オイル・サーディン缶のじか焼き

OiledSardine_2013_0919.jpg
以前「オイル(ド)・サーディンを食う」という記事を書いたが、その時は野菜類がちょうど冷蔵庫にあったのでレタスと玉ねぎ、胡瓜などと一緒に盛り付けた。それはそれでちょっとした一品のごときものとなって豪華な感じがするけれど、本来オイル(ド)・サーディンは調理済みの缶詰であって、別にあれこれ手を加えなくてもそのまま食べてもおいしいものだ。

そこで今回はほとんど手を加えぬ食べ方を実行してみた。用意したのは日水(ニッスイ)の物。オイル(ド)・サーディンの缶詰はいろいろあるので各自好きなものを選べばよいと思うが、まだ食べたことのない方はまず日水をお勧めする。いまのところ日水からは通常のそれに加えて「レモン風味」なる缶詰が販売されているが、お勧めは前者である。

値段は少々高いけれど、びっしり詰まった小イワシの美しさにまず感動するはずだ。そして小さく切ったローリエの葉が添えられているのにも感心する。何よりも、魚臭さが極限まで抑え込まれていて、魚食い日本人の仕事の確かさと感性に拍手を送りたくなる。とかなんとか言いながら、私(乙山)が使用しているのは「レモン風味」である。

これはなんといっても値段の関係なんですね。近所の寂れたマーケットではこれが199円で入手できるわけでして、その他にも別の場所よりもはるかに安い値段で同じものが買えるということもある。写真をご覧になると、「レモン風味」ではイワシが缶の縦長方向に揃えられているけれど、オリジナルのサーディン缶はもう少し小さなイワシを使って、縦長と垂直方向にびしっと揃えられているのです。

もう何年も食べていないので、ひょっとしたら今のオリジナルのサーディン缶も「レモン風味」と同じような仕様になっているかもしれないので念の為。今回はこの「レモン風味」を開封し、油を半分以上捨てる。そこに濃口醤油をたらし、あればレモン汁も振りかけて、後は熱を少々加える。

方法は二つあって、一つは缶をガスコンロで直火焼きにするやり方。本当に五徳の上にじかに乗せ、バーナーに点火し、弱火で焼き上げる。もう一つは魚焼きグリルを予熱した後、そこに放り込んで焼き上げる方法。何も魚焼きグリルを使わずとも、オーヴントースターや電子レンジのオーヴン機能があればそれでも構わない。

後者の方法で加熱したが、そのまま食べられるわけだからいつまでも焼き続ける必要はなく、ある程度温まるとよいと思う。しょうゆの香ばしい香りが好きな人はしっかりと焼きこむようにすればいいだろう。ニンニクが好きな人は、スライスしたニンニクをイワシに挟み込むようにして一緒に焼くといい。またいろんな香草もあれば加えて焼いてもいいのではないかと思う。

今回はお手軽(手抜きというか横着精神)に仕上げるということで七味唐辛子を食べる直前に「これでもか」というくらい振り込んだ。こんなに振りかける必要もないが、七味唐辛子ごときの辛さではたいしたことはないと断言できる。これほど振りかけても、舌がしびれたり、辛さのあまり涙が出てくることは決してない。

休日の昼、スパゲッティを切らしていて食材がない、などというときなどこれがあると便利である。とりあえずこれでビールを飲んでしのげるというわけだ。実際、この日は伊藤ハムのポールウインナー・ソーセージと6pチーズ、そしてこのサーディン缶のじか焼きをつまみにビール2缶を開け、その後ジン&トニックを飲んで昼寝をした。昼に炭水化物を抜くと、夕方お腹が減ってくるのも早く、おいしく晩酌に入れるという寸法だ。


≪ 「オイル・サーディンを食う」へ

【付記】
● ただしょうゆをたらして焼くだけ、の超手抜きオイル(ド)・サーディン調理法(?)ですが、これで結構うまいのです。一概には言えませんが、オイル(ド)・サーディンの缶詰は薄味であることが多く、そのままで食えるのですがちょっとしょうゆ味が加わったほうが美味。最後にできれば生レモンを絞り込むと、これまたうまいものです。


人気ブログランキングへ blogram投票ボタン
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

「オイルサーディン」しばらく、
食べていません。
ノーマルの味付けの無いものしか、
食べたことが無いので、日水の味付けを
探したくなりました(笑)
直火焼きイイネ!

Re: しょうちゃんさん

しょうちゃんさん、こんにちは! コメントありがとうございます。
日水の味付けと申しましても、ごく薄い塩味ですよ。
たぶん小イワシを塩ゆでし、それを油漬けにするわけですね。

日水のオイルサーディンのほかに、サンヨーというのもあります。
一度日水を味わってみてくださいね。
じか焼きは手軽でいいですよ!
焼いたらそのまま、皿に載せてすぐ食べられます。

^^

そう言えば。ここ何十年に渡って?
「缶詰め」の類を買ったことがありません。

昔はサバ缶・サンマの蒲焼?缶など。
けっこう好きで買っていたもんです。
考えるに「空き缶」が出るのが。
面倒になったのかもしれません^^;

紙パックのサバ缶?出ないかなぁw^^)/

No title

オイルサーディン・・・いいですよね。
前にも言ったかと思いますが、阿倍野のアポロかどっかの地下にあったバーの看板メニューで、こいつをオーブンに入れて、焼きあがったやつに刻んだねぎを載せてってやつがあって・・・私はいつもこいつでブラックニッカの水割りを2杯ってのがお決まりでした。確かそれで1000円とちょいと。晩酌には丁度って感じでした。

Re: ^^ ; waravinoさん

waravinoさん、こんにちは! コメントありがとうございます。
缶詰は保存食としては申し分ないもので、あると便利ですね。
かのナポレオン・ボナパルトが戦場で食糧不足に悩む兵士のために、
国民に知恵を借りる、という呼びかけをし、応募したのが始まりだとか。

サバ缶はやはりいいですね。安くて、うまい。
空き缶が出るのが面倒ですが、それでも乙山はいいんです。
いなばのカレー缶、けっこう驚きました!

Re: gatayanさん

gatayanさん、こんにちは! コメントありがとうございます。
阿倍野のアポロビルの地下にあるバー、なんとなくわかりますよ!
つまみ一品にウィスキー2杯で1000円ちょっと、というのはうれしいですね。
というか、それくらいがちょうどいいんじゃないかと思います。
いまはオイルサーディン缶が300円以上しますから、もう無理でしょうね。

先日、梅田の周辺で、とあるバーに入ろうとしたんですが、
ウィスキー1杯が1000円くらいで、あまりにアホらしくてやめました。
別のところでもベルギービールが(たとえばシメイが)1杯1200円……
いくらなんでもぼり過ぎですよ、これは。

梅田という場所代なのかもしれませんし、
そういう設定にすることで客層も決まるんでしょうが、
どうしても利用する気になれませんでした。

禁断のぉ

お魚の缶詰め、
特にイワシ、さんまのヤツ、
刻みネギにおろし生姜を入れて
ガスコンロに網ひいて
直火でGOっ!!
グツグツをどんぶりご飯に
タレごとぶっかけて山椒をパラリっ、
お替り間違いナシっ!
メタボも忘れる王道メシっ。
食欲の秋なりぃ〜。(^_^)

Re: 禁断のぉ ; 四の字固目さん

四の字固目さん、こんにちは! コメントありがとうございます。
いや本当、イワシ缶などをじか焼きするのは楽しいですね。
仰るような食べ方も、そそりますねえ!
お酒を断つ場合、やはり夕食は炭水化物をとりたくなります。
どうかお大事に!

No title

実は、食品庫に、この缶詰があるのです。
どう調理してよいか分らず、1~2年はあるでしょうか?
とても勉強になりましたよ。

北海道の人は、イワシをあまり調理する習慣がないので、(全く売ってないわけではない)どうやって食べて良いのか分りませんでした。
栄養価の高いオイルサーディーンをやっと、頂けそうです。

Re: かえるママ21さん

かえるママさん、こんにちは! コメントありがとうございます。
そうですか、日水のオイル・サーディンが食品庫に!
それはもったいないですねえ。

> 北海道の人は、イワシをあまり調理する習慣がないので、

やはり地域差は大きいでしょうね。
居酒屋で「ホッケ」が出るまでは、こちらで「ホッケ」を見たことありませんでした。
そういうものでしょう。

イワシはこちらでは非常に日常的な魚でして、
あまりに日常的すぎて、そんなに大事にされていない(?)ようにも思えます。
じきにイワシですら、高級魚になるかもしれません。

No title

缶を開けたままオーブン・トースターで加熱したらオイルに火が入って
えらい目にあった事があります、どうぞお気を付けください。

Re: KAZさん

KAZさん、コメントありがとうございます。
なるほど、オイルがはじけて電熱線の部分に行ってしまったのかも。
ご意見ありがとうございます。
プロフィール

只野乙山

Author:只野乙山

⚫︎ できれば「只野乙山=ただのおつざん」とお読みくだされば、と思います。

⚫︎ 文字中心のウェブログ。ほとんど一話完結で、どの記事をご覧になっても楽しめ(?)ます。文字数だけなら一冊の本に匹敵(凌駕?)するほどありますので、ごゆっくりどうぞ。

⚫︎ 下の「全ての記事を表示する」をクリックすると、全記事のタイトル一覧が出ますので過去記事を参照することができます。

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント

openclose

最新トラックバック
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

アーカイヴ

2017/08 (6)

2017/07 (9)

2017/06 (9)

2017/05 (9)

2017/04 (8)

2017/03 (9)

2017/02 (4)

2017/01 (1)

2016/06 (1)

2016/05 (13)

2016/04 (13)

2016/03 (20)

2016/02 (10)

2016/01 (11)

2015/12 (10)

2015/11 (10)

2015/10 (11)

2015/09 (13)

2015/08 (10)

2015/07 (11)

2015/06 (10)

2015/05 (10)

2015/04 (10)

2015/03 (11)

2015/02 (9)

2015/01 (11)

2014/12 (9)

2014/11 (10)

2014/10 (11)

2014/09 (10)

2014/08 (10)

2014/07 (10)

2014/06 (10)

2014/05 (11)

2014/04 (10)

2014/03 (10)

2014/02 (9)

2014/01 (11)

2013/12 (9)

2013/11 (10)

2013/10 (10)

2013/09 (10)

2013/08 (11)

2013/07 (10)

2013/06 (10)

2013/05 (10)

2013/04 (10)

2013/03 (11)

2013/02 (9)

2013/01 (11)

2012/12 (9)

2012/11 (10)

2012/10 (11)

2012/09 (10)

2012/08 (10)

2012/07 (10)

2012/06 (10)

2012/05 (11)

2012/04 (10)

2012/03 (10)

2012/02 (10)

2012/01 (9)

2011/12 (9)

2011/11 (10)

2011/10 (10)

2011/09 (10)

2011/08 (10)

2011/07 (9)

2011/06 (9)

2011/05 (10)

2011/04 (8)

2011/03 (8)

2011/02 (12)

2011/01 (12)

2010/12 (12)

2010/11 (13)

2010/10 (15)

2010/09 (15)

2010/08 (14)

2010/07 (16)

2010/06 (17)

2010/05 (21)

2010/04 (18)

2010/03 (20)

2010/02 (23)

2010/01 (27)

2009/12 (27)

2009/11 (27)

2009/10 (26)

2009/09 (24)

2009/08 (19)

2009/07 (21)

2009/06 (30)

2009/05 (26)