JR元町駅周辺を歩く(2) 中華料理 楽園

Rakuen_RamenCaohang.jpg
前回は〈香港茶楼〉で五目あんかけ焼きそば(什景炒麺)を食べたが、今回は香港茶楼からJR元町駅方向へ少し歩いたところにある〈楽園〉で昼ご飯にした。JRと阪急の高架下にいろんな店が集まっているし、高架下の南側には〈丸玉食堂〉や〈第一旭〉もある。いやまったく、神戸は中華料理に困らないんだけど、これだけ店が多すぎるとどれにしようか迷ってしまうということもある。

相変わらず土曜日だけあってものすごい人出である。南京町(チャイナタウン)のほうにもおいしい中華料理店があるけれど、人が多すぎて行く気になれない。所用が平日だったらよかったのに、と心から思う。平日のランチメニューはかなりお得な感じが魅力的なのである。円安になると外国人観光客が増えるというのを目の当たりにするのだが、私事では真空管を海外サイトで買うのを少し控えるようになってしまうものだ。

じつは前回香港茶楼を出た後、〈楽園〉の前を通ってメニューをチェック済みなのだ。ここにはちゃんとラーメンとチャーハンのセットもあるし、チャーハンと雲呑のセットという、まず日本の中華料理店では見かけない組み合わせもある。興味深いのは後者の方が前者より高い値段が付けられていることで、いつか機会があったらチャーハンと雲呑のセットを食べてみようと思っている。

入店すると、四人がけのテーブル席が四つあり、三つはすでに客が座って食事をしていた。なんだか狭いように感じるが、二階にも客席があるようで、後から入店してきた客は二階へ案内されていた。注文するものはすでに決まっているのでその旨を店員さんに伝える。運ばれてきたお茶は中国茶だと思うがジャスミン茶のような香りではない。ちょっと薄目になっているのはお約束(?)だろう。

さて料理が来ましたよ。海老チャーハンを頼んだわけではないのに、大きな海老が何個か入っているのは素晴らしい。まるで五目チャーハンのようだけど、ここに人参が入っていたら色も綺麗だろうな、と思う。食べてみると、これがまたじつに旨い。今まで幾度となくラーメンとチャーハンのセットで記事を書いてきたけれど、このチャーハンは間違いなくトップ3に入るんじゃなかろうか。

ラーメンのスープが見事なまでに透き通っていますね。おそらく清湯スープだと思うが飲んでみるとあっさりしていて感心する。焼き豚と葱、モヤシなどが入ったシンプルな汁そばだけど、麺が細くてストレート。これは神戸の中華料理店の多くに見られるもので、製麺会社からして違うんじゃないかと思う。日本に多い中太縮れ麺より、ストレート細麺のほうが好きな者にはうれしいところだ。

お腹が減っているものだからがっついてしまう。それにしても神戸の中華料理店のレベルは驚くべき高さだなあ、とつくづく感心してしまった。ラーメンとチャーハンのセットは両方がおいしい店はめったにないと思っていたが、〈楽園〉は相当満足できるもので、もしスープに鶏ガラがばっちりきいていたなら完全にノックアウトさせられていただろう。自分の少ない経験の中で、このセットは間違いなくトップ3にランクインしていると思う。

しかも、これで終わりではなく、食後にコーヒーがサービスで付いてくるんですね。このコーヒーは旨いわけではない(失礼)けれど、そんなに悪くない。実際、このコーヒーよりまずいコーヒーを出す喫茶店は何軒も存在している。喫茶店のコーヒーの味が落ちたなあと思うのは自分だけだろうか。このラーメンとチャーハンのセット(コーヒー付)は750円くらいで文句のつけようがない。たいへん幸福な気分になって店を出た。


【付記】
● さくっと什景炒麺が出てくるし、ふつうのラーメンとチャーハンのセットがえっと思うくらいおいしい神戸、なんていい街なんでしょう。神戸に電子部品を買える店があったなら、本当に住んでみたくなるほど魅力を感じます。


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No title

中華でコーヒー付きってのはあんまり聞いたことがありませんよね。
それほど味は期待できないでしょうが、昼食後のひとときをゆっくりと過ごそうとするとコーヒーの一杯があるのは実にありがたいもの。かといって、別にコーヒーを飲む場を求めようとすれば、ランチに1000円以上を使ってしまうことになってしまうし・・・

Re: gatayanさん

gatayanさん、こんにちは! コメントありがとうございます。
そうですね、中華料理店でコーヒーというのは少数派でしょうね。
ですが、ここのコーヒーは、ただのおまけ以上だと思います。

庶民感覚からすると、ランチって毎日食べるものでしょう、
そうすると、ランチを食べてコーヒー飲んで1000円以内に収まる、
それがたぶん「正しい」ランチの価格だと思います。

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只野乙山

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