阪急池田駅周辺を歩く(1) 中華麺飯専家 丸一食堂

MaruichiShokudo_Ikeda.jpg
大阪府池田市に越して来ていちばん初めに思ったのは、なんて夜が早いのだろう、ということだった。飲食店は少なくないのだが、その多くは午後9時とか10時頃に閉店しているので、10時過ぎに池田の駅に着いてみると、もう帰るしかない、などという状況がどうやら「ふつう」らしいのだ。これはもう少し見てから結論を出したほうがいいのかもしれないが、まず感じたことがそうなので、おそらく間違いないんじゃないだろうか。

二つ目は焼鳥屋さんがとても多いということ。帰宅がてら夜の池田を自転車で走っていると、焼鳥屋さんの看板を目にすることが多い。どういうわけでそんなに焼鳥屋さんが多いのか、これは謎というほかないのだが、とにかく焼鳥屋さんがたくさんある街だ。何軒か入ってみた飲み屋の店主や店員さんにそれとなく話をしてみたら、たしかにそうだ、と認めていたのでこれは私(乙山)の思い過ごしではない。

三つ目。これは私にとってうれしいことなのだが、わりと中華料理店があることだろう。駅前の商業エリアの地下に中華料理店が三軒まとめて入っているし、市役所付近や、少し離れたところにも何軒かあるのを発見した。ラーメン屋さんもわりと多い、ということを飲食店の人が話していたが、これは池田にインスタントラーメン記念館があることと、何か関係があるのかもしれない。

さて今回はそのうちの一軒〈丸一食堂〉に入ってみた。この店は〈阪急池田駅周辺を歩く〉という企画の限界領域ではないかと思う。歩いてみてもそんなに遠くはないのだが、駅からすぐ、という感じではない。この日も私は歩いたのではなく、自転車に乗って〈丸一食堂〉に立ち寄ったことを正直に書いておこうと思う。

MaruichiShokdo_Lunch.jpg看板からもわかるように〈丸一食堂〉はラーメンなど麺料理を主力商品としているのだが、一品料理もなかなか充実している様子。だからいわゆる日本のラーメン専門店とは趣が違うのではないかと思う。人気料理は麻婆豆腐のようであるが、日替わり定食を頼んだ。茄子とじゃがいもの炒め物、休日でもあるので生ビールを一緒に楽しむ。

まあふつうの「町の中華料理店」だったら、茄子とじゃがいもの炒め物、なんて出てこないわけで、そのあたりは町の中華料理店とは違ったお洒落な中華を狙っているのかな、と踏んだ。こういうスタイルは豊中の〈楽珍〉にも通じるのではないかと思う。要するに「中華料理でご飯を食べるんだ」というよりは「おいしい中華料理をつまみながら酒を飲む」ほうを重視したスタイルとでも言えばいいのだろうか。

今後はある程度の資本を投入した、こういうスタイルの中華料理店が主流になるのではないかと思う。その一方で、昔からある町の中華料理屋さんも捨てがたい魅力を感じている。一杯のラーメン、一皿のチャーハンがおいしければ、それはそれで何か他に代えがたい幸せがあるように思えるのだ。〈丸一食堂〉は前者になると思うが、また来てもいいかな、と思える魅力があるように思った。


【付記】
● なんでだろう、と思うけれど中華料理ばかりになってしまいます。そういえば、うどん・そばの店が池田にあまりないような……まだ乙山が発見できていないだけだと思いますが、ふつうに通行していて目に入ってこないということは、探さなければならない、ということなんでしょうね。


人気ブログランキングへ blogram投票ボタン
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

中華

真夜中に。
こんな美味そうな中華料理の写真を。
見てはいけませんね!
お腹が空いて。
ああ~インスタントラーメンが食べたくなります!@@;

ジャガイモと茄子の取り合わせ。
(緑色は二ラでしょうか?ジャガイモ大きく切ってありますねぇ)
自分の中ではちょっと新鮮な取り合わせです。
オーナーの「こんなのはどうだ?」って言う顔が見えるようです。

でも一番美味そうなのは。
冷えたビールだったりしますけどけどw^^)/




Re:waravinoさん

waravinoさん、こんばんは! コメントありがとうございます。
おっしゃるように、緑色はニラでした。ピーマンも多少入っている様子。
町の中華料理屋さんではまず、出ないような料理。
これがなかなか、いけるんですよ。

町の中華料理屋さんで食べられる料理こそが
日本人にとって「中華料理」なのかもしれませんが、
それは中華料理の、ほんの一部であることは言うまでもありません。

いろいろあるんだなあ、と改めて思いました。
乙山は思い込みと偏見が強い人間ですから、
意外なものが来ると、ちょっと嬉しくなってしまうんです。

全体の分量をどれくらいにするか?
難しいですね。悩んでいる横で、どんどん平らげていく人たちも。
なるほど、それが普通なんだ、と思うのですが、ビールはうまい。

腹八分目作戦の実行者にはちと多いかもしれませぬ。
最近では「ご飯のおかわり」をせぬようにしています。
ですが体重のほうは……

No title

何かすごく洗練された感じの定食ですね~料理画像だけ見ると
中華屋さんとは思えないくらい♪
などと、私もやはり中華=ラーメンチャーハンギョーザ等々の
ガッツリ主食系メニューが思い浮かんでしまいます(^^;)
これらはもう中華と言うより日本の国民食ですものね~
今後は中国のお惣菜的野菜たっぷりメニューがフツーに(安く)
食べられるお店がもっと増えると良いなぁ♪

しかし焼き鳥屋さんも夜10時で閉まっちゃうんでしょうか??
経営的にはかなりキツそうな気が・・・(^^;)
(客側の健康維持と支出抑制には有効かもですが(笑)

Re:zumiさん

zumiさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
いやね、どうも焼鳥屋さんは遅くまで開いているみたいです。
焼鳥屋さんがたくさんあり過ぎて、どこに入ったらいいか、
わからない状態なんです。

どうやらここは「焼鳥激戦区」のようなのです。
なんでそうなのか、乙山にはよくわかりませんが、
焼鳥屋さんは、わりと遅くまで営業しているようですね。
そのうち焼鳥屋さんのこともウェブログに書いてみるかもしれません。

〈丸一食堂〉は町の中華料理屋さんという感じじゃないでしょう?
ノウハウと資本を持った中華料理店、
華僑ネットワークを介さない(かどうかは、本当のところわからない)、
新しいスタイルの中華料理店がこれからもっと増えてくると思います。

No title

あぁ、羨ましいですね。
大阪は食べ物が美味しくて手ごろだと聞きました。

こちら東京方面は、確かにそれなりに高い食事処を選べばそれなりに美味しいですが、そうでなければ総じて食べ物が不味い、と旅行をする度に思い知らされますね。
不味い、とは言いすぎかもしれませんが、美味しくはないと思いますね。

味付けはいいのですが、やはり素材でしょうか。
人件費と土地代に費用がかかるので、材料費が抑えられているのではないかと思います。
やはり、各地から、海外から集めた材料を使っているから、新鮮さには欠けるんですかね。

さて、中華料理。
自分は料理が上手い、と言う訳ではないんですが、作るのは嫌いじゃありません。
その中でも麻婆豆腐は十八番です。

麻婆豆腐は写真にはありませんが、その他のものを気まぐれに撮った料理アルバム持ってます。
https://picasaweb.google.com/116207095032252343627/FPBeLI

Re:依里さん

依里さん、こんにちは! コメントありがとうございます。
そんなに詳しく(というかほとんど)東京価格を知りませんが、
ランチで1000円を超えるということなど、あり得ない、
ランチを食べた後、コーヒーを飲んで1000円に収まるのが
たぶんふつうの大阪感覚なのではないかと思います。

つまりランチは650~700円で、コーヒーは300~350円、
こんな感じではないかと思います。
大阪でも地域によるのですが、800円を超えると「高いな」という
感じがしますし、そんなに払う価値あるの? と思うのです。

だから1000円を超えるランチなんて、本当にあり得ない、のです。
まあ有閑夫人御用達の高級ランチは別、なのかもしれませんが。
天神橋筋商店街というのがありまして、
そのあたりでは500円くらいのランチでも、えっ、というくらいおいしくて、
分量があったりするんですね。

さっそく「作った料理」拝見!
茄子とししとうの煮びたし、おいしそうですね。
海老のフライに添えられたタルタルソースがなんともうらやましい。
冬瓜と帆立の煮物もとてもいい感じです!

No title

かえるままも、中華は大好きですよ~。
ところで、いつも思っていた疑問をよろしいでしょうか?
大阪と言えば、たこ焼き屋さんや、お好み焼き屋さんと思ってしまうのはステレオタイプでしょか?
たこ焼き屋さん、お好み焼き屋さんが只野乙山さんのブログに出て来ないのが、不思議なんです。
変な質問でごめんなさいね。

Re:かえるまま21さん

かえるまま21さん、こんばんは! コメントありがとうございます。
大阪人は確かに、お好み焼きやたこ焼きが好き、なんだろうと思います。
大阪では一家に一台たこ焼き器がある、というのは本当かも知れませんし、
一週間に最低一回はお好み焼きを作って食べているのかも。

なるほど乙山はに大阪市で生まれ、現在も大阪府池田市に
在住ではありますが、生粋の「大阪人」と言えるほどの者ではないのです。
信じてもらえないかもしれませんが、ソースなるものが台所にありませんし、
串カツ(串揚げ)は、ソースをかけるより、塩をかけて食べるほうが好きです。
焼きそばも、塩味とか中華味のほうが好き。
だからといって、ソース焼きそばやソース味がきらいというわけでは、ないのです。

お好み焼きはまあ好きですが、それについて云々語るほど好きではないようです。
じつは、お好み焼きはしょうゆをかけて食べるのが好きで、
たこ焼きも「ねぎしょうゆ」タイプが好きですが、
どうしてもたこ焼きやお好み焼きを食べずにはいられない、
というほど好きでもないのです。

これは、大阪人にあるまじき趣味・趣向なのかもしれませんね。
大阪人に言わせると、「お前ほんまに大阪生まれなんか?」ということでしょう。
だけどまあ、それが乙山なのです。

プロフィール

只野乙山

Author:只野乙山

⚫︎ できれば「只野乙山=ただのおつざん」とお読みくだされば、と思います。

⚫︎ 文字中心のウェブログ。ほとんど一話完結で、どの記事をご覧になっても楽しめ(?)ます。文字数だけなら一冊の本に匹敵(凌駕?)するほどありますので、ごゆっくりどうぞ。

⚫︎ 下の「全ての記事を表示する」をクリックすると、全記事のタイトル一覧が出ますので過去記事を参照することができます。

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント

openclose

最新トラックバック
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

アーカイヴ

2017/08 (6)

2017/07 (9)

2017/06 (9)

2017/05 (9)

2017/04 (8)

2017/03 (9)

2017/02 (4)

2017/01 (1)

2016/06 (1)

2016/05 (13)

2016/04 (13)

2016/03 (20)

2016/02 (10)

2016/01 (11)

2015/12 (10)

2015/11 (10)

2015/10 (11)

2015/09 (13)

2015/08 (10)

2015/07 (11)

2015/06 (10)

2015/05 (10)

2015/04 (10)

2015/03 (11)

2015/02 (9)

2015/01 (11)

2014/12 (9)

2014/11 (10)

2014/10 (11)

2014/09 (10)

2014/08 (10)

2014/07 (10)

2014/06 (10)

2014/05 (11)

2014/04 (10)

2014/03 (10)

2014/02 (9)

2014/01 (11)

2013/12 (9)

2013/11 (10)

2013/10 (10)

2013/09 (10)

2013/08 (11)

2013/07 (10)

2013/06 (10)

2013/05 (10)

2013/04 (10)

2013/03 (11)

2013/02 (9)

2013/01 (11)

2012/12 (9)

2012/11 (10)

2012/10 (11)

2012/09 (10)

2012/08 (10)

2012/07 (10)

2012/06 (10)

2012/05 (11)

2012/04 (10)

2012/03 (10)

2012/02 (10)

2012/01 (9)

2011/12 (9)

2011/11 (10)

2011/10 (10)

2011/09 (10)

2011/08 (10)

2011/07 (9)

2011/06 (9)

2011/05 (10)

2011/04 (8)

2011/03 (8)

2011/02 (12)

2011/01 (12)

2010/12 (12)

2010/11 (13)

2010/10 (15)

2010/09 (15)

2010/08 (14)

2010/07 (16)

2010/06 (17)

2010/05 (21)

2010/04 (18)

2010/03 (20)

2010/02 (23)

2010/01 (27)

2009/12 (27)

2009/11 (27)

2009/10 (26)

2009/09 (24)

2009/08 (19)

2009/07 (21)

2009/06 (30)

2009/05 (26)