JR摂津本山駅周辺を歩く 欧風中国料理 青峰

Seiho_RamenAndChohang.jpg
4月某日、所用でJR摂津本山駅周辺に赴いた。実際は阪急神戸線岡本駅から歩いてきたわけだが、両駅は近接していて、どちらへも歩いてそんなに時間がかからない。この町には甲南大学とか甲南女子大学があって、かなりの数の若者が歩いている。ただでさえ人がたくさんいるのに、駅の出入り口周辺にクラブの勧誘目的かなんか知らないがチラシを手にした先輩学生たちが多数たむろしているのにはいささか閉口した。

大阪の下町とは違ってなんだかお洒落な雰囲気の町なのだが、食べるところが少ないのが難点である。駅周辺で中華料理店といえば〈餃子の王将〉くらいしかない。行ってみると、もう超満員で行列ができているではないか。いくらよく利用する店だとしても、行列のできているときは即座にパスしてしまうのはいつものこと。だがパスしてみたものの、他に店などあるのだろうか?

角に牛めしのチェーン店があるのを知っているが、今日は中華料理の気分である。そこを通り過ぎてスーパーマーケットのあたりまで行ってみると、中華料理店らしき店があった。見ると〈青峰〉とあり、ランチメニューが書いてある。どれどれ……いやはや、どれも1000円のランチ。なんということであろう、これはいわゆる「住宅街おハイソ値段」ということなんだろうか?

学生の町じゃなかったのかよ、とか言いたくなったけど、もうここしかないんだから仕方がない。メニューを見ると「欧風中国料理」とか書いてあり、なんのこっちゃ、と口に出かかったが押しとどめた。春巻きと八宝菜、から揚げと八宝菜、肉団子と八宝菜、そして湯麺と炒飯のセットがあるようで、こういうときは例によっていつもの組み合わせになってしまう。またか、という声が聞こえてきそうだが気にしない。

じつは〈餃子の王将〉といえど、岡本店ではお昼のランチセットを選ぶと結構なお値段(1000円近い)をとるのを知っている。その代わり、分量はかなりあって完全に男子大学生をターゲットに絞りこんでいるのがわかる。若いとは言えぬ年齢の男が食べると、どうも食べ過ぎになってしまうくらいだ。だが、近頃では若い女性でも王将で同じ分量のランチセットを食べていて度肝を抜かれることも少なくない。

さて料理が来ましたよ。清湯か上湯(シャンタン)と思われるスープは驚くほど透明で、余計な脂が浮いていないのが嬉しい。麺はストレート中細麺、焼き豚と葱、青梗菜が乗っていますね。関西では湯麺(タンメン)というのはあまり流通しておらず、文字通りただの「汁そば」という感じになるのだが、関東でタンメンというと、野菜がたっぷり入ったあっさり味の中華麺になるんじゃないかと思う。

炒飯も油を少なめにしていて、あっさりした仕上げにしてある。あっさりスープにあっさり炒飯の組み合わせだが、そんなに悪くない。分量もわりとあって、食べた後もしばらくするとお腹が空いてきて、てな具合の悪いことにもならない。だが「欧風らしさ」は全く感じられなくて、ごく普通の中華料理じゃなかろうか。とくに図抜けておいしいというわけでもなく、これくらいだったら、それこそ元町とか三宮周辺に行けばいくらだってあると思う。

だから何でこれが1000円なんだよ、とかつい言いたくなってしまうなあ。そうか、これは住宅街おハイソ値段だったんだよな、と改めて思う。実際、この店は餃子の王将とは違って、上品そうな老婦人が一人でランチを食べているではないか。その王将だって、ふつうの店舗なら必ずある「餃子定食」がないとくる。なんだかなあ、しっくりこないんだよなあ、とか思いながら食後に「お洒落な町」を歩いた。


【付記】
● どうしてスーパーマーケットの中華弁当にしないんだ、あんたにはそっちの方が似合ってるよ、という意見もあると思いますが、デスク周りとか職場の雰囲気というものがありまして、そこで食べるより外で済ませた方が気分がいいのです。


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ドキドキしながら書き込みしてます!

只今、私初体験中(笑)
こうやってコメントするの初めてなんですよ♪(゚▽^*)ノ⌒☆

一種の告白みたいで照れますが…
只野乙山さんの言葉の選び方好きだなって思いました。

素直な言葉って印象でストレートに言葉が溶けこんで来るというか☆
単純にすごいなとも思いました(゜ー゜*)

私…もうずっと良い事なくて。。
自暴自棄までは行ってないんですけどほぼ近い状態で(汗)

だから思い切って連絡しました((●≧艸≦)
迷惑であればコメント即消してくださいね。

緊張しながらも楽しみに只野乙山さんからの連絡待ってます(*・∀-)

Re: ドキドキしながら書き込みしてます! ; テディベーアさん

テディベーアさん、初めまして。コメントありがとうございます。
ほめていただくと、たいへん嬉しく励みになります。
本当にありがとうございます。

> 私…もうずっと良い事なくて。。
> 自暴自棄までは行ってないんですけどほぼ近い状態で(汗)

いや、もうね、乙山だってそうなんですよ。
ウェブログには好きなことだけ書こうって決めてますので、
良くないことはほとんど書いておりません。

そのせいか、お気楽な極楽とんぼみたいに思われているかもしれません。
だけど、じつは辛いことが多くて泣きたいくらいです。
自分でもよく立っているなあ、って感心するくらいですよ。

悪いこと、不幸なことってはっきり形を持って現れますよね。
だけど、良いことや幸福ってわかりにくいんです。
どう考えても、自分は不幸のほうが多いんじゃないか、って思います。

だけど、やまない雨はありませんし、明けない夜もありません。
生きていれば、小さなことでも何かいいことがある、
そう信じて、乙山はとりあえず生きています。

元気出してくださいね。
プロフィール

只野乙山

Author:只野乙山

⚫︎ できれば「只野乙山=ただのおつざん」とお読みくだされば、と思います。

⚫︎ 文字中心のウェブログ。ほとんど一話完結で、どの記事をご覧になっても楽しめ(?)ます。文字数だけなら一冊の本に匹敵(凌駕?)するほどありますので、ごゆっくりどうぞ。

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