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大豆とひじきの煮物

SoyBeans01.jpg
保温調理器を買うと『クッキング・ブック』なる小冊子が付属しており、それを見ていると「豆を煮る」という項目があった。金時豆、大豆、白花豆(白いんげん豆)、ひよこ豆(ガルバンゾー)などを水煮にしておけば、そこからいろいろな豆料理ができるのだという。そうか豆があったか、と改めて思いなおした。豆の煮物は大好きというわけでもないが、あれば箸休めにもなる便利なもの。早速、乾燥大豆とひじきを買ってみた。これで「大豆とひじきの煮物」を作る予定である。

SoyBeans02.jpg大豆は水煮をパックしたものも売っていて便利であるが、今回は乾燥大豆を用いた。これはそのまま煮るわけにはいかず、まずは軽く洗った後、一晩水に漬けておく。写真2枚目が洗った直後の大豆で、3枚目が一晩水に付けた大豆。水をしっかり吸ってふくれているのがおわかりかと思う。これを火にかけ、沸騰してくると同時に灰汁が出るのでそれをとり、弱火で10分ほど加熱した後、保温調理器に入れる。分量は、乾燥した状態でカップ1/2くらいを使用した。

SoyBeans03.jpg同時に乾燥ひじきを水で戻すのだが、ひじきは戻すと思ったより多くなってしまうので分量に注意する必要がある。今回は乾燥ひじき10g(写真4枚目)を戻してみる。非常に少ない量で「こんなので大丈夫か」などと感じるかもしれないが、全く心配は不要である。戻す際は水でも、ぬるま湯でもどちらでもいいのではないかと思う。戻るまでにそんなに何時間もかからない。戻したひじきは、何度か水洗いするのがいいだろう。

大豆を保温調理器に入れ、ひじきを水で戻している間に出汁を引く。いつものように削り節と粉末昆布を使って出汁をとるのだが、これは市販の「だしの素」にしても構わないのではないかと思う。削り節にも賞味期限というものがあって、開封した削り節をあまり長期間にわたって使うというのは気持ちのいいものではない。調味料関係は少量を早めに使い切るのがよい。だが、多めに買った方が値段も安くなるので、そのあたりは使用頻度を考慮しながら決めるのがいいと思う。

Hijiki01.jpg大豆の水煮、戻して水洗いしたひじき、出汁が揃えば、後は煮るだけである。ひじきと大豆を鍋に入れ、そこに出汁を張り、火にかける。煮立ってくれば、弱火にしてみりんを入れ、5分ほど煮る。薄口しょうゆを加えてさらに5分、弱火で加熱した後、保温調理器に入れておく。1時間ほどが基準だが、そのまま忘れてしまっても大事にならないのが保温調理器の便利なところ。おまけに熱を使わないので経済的でもある。タイマーをセットして、ある程度時間が経ったら保温調理器から出し、自然に冷ましておく。そこで味が染みわたるわけだが、仕上げはもう一度火を入れて、汁気が少なくなるまで煮切ること。そんなに時間がかかるわけではありませんよ。

Hijiki02.jpg冷蔵庫に保存しておいた煮物を再加熱するには電子レンジがいちばん便利だが、今はそれがないのでもっぱら湯煎で温めるようにしている。保温調理器の鍋に温めるべき料理を入れ、そこに少量の水を張って火にかけるのだが、同時にコンビニ店でパックにして売っている「豚の角煮」(140g=298円くらい)なんぞを入れて、沸騰してある程度したらそのまま蓋をして保温調理器に入れ、風呂に入るわけです。そうするとね、風呂を済ませるともう、暖かいひじきと大豆の煮物と豚の角煮で一杯やれるという寸法。コンビニ店の豚の角煮だけど、下手な店(失礼)で食べるのよりうまいかもしれない。

SoyBeansHijiki.jpg今回は大豆とひじきだけを煮たのだが、ふつうは「大豆とひじきの煮物」というと、これにこんにゃくや人参、薄揚げなどを入れたものが多いのではないかと思う。大豆もひじきも乾燥状態なので、常温で長期保存が可能というじつに便利な食材である。冷蔵庫に何はなくても、とりあえず一品ができる、という意味であえて他には何も入れず大豆とひじきだけの煮物にしてみたわけです。うむ、なかなか滋味があっていけるではないか、などと感心しながら杯を重ねております。しかしこれ、大豆とひじきのどっちが主役なんだろう?


【付記】
今回は出汁を引いて大豆とひじきの煮物を作りましたが、煮汁はなんでも残ったものを入れてもいいのではないか、と思いました。たとえば含め煮など汁気の多い煮物をして煮汁が余った、などというとき、それをひじきの煮物に入れればよいわけです。いわゆる〈ソップ炊きちゃんこ〉やうどんすき、寄せ鍋などをした後に残った出汁なんかを入れてもおいしいのではないでしょうか。それらが隠し味となって、意外とおいしいひじきの煮物ができるかもしれません。

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No title

男性はどうやら豆類がイマイチな方が多いようですね。。。
ウチの誰かさんも漏れなく。。。
やはり乾燥大豆はなかなか手間がかかりそうですが、きっと一から作ったひじきの煮物は美味しいに違いない、と想像します。
大豆はパックの下処理済みのを使ってしまうかもしれないけど、ひじきの煮物、私も作ってみたくなりました。

そう言えばこの間、初めて生の里芋を使って煮物を作ってみました。
いつも冷凍なのですが、せっかく生の里芋が売っていたので。。。
http://goo.gl/I0c7Q

Re:依里さん

依里さん、こんにちは! コメントありがとうございます。
「男性は豆類がイマイチ」……これ、なんででしょうね?
たしかに乙山もそんなに「好き」というわけでもないんですね。
かといって、そんなに忌み嫌うわけでもない。

あればあったで、食べるわけなんだけど、
そんなに喜ぶようなたぐいではないんです。
だけどこうして自分で作ってみると、なかなかいけるではありませんか。

「サトイモの煮物」、拝見しました。生の里芋を扱うのは面倒ですね。
こんにゃくが一緒になっているのがいいですね。
「ゆず大根」というのもとても美味しそうでした。

No title

おはようございます。
素晴らしいですね!ご自分で作られたのですね。
一晩水につけなければならないので、とても面倒ですよね?なのに、偉いです!
ひじきも、きっちり計って.....
只野乙山さんはA型ですか?几帳面でキチンとしていらっしゃいますね。

かえるままは、貧血にいいらしいので、積極的にひじきを摂る様にしてます。
大豆との煮物作ろうかな.....


Re:かえるまま21さん

かえるままさん、こんにちは! コメントありがとうございます。
確かに、乾燥大豆は一晩水に浸けておく必要がありますが、
本当に浸けておくだけですから。

全体として、そんなに手間がかかる料理ではないのですよ。
乙山の血液型は、ご想像にお任せいたします。
ひじきも大豆も、そんなに「好き」というわけではありませんが、
こうして常備菜として作っておけば、まず一杯やれるのがいいですね。

No title

私も一度乾燥大豆を自分で煮て以来、市販のパック水煮が
食べられなくなりました・・・
(まぁメーカーによっても味は違うのでしょうが)
大豆の自然な甘みが美味しいんですよね~固さも自分好みに
調整できますし♪

懐かしいおかず^^

ひじきと大豆の煮もの~

これ作ったことがあります。
その時は見た目が寂しかったので。
賑やかにするために。
人参・シイタケ・油揚げを入れました^^;
インゲンなんかも入れると映えますね^^)/

Re:zumiさん

zumiさん、こんばんは! コメントありがとうございます。
今回使った乾燥大豆は業務用食品店で買ったものですが、
一応「北海道産大豆」と書いてありました。

目立たないし、ぱっとしない豆料理。
だけど、作ってみるとけっこういけるんですよね。
お店でも、表看板に出している所もないでしょう。

だけど保存食とか常備菜という意味で、
これ以上のものはないかも。
ある意味で、最強の保存食、常備菜ですね。

Re:waravinoさん

waravinoさん、こんばんは! コメントありがとうございます。
そうそう、大豆をメインにするか、ひじきをメインにするかで
いささか趣が異なってくるかもしれませんね。

今回は、ひじきと大豆をほぼ五分五分で合わせました。
どちらがメイン、というわけではありません。
その代わり、他の食材は一切なし、という趣向です。

ひじきも大豆も、乾燥食品として常温で長期保存ができ、
好きな時に取り出して戻し、調理することができます。
そんな意味で、最強の組み合わせなのかなあ、とか思ったんです。

waravinoさんのおっしゃるように、
他の食材を入れても楽しいのが、ひじきと大豆ですね。
それはそれで、おいしいなあ。
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