ピリ辛こんにゃく

Pirikara_Konnyaku_01.jpg
この間の健康診断は惨敗だった。と言っても気になるのは血圧のみで、その他の項目は大丈夫(血中コレステロール値はあまりよくない)なのだが、世界保健機構によると高血圧がいちばん危険が多いのだそうである。高血圧は自覚症状がないだけに「静かな殺し屋」(silent Killer)ともいうらしい。大丈夫だ、と自分勝手に思っていても、診断結果が悪くては事業(雇い)主が放っておいてくれぬ。

高血圧というのはよく言われる生活習慣病の一つで、肥満や運動不足、食生活の偏り、あるいは塩分の摂取過多や喫煙飲酒などが原因で引き起こされるという。いろいろな要素が絡まり合って高血圧になるので原因の特定は難しい。これを本態性高血圧と言って、高血圧症者の9割を占める。後は内臓障害などから高血圧になることがあり、これを二次性高血圧というのだそうだ。

思い当たることはたくさんある(というかありすぎる)のだが、内臓障害でなく生活習慣病ならば、少しずつ改善していけばなんとかなるのではないか、とも思う。じつは昨年の春先、原因不明の足痛に悩まされて以来、散歩やウォーキング、軽い走行を止めていたのだ。その結果、体重は増加傾向をはっきり示しており、例の「腹八分目作戦」だけではカロリー調整ができなかったようである。

夜の食事(晩酌)を野菜中心にして、運動をできるだけ行うようにして体重を落とすようにしたらどうだろう、と考えた。いきなり食べ物の量を半分にして、ランニングを開始する、などというような暴挙はしてはいけない。ある程度若い人ならそういうやり方もあると思うが、もう無理のきかない身体(年齢)になってしまったわけだから、無茶はできない。

一年かけて太ったのなら、一年かけて元の体重に戻すくらいの気持ちで取り組むのがいい。できれば元の体重に戻す以上のことができればいうことはない。そんなわけで、夜の食事は「高たんぱく質」かつ「低カロリー」でなければならぬ。その条件を満たす食品は大豆食品ではないかと思う。もともと豆腐は好きだから、できるだけ豆腐を食べるようにする。

同時に、できるだけ低カロリーを保ちながらもある程度食べた、という満腹感も味わいたい。何度も言うように、ダイエットをしているのだという気持ちは大事だが、実行に悲壮感が伴うようではいけない。いくら健康に良いものとはいえ、まずいものを摂り続けるのもあまり賛成できない。本当にゆっくりで良い、運動も食事も無理をしてはならず、あれっ、いつの間にか、という感じにしたい。

Pirikara_Konnyaku_02.jpgというわけで満腹感を補う手段として「こんにゃく」はどうだろう、と思った。こんにゃくをうまいとは思わぬが、おでんにしても煮物にしても、こんにゃくを好んで食べていたことを思えば、けっこういけるのではないか。そこで今回は、こんにゃくを使った料理を作ってみた。定番料理なので、レシピ検索でもすぐ出てくると思う。すなわち、「ピリ辛こんにゃく」である。

こんにゃくは白っぽいものや黒っぽいものなどいろいろあるので好きなものを選べばいいと思う。下拵えとしてまずこんにゃくを数分間ゆでる、というのがあるが、これも袋などを見て物によっては茹でずともよいものもある。茹であがったら水気を切り、表面に格子状の切れ目を入れると味の染みがよい。これは表面積を増やすのが目的なので、次に作るときは薄く切ってみた。どちらでもよいと思う。

その後、こんにゃくを空煎りして水気を飛ばすというのもあるが、これも好みで行えばよい。しっかり水気を飛ばすに尽きる、という意見もあるようだ。仕込みができたらフライパンを熱し、胡麻油を入れ、唐辛子を炒めるというか辛みを油に移す。熱すぎるとすぐ唐辛子が黒くなるのでご注意を。こんにゃくを入れ、ある程度炒めたらしょうゆ、みりん(と砂糖)、酒を入れて調味する。ここで焼肉のたれを少し使ってもいいだろうし、好みでコチュジャンや甜麺醤などを使うのもよい。

写真一枚目はしょうゆ、みりん(と砂糖)、酒、焼肉のたれで調味したもので、写真二枚目は初めに唐辛子を炒める段階で豆板醤と甜麺醤を加え、しょうゆ、みりん(と砂糖)、酒で味を調えた。豆板醤は入れ過ぎると辛くなるが、ある程度辛くしないと「ピリ辛」にならぬのでそこは好み次第で仕上げよう。汁気がなくなるまで炒める、とするのが多いが、ある程度汁気を残し、それをボウルに移すといういつもの方法で仕上げた。

ううむ、こんにゃくはやはりいいものだ。あまりにも地味だから自分ではあまりこんにゃく料理はやらなかったが、これがあるとある程度お腹もふくれるので「もう一品」などということにならずに済むというわけだ。それにしても以前は湯豆腐など完全に「前菜」扱いで、焼魚とか鶏肉を「メイン料理」としていたものだが、このところ湯豆腐がメイン料理になってしまった。それでも不満が残らぬように献立を考えるのがポイントでしょう。


【付記】
● こんにゃくと豆腐作戦だ、などと意気込むつもりはありません。楽しく、おいしくこんにゃくと豆腐を食べたいものですね。本来好きではありませんが、これと同時に特保印のお茶だとか、サプリメントの類も摂ってみることにしました。

なに、これはですね、例の「二次検診」対策なんですよ。二次検診で血圧をできるだけ低くしておかないと、有無を言わさず薬漬けにされてしまいますからね。だけどリスク回避のためにはそれもやむなし、という段階になっているのです。すでに降圧剤を投与なさっている方どうかお許しください、これは「最後の抵抗」になるかもしれません。

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No title

これはおいしそうですね。
ぜひとも我が家のメニューに採用したいです。
私も健康管理には気を使っていますが、同じ大豆食品でも納豆です。
関西の方々は納豆をあまり食べないのですね。

Re: mikitaka08さん

mikitaka08さん、こんにちは! コメントありがとうございます。
いつのまにか健康管理をしっかりしないといけない年齢(体)に、
なってしまいました。日頃の不摂生のつけが回ってきたのです。

これは身体が信号を発しているのですから、
それに耳を澄まして受け取らねばなりません。
ある意味で、これは感謝せねばならぬことかもしれません。

納豆はたしか水戸が有名でしたね。関東の発祥でしょうか。
納豆もそうですが、ある特定の発酵食品のにおいが頭痛を誘発しまして、
味がどうの、という前に身体が受け付けぬ次第です。

納豆が大好きな方にはなんだか申し訳ない気持ちがあります。
味自体が嫌いとかいうわけではないので、
乾いたタイプの納豆を食べてみたいと思っています。

No title

> 例の「腹八分目作戦」だけではカロリー調整ができ
なかった

 それ、他人事じゃないんですよ。作戦を立てたわけ
ではなく、自然に食べる量が減ったにもかかわらず、
体重が減らないんです。血圧のほうはちょっと高めと
いう程度で、降圧剤は一日一錠(むかしはむしろ低血
圧症だったのに……)。

 部屋にこもって活字をにらんでいるため、運動不足
が原因のひとつなのはハッキリしているんですけど、
どうもそれだけではなさそうです。若いときは運動し
なくてもガリガリにやせていましたから、例の基礎代
謝というのが関係しているのかもしれません。

 このままではえらいことになりそうなので(笑)、い
ま手がけている作業が終わったら、少し歩かなくては。

 コンニャクはきらいじゃありません。特におでんの
コンニャクは好物です。ぼくもコンニャク作戦を考え
てみようかな。

Re: 薄氷堂さん

薄氷堂さん、こんにちは! コメントありがとうございます。
高血圧でこんなに悩むことになるとは思ってもいませんでした。
だけどこれが現実、受け入れるほかありません。

じつは昨年の今頃、初めて降圧剤を投与したのですが、
あまり血圧が下がらず、二種類目で面倒くさくなり、
医者に行かずじまいになってしまったのです。

運動をせずに低カロリー生活をすると、仰るように基礎代謝が低下します。
これは、できるだけ無駄なカロリー消費をしないように作用するためです。
一番よいのはやはり運動をすることでしょうが、なかなか難しいですね。

自分は、本態性高血圧だと思い込んでいますが、肝機能低下など、
ひょっとしたらわからずにいることも関係している可能性があります。
いろんなことが絡み合っているだけに、特定は難しいですね。

高血圧を続けていると、心臓の負担が大きくなって心筋梗塞……
あるいは血管そのものがやられて脳卒中……
恐ろしいことばかり、聞かされております。

No title

関東はところてんを酢醤油で食べるのですが
昔、白滝を酢醤油で食べましたよ。
酢醤油の好みにも寄りますが
たまに食べる分にはよろしい感じです。

Re: 根岸冬生さん

根岸さん、こんにちは! コメントありがとうございます。

> 昔、白滝を酢醤油で食べましたよ。

なるほど、それは鍋に糸こんにゃくを入れ、
ぽん酢で食べるというのに似た感じですかね?
かなりさっぱりした味わいになるような感じがします。
それもいいアイディアのようですね。

No title

こんにゃくは、とてもいいらしいですね。デトックス食材を中心に、健康を取り戻されることを、祈ってますよ。
お豆腐もいいですね。
かえるまま、先日、一人ご飯がなくて(一人分作るのも面倒で)冷や奴を食べましたが、お腹もいっぱいになり、低カロリー高タンパクで良かったです。

Re: かえるママ21さん

かえるママさん、こんにちは! コメントありがとうございます。
高血圧対策が中心ですが、高脂血症なども視野に入れております。
何が原因でそうなるのか、つきとめねばなりません。

こんにゃく、一応毎日食べてます!
それほど苦痛ではないのですが、ピリ辛こんにゃくだけでは困りますので、
何か他の料理も考えてみたいと思います。

豆腐も湯豆腐だけではね。
何か他の料理もしなければ。
できれば楽しく、おいしくいきたいですね。

No title

記事を拝見しました。

こんにゃくといえば田舎の夜店で、薄く切ったこんにゃくを田楽のようにして食べたのを思い出します。
つける味噌は甘辛い塩梅のモノで、串カツのソースと同じで2度づけ禁止でした。
今食べても旨いものじゃないと思いますが、子供の頃は喜んで食べてましたね。

記事を拝見してやってみたくなりました。
今晩でも・・・

Re: Noriさん

Noriさん、こんにちは! コメントありがとうございます。
ははあ、こんにゃくの田楽ですね。それはシンプルでよいですね。
田楽味噌さえ用意しておけば、後はこんにゃくを温めるだけ。
ただ温めるだけでもよいでしょうし、出汁で少し煮る感じにしてもよさそうですよ。
たいへんいいヒント、ありがとうございます!

No title

こんにゃくって結構お酒のアテにいいですよね。ピリ辛ならなおさら。
年齢とともに衰える代謝機能にはエクササイズや腹七分目あたりの実践しかないのでしょうか。コテコテ料理とさよならするのは寂しい気持ちになります。ですが命も気なるのは人間の性ですね。お大事にして下さい。

Re: 一生喜劇さん

一生喜劇さん、こんにちは! コメントありがとうございます。
ううむ、ある年齢に達したら、それこそ気合を切れないとならぬ時があります。
乙山はそれを、できるだけプラス方向で考えたいわけで、
これを機会にダイエットできれば、とか、何か他の節制になることができれば、
などと考えているのです。お気遣いありがとうございます。
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