オペアンプたった1個の電池式プリアンプ 配線パターン編

PreUniversal_01.jpg
遅れに遅れている電池式プリアンプだが、面倒なんだから仕方がない。で、今どこでもたもたしているかというと、ユニバーサル基板の配線である。けっこう部品があるので、以前作ったパワーICを使ったアンプのように、とにかく部品を乗せてしまってダイレクト配線だ、みたいなわけにはいかない。入念に行かないと、誤配線をしてしまったら目も当てられないことになってしまう。ここは慎重に、かつできるだけ簡単に行こうと思う。

紙に手で実態配線図を描くのがいちばん手っ取り早いかもしれないが、今はいろいろツールもそろっているので、今回はユニバーサル基板配線支援ソフト(?)のPasSを導入してみた。ほぼ原寸通りの部品配置をPC上で行うことができる便利なソフトで、上手に使えば配線パターンも自動で行ってくれる優れもの。今回はすべてパターンにするのではなく、所々例によってダイレクト配線も使うので、PasSの自動配線テクノロジーは使わない。

黄色の箱型フィルムキャパシターはPasSの部品ライブラリーにないので自作するほかない。といって大げさなものではなく、マニュアルに従ってWindowsのPaintを使って作るだけなのでわりとすぐにできる(?)と思う。後は、部品を適当に置いて、最も合理的な配置にするだけなんだけど、これが結構難しい。小さな基板に無理やり詰め込んだ感じがしないでもない。これは、家にある余った基板を使ったからこうなっただけで、こんな小型基板に無理やり詰め込む必要はないと思う。

PreUniversal_02.jpg配置ができたら、PrtScrでクリップボードに送り、Paintを開いたらペースト、必要な部分をトリミングし、ビットマップ形式(.bmp)で保存し、それをInkscapeにインポートして配線を考える。難しく考えず、とにかく結んでしまえ、という方式で進めていこう。ユニバーサル基板の基本は水平、垂直、斜め45度で配線することだが、被覆線を使えば自由に配線してかまわない。ユニバーサル基板だけ使って、あとはすべて被覆線で配線するという方式のほうが、ふだん基盤を使わない真空管アンプ製作者には向いているかもしれない。

とりあえず配線して、しばらく眺めているうちに、無駄な部分や冗長な部分が見えてくるので少しずつ修正していく。部品の配置転換をする必要が生じたなら、もう一度PasSに戻って配置転換し、Inkscapeに戻して作業を進める。焦る必要はないんだぞ、とか思いながら進めるが、やはりけっこう手間がかかって面倒くさいものである。ちなみに、配線をする時はレイヤーをかけることを忘れてはいけない。元画像と配線を別にしておける、これがInkscapeを使うメリットである。

RugPlatePattern.jpg画像一枚目が、一応配線を済ませたもので、こういうふうに上から見てこことここを結ぶんだ、とした方がわかりやすいんじゃないかと思う。これを、すべて選択して水平反転(鏡像化)し、元画像の不透明度を下げたものが画像二枚目。これ、要するに裏側から見たものに相当するわけで、裏から見たらこうなるから、ええと……とか一切考えずに済むわけです。こういった一連の作業がPCを使うとすぐできるので非常に便利である。

一方、トーン回路の平ラグ配線パターンなどは、PC上でやるより紙とペンでやったほうが早い。用途に合わせて臨機応変に望みたい。これも、「まずは結んでしまえ式」でパターンを描き、何度か繰り返しているうちに無駄が省けて合理的なパターンになってくる。トーン回路の入出力端子は10か所あるので、とりあえず5pの平ラグで始めたが、最終的には4pの平ラグ板でじゅうぶん間に合うことが確認できた(画像三枚目)。これを確認してから、日本橋で買い物をするわけです。


【付記】
● 画像は例によって最終形ではなく、途中のプロトタイプで、間違いがあるのがわかります。じつにのんびりとしか進めない電池式プリアンプですが、目的に能力が追い付かないのだから仕方ありません。絶対、2月中には完成までもっていくぞ、というつもりでやってはいるのですが……


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