カレーチャーハン・トマトソース添え、ベーコンとキャベツのスープ

CurryPilafWithTomatoSauce.jpg
黄金週間中は昼間の気温が上昇し、シャツ一枚でじゅうぶんという日もあった。そんな日は某チェーン薬局で購入した二食分100円の「冷やし中華」を作って食べるなどしてしのいでいた。これがまた、けっこういけるのである。錦糸卵、きゅうり、もやしと葱、ハムまたは焼き豚などは用意しておかないといけないが、それにしても二食分100円はありがたい。これに味を占め、例の薬局に立ち寄ったときには四袋くらいつかんでいましたよ。え? 四袋なんて、まとめ買いに入らないって? なるほどなあ、私(乙山)もまだまだですよ。

トマトソースを大量に作ったときはまずスパゲッティにする。トマトソースだけのスパゲッティなんだけど、これがけっこう旨い。で、残りはまだたくさんあるのでオムレツとかあさりのトマトソーススパゲッティとか、野菜のトマトソース炒め煮(カポナータ)などを作る。カレーチャーハンはそのまま食べてもおいしいけれど、トマトソースを添えるとちょっとした味の変化を楽しめて家族の受けもいい。

ベーコン、たまねぎ、にんじん、ピーマン、卵、冷やご飯(冷凍保存ご飯でも)を用意します。まあ、具は何でもいいんだけど、だいたい上述のものを使用している。たまねぎは粗みじん(好みによる)、にんじんとピーマンはそれより少し小さめのみじん切りにする。ベーコンも食べやすい大きさにきっておく。

別のフライパンでベーコンと野菜を炒めている間に中華鍋を空焼きしておく。だいたい1~2分、もう少し焼きこんだほうがいいという人もいる。卵(1人分1個)をとき、空焼きして油をなじませ、新しい油(より洋風に仕上げたいならバター)を入れたフライパンに投入、杓子であるていど混ぜるとご飯を入れ、炒め合わせる(常に強火)。ご飯がほぐれ、卵と混ざったら火を弱め、塩・胡椒で味を調える。別に炒めておいた具材を合わせ、カレー粉を好みの分量振り入れ、全体を混ぜ合わせる。どうしてもしょうゆを入れたい人は最後にしょうゆをたらして混ぜましょう。

もちろん、こうした作業をする前にスープを仕込んでおくわけです。ベーコン、キャベツをバターで炒める。しんなりしたら湯(または水)を注ぐ。1人分250mlが目安だが、だいたいでいいと思う。そこに固形ブイヨンをいれる。マギーでもクノールでもお好きなものを。あれば一ローリエを入れると香りが良い。ここで味をみて、薄いようなら塩またはしょうゆを少々入れ、胡椒も好みで。しょうゆは少したらしたほうが旨いかも。

EntertainingSolo_1.jpgいやいや、ほんとですよ。ハワード・ファーガソンという人の『独奏的生活―イギリス人作曲家の優雅な料理生活〈1〉オードブル・スープ編』(林望訳 研究者出版 1996)なる本の中でも「しょうゆをほんの一滴たらすのが隠し味。旨いのだから仕方がない」というようなことが書いてあるのを読んで「おっ」と思ったことがある。イギリス人でもそう思うのだから、しょうゆ大好き日本人にもぴったり合うはず。だけど、あくまでもこれは好みの問題で、入れなくてもおいしく味わえることはいうまでもない。

カレーチャーハンとトマトソース、これはじつによく合う。ベーコンとキャベツのスープとの相性もよし。写真には写っていないが、もちろん私はビールを飲んでいる。だって休日だもんね。缶ビール一本だけではちょっと物足りなくて、食後にティーチャーズ・ハイランドクリームでスコッチ&ソーダを一杯。「えーそんなに氷使うの」という家族の声をものともせず、12オンスグラスに氷をしっかり入れて作ります。氷がちょっとしかないスコッチ&ソーダは貧相である。これは私の美学的見地(?)からしても譲れないところである。

「あれ、氷がこんなに余ってるよ。もったいないよねぇ」ともう一杯。せっかくの休日、お気に入りのフィクションでもゆっくり読んで、感想をウェブログに……という考えもふっと浮かんだけれど、せっかくの休みなんだし、と真空管アンプ関係の技術書をつかんでベッドへ直行。ほろ酔い気分がたまらなく心地よく、五月の温かい陽気も手伝って、記号や数式の並んだ技術書をほんの数ページ読んだだけでどういうわけか瞼がとてつもなく重たくなってきて……そんなふうに、黄金週間の某日は過ぎていったのでした。


【付記】
● おいしいチャーハンを作る、これは乙山の永遠のテーマです。以前にも「チャーハンとピラフはどう違うのか?」という記事を書いております。興味のある方はご覧ください(記事へ ≫)。ハワード・ファーガソンの料理本は翻訳者の解説もあってじつに楽しい本です。
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No title

優雅な良い休日ですね~♪
チャーハンもスープもめっちゃ美味しそうです!!
チャーハンって難しいんですよねぇ・・・中々パラリと仕上がらないので
滅多に作らなくなってしまったのですが、やはり練習あるのみですね(^^;)

昔ですが林望先生のエッセイなら読んだことがあります(かなり面白かった記憶アリ)
『独奏的生活』、また図書館で探してみます♪

Re:zumiさん

zumiさん、コメントありがとうございます。
乙山は中華鍋を使っておりますが、
ふつうはテフロン加工のフライパンがいいのではないでしょうか。
ただ、使い方が悪いのか、すぐ駄目になるのが残念です。
その点、中華鍋はいいですよ。
まだ完璧に満足できるチャーハンはできておりません。

林望さんのエッセイ『イギリスはおいしい』あたりから読み始めました。
いろいろ書いている方ですが、料理物が一番かな、という感じです。
ファーガソンの『独創的生活』は面白かった。
料理が好きな方なら、楽しめるいい本です。

No title

我が家もカレーチャーハンよく作りますが最後にチリパウダーをけっこう入れ
てますよ!これがまたスパイシー!やはり醤油はかかせませんね。
ちなみに昨夜はオムライス・・・・
最後に醤油とバターで引き締めます(バターはなぜか最後の風味付けなんです)
火力、なべ振りには、私もけっこう素人ながら、こだわっていますが・・・
乙山さんは、本当のなんでもこなしてしまう方ですネ。
            RIAN MAMA  

Re:rian master&mamaさん

rian master&mamaさん、コメントありがとうございます。
「最後にチリパウダーを」というのは、うっかりしていて気づきませんでした。
おいしそう……早速次回に試してみます!

トマトソースはいろんな作り方があるようですが、
あるレシピには「最後にバターをひとかけ」とありました。
欧米ではバターを調味料みたいな感覚で使っているようです。
だから「最後に醤油とバターで引き締め」るのは大正解!
おいしそうです。

鍋ふりにかんしてですが、
テレビを見ていると、プロの方でも(むしろプロだからこそ?)テフロンの
フライパンを使ってらっしゃるのを何度か目撃しました。
中華鍋とか鉄製のフライパンでなくてはならぬ、というわけではありませんから、
テフロンでどんどん、オリジナルピラフを作ってお店のメニューに!


No title

トマトソースの作り置きはいろいろ応用できてよさそうですね。
カレーチャーハンにトマトソース、というのも、聞いただけで
美味しさが伝わってきます。

何よりも乙山さんの連休のある一日の夜の記述がとても楽しく。
真空管アンプ関係の技術書を床に持ち込んで、というところが
いいですね~。スコッチ&ソーダを召し上がって。
よくぞ男にうまれけり、という一日でしたね(笑)。

『独奏的生活』。よさそうですね。訳者の林望さんが私はかつて好きで、
エッセイをだいぶ読みました。
その中でも特にうらやましい~!いいなあ!と思ったのは、若き日の
彼が偶然にも、『グリーン・ノウの川』など、の素晴らしい児童文学作家
ルーシー・ボストンさんの住むマナー・ハウスの離れをそれと知らずして
借りうけ、そこに暫くの間共に住んでいたことを知った時でした。

Re:彼岸花さん

彼岸花さん、コメントありがとうございます。
けっこういけるんですよ、カレーチャーハンとトマトソース。
トマトソースの酸味と、カレーの香ばしさが合うのでしょうか。

林望さんのエッセイ、たぶん『イギリスは愉快だ』あたりに、
ルーシー・ボストンさんのマナー・ハウスのくだりがあったように記憶しています。
まちがっていたらごめんなさい。

じつはね、ルーシー・ボストンさんのシリーズを、
まだ読んでいないんですよ。
林望さんのエッセイを読んだときに、これは読んでみないと、
なんて思っていたんですけど……
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只野乙山

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