昆布豆

SeeweedAndSoyBeans.jpg
自分でも地味だ、あまりにも地味だと思わぬわけでもないが昆布豆である。ふだんは五目豆を作ることが多いのだが、忙しい時期、つい具材を切らしてしまったけれど豆と昆布だけはあったので、それなら昆布豆を作ってやろうじゃないか、と相成った次第である。たしかに昆布豆は地味だが、たんに大豆を煮て、それをみりんとしょうゆ漬けにしたものも意外とうまいのである。

大豆は軽く洗った後一晩水に浸して戻しておく。翌日、これを10分ほど煮るのだが、その都度ていねいに灰汁をすくいながら行ったほうがいい。保温調理器を使う場合、6分ほど煮込んだら保温調理器に移し替えて30分ほど放置する。この手続きが面倒くさい人は「水煮大豆」なるものが販売されているのでそれを使っても一向に構わないと思う。

水煮大豆を作っている間、削り節と昆布(私=乙山は粉末昆布を使っている)で出汁をとる。これも面倒くさい方は粉末出汁の素があるのでそれを使ってもよいと思うが、本物の出汁を引くとやはり一味違うものができるのでぜひ出汁をとることをお勧めする。出汁も、決して煮立たせてはいけないとか、コーヒーのドリップのようにしたり、ポットで紅茶を淹れるようにやる方法などがあるので各自好みにすればよい。

水煮大豆を鍋に入れ、出汁を入れて煮込んでいくのだが、あまり煮汁が多過ぎるのは困りもの。酒とみりん(甘みが欲しい人は砂糖)を先に入れてしばらく煮込み、後で淡口醤油を入れる。5~6分煮込んだら保温調理器に移すが、この段階で昆布を投入する。昆布の種類にもよるけれど、肉厚の上等なものを使わぬ場合、あっという間に昆布の形が崩れてしまうので注意が必要だ。

保温調理器で30分~1時間ほど放置した後、もう一度火を入れて煮上げる。これもだいたい5~6分程度で済ませてしまいたい。この煮上げの作業は汁けをなくすことが目的で、味をしみ込ませるために行うのではない。煮上げてしまったら、ボウルなどを用意してそこに移し替えてしまう。できるだけ早く冷ますのが目的で、この冷める段階で味が入っていきます。

冷めた段階でもう食べられるので、200g程度のジャム瓶などに移し替えれば冷蔵庫で4~5日保存することができる。すぐに食べないのであれば、それを冷凍保存するとよい。瓶詰めして冷凍すれば、かなり長期間保存することができると思う。カチカチに凍ったものでも、室温で数時間あれば解凍できるし、急ぐ人は湯煎にすればすぐ食べられる。

写真の昆布豆、なかなかうまくいったんじゃないだろうか。昆布がちゃんと原形を保っているのがおわかりになると思う。色を見れば、この昆布豆がかなり薄味であるのが想像できるのではないかと思うが、食べてみるとかなりの薄味である。だけどまあ、これくらいでいいのではないか。市販の煮豆とか昆布豆は、いささか甘くなり過ぎているように思うのは私だけだろうか。

高たんぱく質で低カロリーの食事を心がけねばならぬ。いやね、今年の健康診断、あれこれ無駄あがきをしたわりに惨敗だったんです。とくに血圧がね、去年の数値より高めに出てしまいまして。朝計ったときは大丈夫で、健康診断前に計ったときもさほどではなかったのに、本番の計測では「えっ」と言いたいくらい高かった。まったく、嫌になりますよ。というか、手を打つのが遅すぎたのかもしれません。やはり最低、健康診断の一か月前から何らかの処置をしておく必要があったのです。


【付記】
● 人に話すと「病人食」とか「老人食?」とか言われそうな食生活の「はず」ですが、なかなか血圧の正常値をクリアすることはできません。そういえば体重も増加傾向にあったので、そのぶんまともに出てしまったのかもしれません。

人気ブログランキングへ blogram投票ボタン
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

記事を拝見しました。

大豆を煮たものは旨いですよね。
特に煮たてはおいしくて、何の味付けも要らない位です。
買ってきたものは味付けが濃くてあまりおいしくないので、自分で作るのは良いですねぇ。

ただ時間がかかるので、誰しもというわけにはいきません。

乙山先生の手間を惜しまない料理にはいつも脱帽です。

Re: Noriさん

Noriさん、こんにちは! コメントありがとうございます。
本当、大豆を煮て、それを醤油漬けにしただけでもうまいです。
昆布豆、さほど時間はかかりませんよ。

休日などを利用して、さっと作るのですが、
できるだけ時間のかからぬもの、きんぴらとかが多いです。
ふだんも山芋を切って、それに梅と鰹節、ぽん酢を合わせたもので和えたりとか。
横着なので、できるだけ短い時間でできるものばかり、食べているのです。
プロフィール

只野乙山

Author:只野乙山

⚫︎ できれば「只野乙山=ただのおつざん」とお読みくだされば、と思います。

⚫︎ 文字中心のウェブログ。ほとんど一話完結で、どの記事をご覧になっても楽しめ(?)ます。文字数だけなら一冊の本に匹敵(凌駕?)するほどありますので、ごゆっくりどうぞ。

⚫︎ 下の「全ての記事を表示する」をクリックすると、全記事のタイトル一覧が出ますので過去記事を参照することができます。

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
最新記事
最新コメント

openclose

最新トラックバック
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

アーカイヴ

2017/11 (6)

2017/10 (9)

2017/09 (9)

2017/08 (8)

2017/07 (9)

2017/06 (9)

2017/05 (9)

2017/04 (8)

2017/03 (9)

2017/02 (4)

2017/01 (1)

2016/06 (1)

2016/05 (13)

2016/04 (13)

2016/03 (20)

2016/02 (10)

2016/01 (11)

2015/12 (10)

2015/11 (10)

2015/10 (11)

2015/09 (13)

2015/08 (10)

2015/07 (11)

2015/06 (10)

2015/05 (10)

2015/04 (10)

2015/03 (11)

2015/02 (9)

2015/01 (11)

2014/12 (9)

2014/11 (10)

2014/10 (11)

2014/09 (10)

2014/08 (10)

2014/07 (10)

2014/06 (10)

2014/05 (11)

2014/04 (10)

2014/03 (10)

2014/02 (9)

2014/01 (11)

2013/12 (9)

2013/11 (10)

2013/10 (10)

2013/09 (10)

2013/08 (11)

2013/07 (10)

2013/06 (10)

2013/05 (10)

2013/04 (10)

2013/03 (11)

2013/02 (9)

2013/01 (11)

2012/12 (9)

2012/11 (10)

2012/10 (11)

2012/09 (10)

2012/08 (10)

2012/07 (10)

2012/06 (10)

2012/05 (11)

2012/04 (10)

2012/03 (10)

2012/02 (10)

2012/01 (9)

2011/12 (9)

2011/11 (10)

2011/10 (10)

2011/09 (10)

2011/08 (10)

2011/07 (9)

2011/06 (9)

2011/05 (10)

2011/04 (8)

2011/03 (8)

2011/02 (12)

2011/01 (12)

2010/12 (12)

2010/11 (13)

2010/10 (15)

2010/09 (15)

2010/08 (14)

2010/07 (16)

2010/06 (17)

2010/05 (21)

2010/04 (18)

2010/03 (20)

2010/02 (23)

2010/01 (27)

2009/12 (27)

2009/11 (27)

2009/10 (26)

2009/09 (24)

2009/08 (19)

2009/07 (21)

2009/06 (30)

2009/05 (26)