手抜きカレーを作る

CurryRice_20120912.jpg
まだ30℃を超える日が続いているので秋という感じがあまりしないのだが、それでも朝と夜はずいぶん過ごしやすくなった。日中の暑さは彼岸過ぎまで続きそうな感じがして、たまらんなあ、とつい呟きたくなる。休日の昼食なども何かあっさりしたもので済ましたくなるのだが、どういうわけかカレーは暑くても食べられる。そんなわけで、カレーを作ってみました。

自家製本格カレーよりレトルトカレーのほうが旨いという意見の持ち主としては、そんな面倒くさいことをせずともレトルトカレーを食っていればいいではないか、と思わぬでもないのだが、冷蔵庫にじゃがいもと人参と玉ねぎ、鶏肉があったのだ。というか、これは他日鶏じゃがを作った残りものである。これらを一掃せんがためにカレーを作ったといったほうがいいのかもしれない。

男がカレーを作るぞ、となるといろいろ凝ったものを作りがちになるのだが、今回はそのようなことを一切せず、キャンプで作ったカレーなんかを思い出しながら出来るだけ手をかけずに作ろう。材料は上記のものに加えて、チューブ入りの生姜とにんにくを使用した。もちろん即席カレールウも必要である。

鍋に油を熱し、生姜とにんにくを軽く炒め、そこに鶏肉を入れて炒める。さらに野菜類を投入して軽く炒め、水を入れて沸騰したら弱火で3分ほど煮込み、後は保温調理器に入れてしばらく寝かせておく。じゃがいもや人参の大きさにもよるが、30分ほどで火は通るので、そこに即席カレールウを溶かしていく。そのまま放りこんでも何の問題もないと思うが、味噌こしなんかを使ってカレールウを溶かし、とろみがつくまで弱火で煮たら、出来上がり。

今回は具材を小さめに切りそろえているが、これは保存するときに瓶詰めするのが楽だという単純な理由からである。何人かいてその時に食べ切ってしまうのであれば、具は大きいほうが楽しいと思う。さて食べてみると、思わず唸ってしまうような美味であるはずもなく、いかにも家庭で作りました、というような味である。何の工夫もしていないのだから当然といえば当然なのだが、それでもそこそこ食べられるようになっているのがありがたい。

玉ねぎを茶色になるまでていねいに炒めた物を使うとか、牛肉を炒めた後にたっぷり赤ワインを投入する、あるいはリンゴをすりおろしたものを入れるとか、マンゴーチャツネを使う、しょうゆやチョコレート(ココアパウダー)を少しだけ入れるなど、手作りカレーをおいしくするためにいろいろ工夫なさる方もいらっしゃることだろう。「我が家の隠し味」なるものもそれこそ百花繚乱のごとくありそうで楽しい。

ところでレトルトカレーはだいたい180g~220gにてパッケージされており、一人前をその見当で見積もって200mlの瓶に入れて冷凍保存、後日それを解凍してご飯にかけて食べたところ、どうもご飯に対するカレーの分量が少なくなってしまった。おかしいなあ、と首をかしげてしまうのだが、よくよく考えてみるとレトルトパックのカレーは具が少なめでカレーソースが主成分なのであった。

後日、そのあたりをよく考えて具を少なめにし、さらに栄養価を高めるために水の代わりにトマトジュースを使ってカレーを作ってみたら、なんだかハヤシライスとカレーライスを半分ずつ混ぜたような不思議な味わいの食べ物になってしまった。それはそれでおいしいのだが、カレーはやっぱりある程度辛くないとねえ。トマトジュースを半分だけにして、そこにカレー粉をすこし投入してみようかな、などと考えている。


【付記】
● ちなみに写真のカレーはトマトジュースで作ったカレーではなく、水で煮たお手軽カレーです。
自分でカレーを作ると、どうしても具材がたくさん入ったものになりがちですね。保存するときもあまり考えずに大きめの容器にそのまま、というのがいいのかもしれません。後に100円均一店で250ml入りのガラス容器を見つけたので、とりあえずはそれを使ってカレー1食分を保存しています。

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No title

カレーの場合、レトルトの完成度が高いんですよね。
だからだんだん作らなくなる。
昔は、いろいろな工夫をしたものですが
チョンガーになると自分のためにそんな努力はしませんね。

Re:根岸冬生さん

根岸さん、こんにちは! コメントありがとうございます。
いや仰る通りで、自分で作った場合、よほどのことをしないと
レトルトカレーを超えることができません。

だれかにふるまうのならまだしも、自分で食べるだけなのに、
そこまでお金や手間をかけることはありませんね。
だからここはできるだけ手軽に、しかも安く作るわけなんです。

それでもけっこうなお値段になるわけでして、だったら
レトルトの70円台カレーと変わらないじゃないか、となります。
ただレトルトカレーは具材が少なめなので、野菜などを炒めて
追加してやるのがいいかもしれませんね。

No title

こんばんは。

面白いことを書いてらっしゃいますね。

レトルトのほうがおいしいですか・・・
わかるような気がします。
最近、いろいろと種類が増えて選ぶのも楽しいです。

私の場合、誰かがつくったカレーはおいしく感じるのですけど、
なぜか自分でつくるとおいしく感じないです。
しかも毎回味が違うような気がします。なぜでしょうね?
子どもが簡単につくったカレーはおいしく感じるのですよ、不思議です。

鶏肉を使う場合、私は、甘目に仕上がるような気がします。
ちょっと肉にひと手間をかけたほうがおいしいかもしれませんね。
ヨーグルトにつけておくといいとか、カレー粉をもみ込むとか・・・
(我が家は主人はチキンを嫌うので、滅多にチキンでつくらないので
アドバイスはできませんが・・・)

前から気になっていたのですけど、
ご家族の分ではなく、おひとり分だけをつくられているのですか???
こんな質問していいのか悪いのか・・・すいません!(>_<)

Re:りーさん

りーさん、こんばんは! コメントありがとうございます。
家で作ったカレーがだめだと言いたいのではないのですよ、
レトルトカレーがよく出来ているなあ、ということなんです。

だれが作ろうと、食べたその時おいしかったら、それでいいんです。
レトルトカレーは開発と製造にかかわる
専門の業者が練りに練って作ったもので、よく出来ています。

実際に作ってみて、あの味を超えられるのか、となると別問題。
それができたら専門店を開けるほどではないかと。
乙山の私生活のことはあまり面白みがないでしょうし、
文字になったものから想像にお任せ、ということで!

No title

根岸さんがおっしゃるようにボンカレー・・・いや、レトルトカレーというのが正しいのでしょうが
私たちの世代はついこういってしまいます・・・の水準を越えるのはかなりハードルの高いことで・・・

かつて、チキンラーメンの開発にかかわった方がおっしゃってました。プロの中華料理の専門家が何人も面を突き合わせ何日もかかって考えて作った味に、素人がそんな簡単に追いつけるはずがない・・・と。

その言やよし・・・今日、専門家の専門家たることが妙に軽んじられているような気がしてなりません。


No title

私の場合、レトルトや缶詰って「いざという時の命綱」という意識が強く
つい戸棚の奥にしまい込んでしまいがちです・・・
(で、いつの間にか賞味期限が切れていたり(^^;)

「残り物一掃カレー」、家庭料理の王道ですね(笑)
まぁ本家インド辺りではカレー=単にスパイスを使った日常的お惣菜みたいですし
構える必要なんて全く無いですよね~♪
私も昔は玉ねぎを茶色になるまで炒めたりしましたが、最近は全くです(^^;)

Re:gatayanさん

gatayanさん、こんにちは! コメントありがとうございます。
いや本当、レトルトカレーはよく出来ていますね。
あれを超えることができるなんて、夢にも思わないところです。

ボンカレーは今や一流ブランドカレーでして、
レトルトカレー市場全体の中では安い方かもしれませんが、
乙山がいつも常用している物に比べると高級です。

一袋=70円台の安いレトルトカレーですが、
食べるたびに「うまく出来てるなあ」と感心してしまいます。
家庭の味は、やはり作った人の顔がわかるから、おいしいんでしょうね。

Re:zumiさん

zumiさん、こんにちは! コメントありがとうございます。
レトルトや缶詰に頼ることも多い乙山です。
なにしろ料理しなくていいのがいちばんです!

家庭の場合、ほとんど工夫しなくても、
けっこう食べられるものに仕上がるのが助かりますね。
だけどあれこれ工夫するのもまた楽しいもんです。

茶色になるまで炒めた玉ねぎ、それを使ったオニオングラタンスープ。
乙山の得意料理なんです。けっこう、おいしいんですよね。
寒くなってきたら、厭わずに玉ねぎを炒めてみようかな。

途中、ガラス容器に入れて電子レンジで加熱すると、
茶色というか飴色になるのが速くなるんですよ。
まったく、手抜きのことばかり考えている乙山です。

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Re:鍵コメント

いいんですよ。
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只野乙山

Author:只野乙山

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⚫︎ 文字中心のウェブログ。ほとんど一話完結で、どの記事をご覧になっても楽しめ(?)ます。文字数だけなら一冊の本に匹敵(凌駕?)するほどありますので、ごゆっくりどうぞ。

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