気になる物体(1)

〈遊歩者 只野乙山〉 不定期刊行物
【気になる物体たち】



懸案物件1:大阪、上本町六丁目にて

Yamatake_FriedFoods.jpg

肉屋さんの揚げたてコロッケはおいしい。
つい店頭で買ってその場でかじりたくなる。
この店も55円でコロッケを売っていて、人気があるようだ。
だけど「グリル」って「炙り焼き」のことでしょう?
どうみても全品揚げものみたいな気がするんですけど。



懸案物件2:大阪の地下鉄にて

Notice_130426.jpg

この手の注意書きは業者に外注するものもあるが、
中には自分で作成するものも多いのではないか。
うむ、「原稿用紙の正しい使い方」を守る律儀な性格と見た。
どうしても一字下げて書きださずにはいられないのだ。
そのわりには「また」の後の改行と、
次にいきなり「ので」とくるのが気になって仕方がない。
せめて「なので」くらいはできないものだろうか。



懸案物件3:大阪、谷町九丁目にて

Hotel_Benkyobeya.jpg

いったい何を勉強するというのだろうか。
早撃ちが賞賛されるのは西部劇の中だけである。
自覚する者は事前に入念な……ちがうちがう、何を言っているのだ!
街中にこのような建築物が平然と存在していること、
これも一つのガラパゴス的なるものということだろうか。


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【付記】
● 物件1の気がかり度は1/5程度でしょう。物件2は2/5で、物件3は4/5くらいでしょうか。某日、十三の立ち飲み〈十三屋〉を出たとき、あの飲食店がひしめく猥雑な通りを赤いランドセルが二つ、並んで通過していくではありませんか。デジタル写真機を持っておらず撮影はかないませんでしたが、それこそ近頃最も気になったものでした。

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No title

そういえば、大阪の地下鉄には
「指詰め注意」とあって
なんって、直接的な表現だと思ったことがあります。

No title

おひさしぶりでございます。
世の中には不思議なものがたくさん。
あまり突き詰めて考えないほうが疲れなくて済みますよ、きっと。
でもこの企画はオモロいです。
真ん中のポスターなんか、なんていい加減な。
作った人のいい加減さ具合がでていますよ。
お茶目な感じがするのは関西らしくていいな。
ぼくなんか若い頃、〈さしすせ荘〉というアパートに住んでましてね、
パンチがきいたネーミングにうっとりですよ。

そうそう、オールドグランダットの114、いい酒です。
最近、1杯だけ飲んで酔っています。57度の強者ですわ。
未だ寒い札幌。いやんなっちゃいますよ。

HOBO

こんにちは。
このシリーズ、いいですね!

私も街中、田舎の道端問わず妙な看板や掲示物を撮って楽しんでいます。

大阪特に市内では「べんきょう部屋」の様なベタなネーミングには事欠きませんね。

また楽しみが増えました!
次回も楽しみにしています!


No title

大阪市地下鉄はたまにおかしなことをやりますね。以前も「社内での携帯電話の使用はおやめくださいますようご協力よろしくお願い申し上げます」というへりくだり過ぎた車内放送をやっていた記憶がありますが、誰が台詞を考えるのでしょう。
そう言えば公園にも「ここでのバーベキューは他の人の迷惑になりますのでおやめください」という看板がありましたが「この公園ではバーベキューは禁止です」とはいえないものなのでしょうか。

探せばまだまだ面白いのが見つかりそうな大阪市ではないですか(*^_^*)

ある‥ある‥。

格式高い喫茶店、
「支留比亜」。(怖わっ)

東京浜松町の九州料理店、
「ハラホロヒレハレ」。
(電話するとちゃんと噛まずに言えてます。)

東京恵比寿のスナック、
「訳あり」。
(きさくでお値打ちな店です。)

おとなのお風呂屋さん、
「裸の王様」。
(岐阜にありました。)




Re: 根岸冬生さん

根岸さん、こんにちは! コメントありがとうございます。
「指を詰め注意」って……闇世界の慣習じゃないんだから!
どんな注意書きなんだ、っていいたくなりますよね。

Re: HOBOさん

HOBOさん、こんにちは! コメントありがとうございます。
どうもどうも、お久しぶりです!
例の注意書きは、たぶん外注じゃないかもしれませんよ。
もし業者だとしたら、乙山なら絶対二度と依頼しませんね。
市営地下鉄職員が、自分で拵えたんじゃないでしょうか。

> ぼくなんか若い頃、〈さしすせ荘〉というアパートに住んでましてね、
> パンチがきいたネーミングにうっとりですよ。

それ本当ですか、っていいたくなるほどですね!
近頃〈**荘〉という名前の物件も少なくなりましたね。
それどころか〈**ハウス〉も少数派になりました。

オールド・グラン・ダット114、また強烈なやつを!
ああいうのを一杯やって寝る、ってのがいいかもしれませんね。
ついこの間、札幌でものすごい吹雪の中、車を走らせている方の
ウェブログ記事を拝見したのです。まだ寒いでしょうね、
くれぐれもお大事に、お母様のこと、うまくいくようお祈りします。

Re: タンロンさん

タンロンさん、こんにちは! コメントありがとうございます。
この企画、気になる物件がある程度たまらないと記事になりませんから、
不定期刊行物になってしまいます。

乙山は大阪市生まれで、あのようなホテルには耐性がありますが、
そういうものがない街も多いでしょうし、驚かれる方もあるかと思います。
「世界は二人」とか「夜間飛行」など、いやまったく笑わせてくれますね。

面白いものがあったと思ったら、デジタル写真機を持っていないとか、
うまくいかないものですねえ。

Re: 一生喜劇さん

一生喜劇さん、こんにちは! コメントありがとうございます。
おそらく、言い切り型の車内放送にするとどこか高圧的に聞こえ、
なんだか偉そうなので文句を言う人も結構いるんじゃないでしょうか。

役所や警察、交通機関などで職員が少し失敗すると、
もう鬼の首を取ったかのようになる人もいたりしますからね。
いろいろ考えた末の台詞かもしれませんよ。

仰るように、突っ込み所が満載の大阪市。
突っ込みを待ってるのかも(?)しれません。

Re: ある‥ある‥。 ; 四の字硬目さん

四の字硬目さん、こんにちは! コメントありがとうございます。
いやいや、屋号って本当に興味深いものですね。
その店を、経営者を、うまく表していて、思わず唸ってしまうものから、
なんだそれ、といいたくなるようなものまでありますものね。

乙山の住む町に「頓珍館」という料理屋がありまして、
初めて目にしたとき、どうも自分のための店のような気がして、
ついふらふらと入店してしまいましたよ。

No title

この「べんきょう部屋」って、奈良にもありますよ。本当に何を勉強するんですかねえ・・・

マジメな僕は、若いころは一度はここに行ってしっかり勉強してみたいなどと思っていたのですが、いまだその大志は果たせていません。

Re: gatayanさん

gatayanさん、こんにちは! コメントありがとうございます。
えっ、本当ですか? 奈良にも「べんきょう部屋」が!
ううむ、何なんでしょうね、ひょっとしてオーナーが同じ人だったりして。

一度だけこの種ホテルのオーナーという人物に会う機会がありましたが、
別にその筋の人というわけではなかったように思います。
まあこれは、果たさなくてもいい大志のように思えますけど。

奈良のこの種ホテルといえば阪奈道路とか国道25号線沿いしか思い浮かびません。
周りは田んぼや畑なのになぜかホテルが、という感じでしたね。

No title

 これはおもしろい。楽しませていただきました。
大阪にはこの手の物件がどっさりありそうですね。

 電車の注意書きにかぎらず、この種の注意書き
の多くには致命的な欠点があります。ゴタゴタと
余計なことを書きすぎるんですね。「駆け込み乗
車厳禁」だけでよろしいかと。

 「HOTEL べんきょう部屋」ねえ。大阪に行く機
会があったら泊まろうかな。誤解しちゃいけませ
ん。もちろん辞書と本を抱えてね(笑)。

Re: 薄氷堂さん

薄氷堂さん、こんにちは! コメントありがとうございます。
いや、本当に仰る通り、大阪にはこの手の物件が多いですね。
とくに個人商店の手書き掲示板なんて、味わい深いものがありますね。

歩いていると、つい内側を眺めてしまう癖がありまして、
面白いものがあっても通り過ぎてしまうだけ、ということもあります。
今後、ウェブログの種だと思って、いろいろ目を向けていこうかと。

この手のホテルは、連れがいないと断られる場合もあるそうですよ。
どうしてだかわかりませんが、男性一人というのを嫌うようです。
なにぶん詳しくないものでして、ひょっとしたらすんなりいけるかもしれません。

No title

遅ればせながらのコメントを・・・

よそ者の目から見ると大阪市内はかなり面白いですよね。
天王寺の周辺部のカオス加減はなかなか面白いです。
有名なお城の看板とか面白すぎて危険な香りがします・・・

足を踏み入れ難いエリアもそこここにありますし。
京橋のあたりでコンビニに行くのに何度もポン引きに・・・

Re: Noriさん

Noriさん、こんにちは! コメントありがとうございます。
そうでしょうねえ、大阪市は、とくに阿倍野と天王寺辺りは、
寺院と例のホテル、現役の遊*と霊園が隣り合わせになっていますし、
ホームレスの人が寝転がっている傍ら、フリーで商売をする国籍年齢不詳の女性が……

乙山はそのあたりに住んでおりましたので、なんともありませんが……
やはり慣れぬ方は異様に思うことも多いのではないかと思います。
西に下れば(本当に土地の高低差があるのです)、
日本で唯一、暴動の起きる街もあります。

ですが新世界あたりはどうやら観光地化しているようですし、
怖いもの見たさでそのあたりを訪れる人もあるかもしれません。
プロフィール

只野乙山

Author:只野乙山

⚫︎ できれば「只野乙山=ただのおつざん」とお読みくだされば、と思います。

⚫︎ 文字中心のウェブログ。ほとんど一話完結で、どの記事をご覧になっても楽しめ(?)ます。文字数だけなら一冊の本に匹敵(凌駕?)するほどありますので、ごゆっくりどうぞ。

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