バートン・ジンでジン&トニックを

BartonGin_GinTonic.jpg
梅雨が明けぬままとうとう7月になった。現在室温はだいたい27℃くらいで、たまに晴れて日光が届くと29℃にまで上昇することもある。100円均一店でもとめた網戸クリーナーを使って、冬の間は使わずにいたベランダの網戸をきれいに掃除し、同時に玄関網戸を使って開放する。こうすると、外の音は多少うるさいけれど、風通しが良くなって過ごしやすくなるのだ。

事実、去年はエアコンを一度も稼働しなかったくらいで、今年もその伝でやり過ごせたらいいなと思う。節電の精神なのか、たんに電気代を払いたくないのか、いったいどっちなんだろう、などと思うが自分の中では答えは一つである。それはどうあれ、対外的には節電におおいに貢献しているはずで、しかも保温調理器を使い倒しているので「省エネルギー生活者優良モデル」として関西電力と大阪ガスからダブル表彰してもらっても不思議ではない暮らしぶりなのだが、両社からちっとも連絡がないのはどういうわけだろう。

気温が上がってくると、帰宅後や休日の昼下がりの一杯としてジン&トニックを飲みたくなる。今年はシュウェップス・トニックウォーターをネット通販で2ケースまとめ買いした。一日一杯だけ飲んでいるけれど、二日で一本消費するペースなので計算上(24本×2ケース×2=96日分)は9月いっぱいまでジン&トニックを楽しめるはずである。近所の業務用食料品店にメキシコ産ライムが2個=200円で売っていたのでこれも忘れずに買っておいた。

本物のジン&トニックはライムを入れないそうであるが、本物にこだわる必要はないのでライム1/6カットを絞り、そのままグラスに落とし込んで飲むようにしている。高級なジンは、その香りを楽しみたいのでストレートか氷を入れて飲むか、あるいはジン・リッキー(ジンの炭酸割りとたっぷりの生ライム)で飲めばいいだろうけど、通常レベルつまり1本=1000円前後のジンであれば、それほどジンそのものの香り云々は気にしなくていいのではないか。

今回は近隣の量販酒店で見かけた〈バートン・ジン〉というものを使ってみた。なにしろ安いジンで、1リットル=960円である。ふつうはだいたい700ml=1000円前後だから、このジンがいかに安いかおわかりになると思う。やれやれ只野乙山もついにここまで来たか、などという声がどこからか聞こえてきそうであるが、今は臥薪嘗胆の気分である。生きているといろいろなことがあり、どうしても臥薪嘗胆という言葉を思い起こさずにはいられないときがあるものだ。

とまあ言い訳はそれくらいにして、早速ジン&トニックを作ってみましたよ。アメリカ産のジンのようだが、どういうわけかラベルに小さく〈LONDON EXTRA DRY〉などと書いてあるではないか。アメリカ産なのにロンドンとはいかなる了見なのか不明だが、BARDSTOWN, KY. LOS ANGELES, CAなどとあることから、このジンはアメリカ西海岸の雰囲気がある(?)のだろうか。そのイメージは、これからの暑い季節になんとなく合っているように思える。飲んでみると、うむ、これはまぎれもなくジンである。ではあるのだが、いささか香りが物足りない気がしないでもない。

だけどまあ、ジン&トニックにして飲むのなら、これでじゅうぶんではないだろうか。香りの弱さも、あの松脂臭い匂いが何ともね、というジンが苦手な人にはかえって好都合なのかもしれない。なのでジンが苦手な人のためのジン、と言えそうだ。観光地あたりにありそうないかがわしい店だったら、ボンベイ・サファイアとかタンカレーのボトルにこれを詰めて、涼しい顔をして客に出しているのかもしれぬ。たとえそうされたとしても、たぶんそれに気づかぬのが私(乙山)なのです。


【付記】
● 好みにもよりますが、〈バートン・ジン〉は許容できる最低基準をクリアできているのではないかと思います。なのでまた買ってもいいかな、と思える出来だと言えましょう。こういうジンを飲みつけると、ビーフィーターとかタンカレーを再び飲んだとき、それがあたかも神品のごときものと感ぜられましょう。安酒を飲む最大の恩恵は、実はそのあたりにあるのかもしれません。

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tag : バートン・ジン ジン・トニック

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No title

 暑くなるとうまいのがジンですね。とてもさわやかで、気分がスッキリし
ます。こちらはまだそう気温が高くないので、ジンがおいしくなるのはも
う少し先です。

 アメリカ産なのにロンドンというのは、製法が英国式だよということでしょ
うか。まあ、何式でも飲んじゃうから、かまわないといえばかまわないん
ですけど。

 臥薪嘗胆ですか? 乙山さんの場合はジンの空き瓶を並べて、臥GIN
嘗胆じゃありませんか? 肝はオツな肴になりますしね(笑)。

 う~む、なんとなく飲みたくなってきました。明日にでも買いに行こうかな。

No title

今の部屋に引っ越して嬉しかったことの一つが「網戸がついている」ことでした(笑)
自然の風、良いですよね~♪
まぁ湿気がプラスされるこの時期は窓閉鎖&扇風機大活躍ですが(^^;)
バートン・ジン、私のようなジン初心者にはかなり良さ気な感じです♪
ジンのあの香りが少々苦手なのですが、味や飲み口には結構惹かれるものが
あるので・・・
今度見かけたら買ってみます!

そうそう、普段飲みにはココロとフトコロに負担無く気軽に飲める安酒が
良いですよね~(安くても不味い酒は除外)
私も普段は1.8L紙パック1000円のそこそこ飲める焼酎を愛飲しているのですが
たまに「神の河」などの700mlボトル1000円前後の焼酎を飲むと
めっちゃウマ~!!!と感動してしまうお手軽体質になってしまいました(笑)

Re:薄氷堂さん

薄氷堂さん、こんばんは! コメントありがとうございます。
こちら(関西)では6月に「衣替え」なる儀式がありましてね、
そうなると、もう夏なんだなあ、などと思いまして、ジンだの鱧のだの、
そういうものに思いを馳せるわけなんです。

もっとも、ジンは英国海軍において高級士官に供された酒で、
下級の船乗りたちにはラム酒を支給されていたらしいのです。
杜松の実とかその他ボタニカルを使っているので、
独特の香りがするのでしょうね。

何ゆえにアメリカ産なのにロンドンなのか不明ですが、
ある製法があって、それに則っていれば「ロンドン・ジン」と名乗ることができる、と。
酒の製法に関しては各国それぞれ基準があるので、わかりませんが、
ロンドンと表記しても大丈夫な、緩やかな規制なのでしょうね。

臥薪嘗胆、今は、それしかありません(?)よ!
いつの間にか、緩んでしまう臥薪嘗胆なのですが。
本来の意味における実行者が、聞いて呆れること必定の、
乙山流「臥薪嘗胆」なのです。

Re:zumiさん

zumiさん、こんばんは! コメントありがとうございます。
〈バートン・ジン〉は酒の量販店で購入したもので、
〈酒のR市〉とか〈やMや〉などに行けばあると思います。
安いだけに香りがカットされていて、そのぶん、飲みやすいんです。

乙山もベランダ網戸と、玄関網戸にして、「開放」しています。
風が通ると、そうそうの暑さでもなんとかなりますからね。
去年はこの伝で、エアコン無稼働を通してみました。

今年はどうなるやら?
暑くて仕方がない時でも、ジン&トニックでなんとか乗り切る?
なんて、できたらいいなと思うんです。

品質の落ちる酒を飲むと、いや飲みつけると、
今度はふつうのグレードの酒がおいしく感じるのです。
これは、秘訣中の秘訣、かもしれませんね?
ちなみにホワイトホースは、かなりハイグレードだと思います。
昔テレビで宣伝してたくらいですから。本当ですよ。

No title

こんばんわ。
私は今ゴードンを飲んでます。
ジンの炭酸割り、夏にぴったりですよねえ。
バートンの1リットルで1000円以下はうらやましい。
いまだにそのようなものを見かけたことが無いです。
いや、1リットルで買うことが無いから目に入らないのかな…

安酒のよさはなんとでも理由がつくところです。

Re:RSさん

RSさん、こんばんは! コメントありがとうございます。
ゴードンですか、それはいいのを飲んでますね。
他のジンがなくてもビーフィーターかゴードンがあればいい、
そんなふうにも思うくらいです。ソーダ割りは本当にすっきりしてますね!

バートン・ジンはね、〈やまや〉という酒の量販店で見つけたのです。
全国展開しているようだから、そちらにもあるはずです。
RSさんがどちらにお住まいかわかりませんが、当てずっぽうで言うと、
江東区亀戸にも店舗があるようですよ。
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只野乙山

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