阪急池田駅周辺を歩く(3) 中国料理 青冥池田店

ChingMinIkeda_FrontView.jpg
大阪府池田市に住んでしばらく経つが、最近ようやく散歩コースをつかむことができたように思う。一つは食料品調達コースで、これは散歩の途中で食料品を買い込むようにしている。ただし食料品店は9時開店なので毎日通い詰めるわけにはいかない。休日とか、午前中ゆっくりしていられる日に限られるのだが、里道や路地などを利用して自動車に気を遣わずにのんびり歩いていられるコースを考え出すのが楽しい。

もう一つは池田城址公園付近を通り、小林一三記念館とか逸翁美術館を通過して、呉春とか吉田酒造あたりまで歩くコース。家を出発して吉田酒造まで歩くとだいたい20分。そこから戻るとき、池田城址公園が開いていれば公園内をぶらぶらして帰る。運動としての歩行は理想的には一時間くらいほしいところだが、だいたい40~50分で終えるようにしている。

目的もなく歩く途中、思わぬところで中華料理店を発見するのはなんだか嬉しいものがある。へえ、こんなところに中華料理屋さんがあったのか、などと感心しながら散歩をするだが、後日しっかりそこへ足を運んで食べてみることもわりとある。いい中華料理店が近所にあるというのはなんだか幸せに思うのだ。

というわけで(?)今回は池田駅すぐ近くにある〈青冥〉に行ってきました。〈青冥〉は昭和42(1967)年に堂島に店を出して以来、関西各地に支店を展開している中華料理店。阪急三番街店をたまに利用していたので名前はよく知っていた。堂島や阪急三番街のほか、曽根崎(北新地)や祇園にも店を出しているようである。

店に入る前にショーケースに並んでいるメニューを見る。いつも思うんだけど、ちょっと高めなんですよね。町の中華料理屋さんとはちょっと違うぞ、と言いたいんだろうけど、ランチで1300円くらい出す人なんて本当にいるんだろうか、と思う。そういうものを食べるつもりはこっちにはさらさらないので、〈焼きそばランチ/880円也〉を注文した。

さすがに店内は綺麗ですね。だって高級中華料理を志向してるんだもの、当然である。ちょっと暗めの店内に、スポットライトが各テーブルに当たってなかなか落ち着いた雰囲気を醸し出している。おじいさんとおばあさんがお孫さんたちを連れていらしたのだろうか、子どもたちが「ふかひれスープ」などと言っている。ああそうか、ランチで1000円以上というのもあるんだな、と思いなおした。

ChingMinIkeda_YakisobaLunch.jpgさて料理が来ましたよ。焼きそば、とはいってもこれはあんかけ焼きそば。私はこれが大好きなのです。あんがかかっていないふつうの焼きそばもいいけれど、大阪の町の中華料理店でこれが出てくるのは少数派。なのであるのならすかさず注文することになる。あんはいささか甘辛めに味付けされた〈青冥〉流(?)なんだろうか。だけど肝心の麺の焼き込みが足りないのは残念。

両面黄金といって、表面がきつね色にパリッと焼けているところがあんと絡まっておいしいのに、とつくづく残念に思う。偉そうなことをぬかしおって、この口ばっかり達者な青二才めが、と思う方もいらっしゃるかもしれないけれど、下手ではありますが一応私も自分であんかけ焼きそばを作ることができるのでして、記事にも書いておきました(あんかけ焼きそばの記事へ≫)。

鶏のから揚げ、ご飯、スープと付いて880円。これは高いのか安いのか、私にはよくわからない。最近は食べる量を控えめにしていることもあるかもしれないが、ふつうに食べてけっこうお腹いっぱいになってしまった。これで麺の焼き具合がばっちりなら、また利用してもいいかな、と思う。いやそれよりもむしろ、あの柔らかいふにゃっとした麺のほうが好きなんだ、という人はまちがいなく相性ばっちりといえる〈青冥〉なのでした。


【付記】
● さすがに廉価版のあんかけ焼きそばだけあって、海老、帆立(貝柱)、イカなどは入っていませんでした。それらが入っていれば〈海鮮あんかけ焼きそば〉となってお値段も1500円以上になってしまうでしょう。ですが野菜もわりとたっぷりあって、なかなか分量満点の感じでした。


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あんかけ焼きそばについて

遊歩者乙山らしいこのシリーズ、
いつも楽しく拝見させていただいております。
さて、料理がでてきました、というところがいいなあ。

北海道にはソース焼きそばはあまり無いんですよ。
ほとんどがあんかけ焼きそば。だいたいが乙山さんが
いうようにゆでた麺を軽く焼くかガリッと焼くか、
油で揚げてその上にあんかけ、ってな具合ですよね?
しかしですね乙山さん、本当にウマいあんかけ焼きそば
は、麺をキツネ色になるまで蒸し器で蒸すんですよ。
それにゴマ油を軽くまぶして下味をつけるんですね。
それをガリッと焼くんです。その上に塩味のあんかけという
のが通です。札幌には3件しかありませんね。だいたいが
中華やの看板をあげていながらゆで麺を平気につかって
いますからね。キツネ色になるまでふかした麺を焼くと
旨いですよ。海鮮あんかけ焼きそばという絶品がありまし
てね、700円ぐらいで。いちどやってみてくださいな。
白菜、バラ肉、きくらげ、エビ、イカ、あんかけが甘ったるく
ならないように塩味で。キツネ色になるまでふかして、醤油
を少し、少しですよ、そしてゴマ油とちょっと味の元を
つかって下味をつけた麺をしっかり焼くんです、焦げ目が
つくまで、かりっと、そしてあんかけ。あんかけは鶏ガラ
スープでやつたほうがいいですね、あっさりしてて。

130と175の組み合わせはすさまじいですね。
あんとそばみたいな関係でしょうか、


HOBO

Re:HOBOさん

HOBOさん、こんばんは! コメントありがとうございます。
北海道は東京風なのかな、などと思っておりましたが、
やはりその地ならではの焼きそばがあるんですね!

そうそう、華僑系の中華の料理人さんも、あんかけ焼きそばは
まず蒸して、それを焼いていましたね。
お店には生麺の状態で配送されるわけでしょう、
それを蒸すわけでしょうね。

幸い(?)素人向けには蒸し麺が売っていますので、
それをいきなり焼いてしまうのが我が家流です。
家庭用としては、それでまずまずのものができるんですよ。

HOBOさんのおっしゃるお店は、なかなか頑張ってますね。
あんかけ焼きそばは、面倒くさいのです。
お店側としてはあんまりやりたくないのでは、と思ってしまうほど。
事実、大阪の町の中華料理屋さんではほとんど見かけません。

麺をカリッと焼きながら、同時にあんを作らないといけないわけでして。
これって、手間がかかる料理なんですよね。
フライ麺だと、フライヤーがやってくれますからね。

130&175の組み合わせ、ハークネスですね。想像だけですが、
出てくる音が生き生きしているというか、ガッツ、パワーがあるというか。
そりゃね、どっちも能率100dB超えてますもの。
なにしろ1W入れるだけで100dBですよからね。

なので掛け値なしに「すさまじい」のだと思います。
もし店で100dB出したら客は逃げ出しますよ。
それくらい、すさまじい音圧を出してくれるのですね。
しかも、たった1Wの出力で。

ハークネスの場合(たぶんバロンでも)、
いくらお店が広いといっても、MC275は大き過ぎます。
MC240やMC225でもまだまだ大きいように感じます。
見た目の差かもしれませんが、オクターヴのプリメインでも
出力からすると大き過ぎるような気もします。

昔のタイプの、直熱3極管シングルアンプでもじゅうぶん、
というのがハークネス、バロンじゃないかなと思いました。

No title

かた焼きそばを期待していたのにふんわりタイプの麺が出てきたら
がっかりですよね~ご愁傷様です・・・
まぁでもボリュームはあるし、高級中華料理店としてはリーズナブルですよね♪
しかしランチに1300円・・・毎日は絶対無理です(^^;)
たまに贅沢をしたいOLさん達や会社重役クラスのランチ、商談利用とか?
休日の午後にゆったり高級中華を味わうにはお得かもしれませんが
勤務日の昼休みに時間に追われながら食べるにはちょっと・・・ですね(^^;)

880円

んん~?
高いとも言えず安いとも言えず。
微妙な価格設定。
というところですかね?

しっかし!
御飯がしっかり付いてますね~^^;
焼きそばだけでも。
けっこうなボリュームですから。
もうそれだけで充分な気が・・・^^;

おまけに。
さり気なく唐揚げまで付いて。
メタボ要注意ですねw^^)/

Re:zumiさん

zumiさん、こんばんは! コメントありがとうございます。
神戸を除く関西で、パリッとしたあんかけ焼きそばを期待するのは
まちがっている、というのが経験からわかったことです。

この場合、いわゆるフライ麺(=かた焼きそば)とは違うんですね。
まあしかし神戸といったって、どの店でもパリッとしたあんかけ焼きそば
出してくれるわけでは、ないんですけどね。

だけど大阪の感覚でランチ=1300円は高いでしょう?
それこそ激戦区なら500円くらいが基準ではないのか! などと思うんですが。
三番街の〈青冥〉でもけっこう高め設定です。
おいおい、と思うけど、それが時代の流れなのか……



Re:waravinoさん

waravinoさん、こんばんは! コメントありがとうございます。
ううむ、カロリーのことを考えると、たぶん
このメニューを全部食べると1000kcalを超えているかも。

だけどまあ、昼間だからいいのかな、なんて感じでやっていますが
本当に、ふつうに食べてお腹いっぱいになったのです。
だから、肉体的に重労働をしている方々はこれでいいのかもしれませんが、
軽作業の人間にとって、これはカロリーオーバーなのでは、と思います。

とか言いながら、そんな調子でなんとなく食べていたら、やはり乙山も
メタボリック症候群になっている、と過去の健康診断の際に宣言されました。
現在は境界線あたりをさまよっている状態ですが、
気を抜くと危険領域になってしまいそうです。
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只野乙山

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