鶏肉と壬生菜の炊き合わせ

MibunaChicken.jpg
ふだんからできるだけ緑黄色野菜を食べるようにしているが、濃い緑の野菜となればだいたいほうれん草とか小松菜、水菜(京菜)やピーマンを買ってくることが多い。ほうれん草はおひたしかバターソテーなどにするし、小松菜もだいたいそのような料理法で食べている。

ほうれん草はおいしいのだけど、あくが強いので一度茹でて(私=乙山は蒸している)水にとって絞ってから使わないといけないし、小松菜には独特の苦味がある。それはそれでおいしいのだけど、「くせのない青菜」はそうたくさんあるものではない。

そんな中で、くせがなくておいしい青菜として気に入っているのが「壬生菜」である。これはいわゆる「京野菜」で、どこにでも売っているわけではないのだが、近所の生協(コープこうべ)で見つけ、鍋に入れて食べているうちに大好物になった。本当にくせがなく、しかもおいしい。一把198円くらいだが、これは安いか、高いのか、あまりよくわからない。

調べてみると、壬生菜は水菜(京菜)の自然交雑によってできたもののようで、水菜のようなとがった葉ではなく、丸い葉が特徴。てっきり冬の野菜かと思い込んでいたが、夏でもふつうに売っている。今回は、この壬生菜を使って料理(?)をしてみよう。

これが料理といえるのか? とつっこみを入れられそうな内容である。でもまあ、いいではないか。私はこれが気に入っているのだ。題して「鶏肉(かしわ)と壬生菜の炊き合わせ」である。

鶏肉(もも肉)は食べやすい大きさにきっておく。しょうゆ:酒:みりん=1:1:1を火にかけ、そこに鶏肉を入れて煮る。時々かき混ぜ、上と下を入れ替えたりしながら火が通るまで煮込みます。その作業と同時に壬生菜を水でしっかり洗い、食べやすい大きさに切っておく。

鍋(できればビタ・クラフトのような厚手の鍋が望ましい)に粉末だしの素(我が家では「昆布と鰹の合わせだし」を使用している)をぱらぱらと入れ、その上に洗って水が付着している壬生菜の茎の部分から入れていく。鍋に火を入れ、カタカタいい始めたら火を弱め、2~3分蒸すと、できあがり。

出汁が行き届くように全体を混ぜ合わせ、そのまま冷まして全体に馴染んだらもう食べられる。昆布と鰹の微妙な味がついているのでそのまま食べてもおいしいが、食べ盛りの若者が飯のおかずにするにはちょっと物足りないだろう。

そこで、先ほど煮ておいた鶏肉の登場である。大きめの器の半分くらいに壬生菜を盛り付け、残りの半分に鶏肉を盛り付ける。鶏肉の煮汁は大変おいしいので、これが壬生菜に回って、さらに壬生菜もおいしくなるという仕掛け。一人なら、面倒くさいときはこれだけでOK、というくらいの簡単お手軽料理(?)である。いやほんと、壬生菜はけっこうおいしくて、酒もどんどん進みます。


【付記】
● 「聖護院かぶ」「聖護院大根」「賀茂なす」など京都の野菜はなかなか魅力的ですが、やはり京都に行かないと手に入らないことも多いのです。その点、今回の「壬生菜」は京都に行かずとも近所の生協(コープこうべ)で購入することができ、手軽に「京野菜」を楽しむ雰囲気に浸ることができる、たいへんありがたい野菜です。
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No title

あっさりしているようで鳥肉のコクが効いている、夏~秋の
晩酌にハマりそうなメニューですね~♪
そういえば壬生菜って食べたことがありません(^^;)
またの機会に試してみます!

Re:zumiさん

zumiさん、コメントありがとうございます。
壬生菜、おいしいですよ!
くせがないので、さっと火を通すだけで食することができます。
ほうれん草とか、小松菜とは違う味わい。

水菜(京菜)も好きなんですが、
壬生菜は格別ですね。
生協(コープこうべ)でよくみかけるのですが、
大阪ではコープこうべの店はあまりないみたいですし。

あるといいんですが。
あれこれ凝らずに、さっと料理したほうが旨いかもしれません。
とまれ壬生菜が好きなんです。

No title

こんにちは。
おいしそうですね。
早速やってみたいと思います。
壬生菜が有ればいいのですが。^^

Re:マダム猫柳さん

マダム猫柳さん、コメントありがとうございます。
そうそう、壬生菜、これがなくては!
じつは、乙山も生協(コープこうべ)以外で見たことがないんです。
本当に、あればいいんですけどね。

青菜は、いろいろ試してみていますが、
壬生菜はなかでもとくにおいしいんじゃないかと思います。
あくがなく、そのわりには「青菜を食べた」という気持ちに
させてくれる、いい野菜ではないでしょうか。
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只野乙山

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