がとても高く、表面にツタ植物がびっしりと張り付いている。足元には様々な植物が生い茂っていて、何が何だか全くわからない始末。

姉は植物に相当詳しいようで、「あ、これは**といってね、食べられるんだよ」とか言ってiPhoneで盛んに撮影している。時には「今がちょうど良い頃でね……少しだけ分けてね」と、何かの実を取っている。匂いを嗅がせてもらうと、本当だ、**の匂いがするよ、と感心してしまう。

いや、驚いたなあ。野に生えている植物に一つ一つ名前があって、それがどういうものか、知っているというのはすごいことだ。本当の意味でのサバイバルって、こういう知識を持っていて、普段から実践できることを……あれっ、このフレーズ、以前どこかで使ったぞ。いやはや、本当のサバイバルなんて、私にはたぶん無理。

その後、能代港の方に向かって走り、〈はまなす画廊〉を見た。ちょうど、ハマナスが咲き始めたようで、甘い香りが漂っている。海の方へ歩いて行って、防波堤のあたりまでくると、なるほど、思い思いの絵が防波堤に描かれている。歌舞伎役者の浮世絵みたいな絵はシリーズになっているようで、一点一点名前がつけられており、思わず「だから誰なんだよ」と呟いてしまうほど。

「だけど本当に人がいないねえ! これが秋田なんだよ」と姉が言った時、つられて思わず笑ってしまったけど、確かにそうなんだよね。本当に、人がいないんだ。何か有名なイベントでもない限り、人の集まりを見ることなんて、まずないもんね。でもハマナスが咲いていて、展望は良く、とても気持ちがいい。ちょっと良い所なんです。

さてその後、男鹿に戻りがてら〈こおひい工房 珈音(かのん)〉さんへ寄った。国道101号線沿いの五里合琴川(いりあいことがわ)という所にあって、店名から想像できるように、店内にはアップライト・ピアノやコントラバスが置いてある。ついでにダイヤトーンの大きなスピーカーも。店主が音楽好きなんでしょうね。

Kanon_02少々汗ばむほどの気温だったので私はアイス・コーヒー、姉はアイス・カフェラテ(?)を注文した。エスプレッソを作り、それを氷に入れて急冷したものだという。自分の中にあるアイス・コーヒーの理想、イデア(この文脈で使うか?)のようなものとは少し違うけど、もういいんだ。こういうのが近頃の流行で、これからの主流になっていくんだろうね。

珈音さんでは、水曜日限定で蕎麦を出しているという。しかも男鹿産の蕎麦を使った十割蕎麦だという。いやあ「ちょっと蕎麦好き」にしてはたまりませんなあ。水曜日が休みにならない限り味わうことはできないだろうけど、いつか食べてもたいものだ。それに、予約が必要だが「秋田錦牛煮込みカレー」もあり、食べてみたくなった。

店内に案内のカードがあるようなので、見ると、「ホタルカフェ2017」とある。この周辺ではホタルがよく見られるようで、ホタルの飛翔する時期だけ、夜も営業するみたい。これもなんだか、素敵すぎる。コーヒーはすべて自家焙煎だというし、男鹿産十割蕎麦や秋田錦牛煮込みカレーにしても魅力的だ。とても感心して店を出た。


【付記】
⚫︎ 珈音さんの蕎麦やカレー、予約してでも食べたくなる魅力がありますね。温泉郷からだと車がないと無理ですが、この距離ならもはや「ご近所」と言ってもいいかもしれません。少しずつクルマ社会の感覚が身に付いてきたってことでしょうか。

プロフィール

只野乙山

Author:只野乙山

⚫︎ できれば「只野乙山=ただのおつざん」とお読みくだされば、と思います。

⚫︎ 文字中心のウェブログ。ほとんど一話完結で、どの記事をご覧になっても楽しめ(?)ます。文字数だけなら一冊の本に匹敵(凌駕?)するほどありますので、ごゆっくりどうぞ。

⚫︎ 下の「全ての記事を表示する」をクリックすると、全記事のタイトル一覧が出ますので過去記事を参照することができます。

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
最新コメント

openclose

最新トラックバック
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

アーカイヴ

2017/09 (6)

2017/08 (8)

2017/07 (9)

2017/06 (9)

2017/05 (9)

2017/04 (8)

2017/03 (9)

2017/02 (4)

2017/01 (1)

2016/06 (1)

2016/05 (13)

2016/04 (13)

2016/03 (20)

2016/02 (10)

2016/01 (11)

2015/12 (10)

2015/11 (10)

2015/10 (11)

2015/09 (13)

2015/08 (10)

2015/07 (11)

2015/06 (10)

2015/05 (10)

2015/04 (10)

2015/03 (11)

2015/02 (9)

2015/01 (11)

2014/12 (9)

2014/11 (10)

2014/10 (11)

2014/09 (10)

2014/08 (10)

2014/07 (10)

2014/06 (10)

2014/05 (11)

2014/04 (10)

2014/03 (10)

2014/02 (9)

2014/01 (11)

2013/12 (9)

2013/11 (10)

2013/10 (10)

2013/09 (10)

2013/08 (11)

2013/07 (10)

2013/06 (10)

2013/05 (10)

2013/04 (10)

2013/03 (11)

2013/02 (9)

2013/01 (11)

2012/12 (9)

2012/11 (10)

2012/10 (11)

2012/09 (10)

2012/08 (10)

2012/07 (10)

2012/06 (10)

2012/05 (11)

2012/04 (10)

2012/03 (10)

2012/02 (10)

2012/01 (9)

2011/12 (9)

2011/11 (10)

2011/10 (10)

2011/09 (10)

2011/08 (10)

2011/07 (9)

2011/06 (9)

2011/05 (10)

2011/04 (8)

2011/03 (8)

2011/02 (12)

2011/01 (12)

2010/12 (12)

2010/11 (13)

2010/10 (15)

2010/09 (15)

2010/08 (14)

2010/07 (16)

2010/06 (17)

2010/05 (21)

2010/04 (18)

2010/03 (20)

2010/02 (23)

2010/01 (27)

2009/12 (27)

2009/11 (27)

2009/10 (26)

2009/09 (24)

2009/08 (19)

2009/07 (21)

2009/06 (30)

2009/05 (26)