道灌ひやおろし山廃特別純米生原酒

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ひやおろしが入荷しました、との声を聞くと、どんな味なのかなと飲んでみたくなるもの。四合瓶1500円程度内だったら買えないこともない。そんなわけで、今回は兵庫県神戸市東灘区にある太田酒造の「道灌ひやおろし山廃特別純米生原酒」である。

太田酒造の「道灌」は以前近所の酒店で飲ませてもらい、たちまち惚れこんで普段から飲みつけている。いつも飲んでいるものは「道灌純米不立文字」という酒だが、名前の通りいわく言い難い味わいを持っている。辛さ、旨み、酸味のバランスがじつにうまく取れていて、飲み飽きることがない。

だから安心して太田酒造の「道灌」を買い求めることができる。だいたいここの酒で外れだなと思ったことがなく、今回は四合瓶を買い求めた。さっそく飲んでみる。おっ、これはいいぞ。程よい辛口、しかしわりと酸味も効いている。アルコール度数が少し高めだが、これは「道灌純米不立文字」によく似た傾向の味わいではないだろうか。

ひやおろしなどの季節限定商品は醸造会社のホームページにも掲載されていないことが多く、例によって取扱販売店の情報によると、「日本酒度:+4、酸度:2.0、アミノ酸度:1.6、アルコール度数:17度以上18度未満」ということだ。数値から酒の味のほどはあまり伝わらないかもしれないが、辛さ/旨み/酸味のバランスがうまく取れているいい酒だと思う。

日本酒のアルコール度は15%前後であることが多い。それからすると今回の「道灌ひやおろし」は17~18%と少し高め。ものによっては「とろり」とした粘り気が感じられる酒もある(それはそれでおいしい)が、「道灌ひやおろし」はアルコール度数は高いがさらっとしている、と感じた。飲んでいると、この高めのアルコール度数のせいか、酔い心地もなかなかである。

いや本当に秋、という感じがする。去年はあまりひやおろしを飲まなかったけれど、今年は目に付いたひやおろしを片っ端から飲んでいるという感じ。飲んだけどまだ記事にしていないのがけっこうあるんです。早く書かないと味の印象が薄れてしまう……そうしたら、また飲めばいいんですけどね。


【付記】
● 太田酒造の「道灌ひやおろし」はまことに堂々とした味わいでした。泉酒造の「仙介ひやおろし」も相当うまかったけれど、「道灌ひやおろし」もそれに……いや、比べてはなりません。それぞれ、別の行き方をしている、別の酒なんだから。

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No title

サラリとしてしかもバランスの良い酒、良いなぁ・・・
この時期、店頭やネットで「冷やおろし」と言う文字を見ると
そわそわしてしまいますね♪
私は今年かなり出遅れてしまったのですが、今から
ガンガン飲みます!(笑)

Re:zumiさん

zumiさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
「ひやおろし」はまさに秋の味わい。
いま飲んでおかないと、という気分になりますね。

あれもこれも、といろいろ酒を物色している乙山ですが、
考えてみると地元の人って、近くの酒蔵の酒を
淡々と飲んでいるんだろうか、などと思うことも。

あれも飲んでみたい、これも、などと
思うこととは別の次元で動いているのが地元の酒蔵と
地域の人々なのかもしれません。

だけど、飲むぞ、おいしい酒があるならば!

おはようございます。

コメントさせていただきます。
記事を読んでいると飲みたくなってきました。
仙台にいたころ、正月に「浦霞」を飲んだのを最後に飲んでないです。
日本酒って何かの宴席じゃないと口にすることがないので、損してますね♪

Re:カモメ先輩さん

カモメ先輩さん、コメントありがとうございます。
乙山も以前はあまり日本酒を飲まなかったのです。
いつ頃からか、日本酒を飲み始め、いまでは毎晩飲んでいます。
いろいろな料理に合う、包容力のようなものが
日本酒にはあるんじゃないかと思っています。
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只野乙山

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