真空管が届いた!

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じつは(って、べつに隠してるわけではないのだが)2008年の7月に真空管式のアンプを拵え、以来毎晩それを使って音楽を聴いている。素人がいい加減に拵えたものだからたいした音で鳴っているわけでは決してないのだが、ノイズが盛大に発生したり、真空管が破壊されてしまったり、煙が出て火災発生、てなことになっていなかったりすることを思えば、まあうまくいったということだろう。

わりと小型のアンプ(幅350cm×奥行150cm)なので、机の上に置いて夜な夜な眺めながら音楽を聴いている。部屋の照明を暗くしておくと、薄暗い中でヒーターがほんのり灯ってなかなかいい雰囲気をかもし出してくれるのだ。かんじんの音はそっちのけで、それだけでもうじゅうぶん、みたいなところがあるのだが、パソコンのモニター用として併用しているトランジスター・アンプ(ミニコンポのアンプ部分)に負けないくらいの音じゃないかと勝手に自負している。

さて、それはけっこうなことではあるのだが、この真空管アンプ、入出力端子とか電源端子を本体の左右に振り分けるようにしたので、コード類が本体左右から出ているのが見える。これは音を聴くぶんにはなんら困ったことではないのだが、デスクトップ・オーディオとしては横に何かちょっとした機器が置けたほうが都合がいい。

たとえば、プリアンプとか、小型CDプレーヤー、USB付きDACコンバーター、パソコンのモニター用小型パワーアンプ(これはD級とかデジタルアンプが望ましい)などの細々した機器を、いま使っている真空管アンプの横にすんなり置けたら……という考えがずっとあって、それを何とかしたいものだと思っていた。

したがって、次に作る真空管式のアンプは、超小型(いまのものよりさらに小型)で、入出力端子や電源端子を後面(背面)に揃え、横に何かを置けるように左右はすっきり何もない、という形でなければならない。出力は、夜に音楽を聴くだけだからそんなに必要なくて、2W~4W(場合によっては1W程度)あればじゅうぶんなのだ。

何かいい出力管はないかなあ、と思いながらジュンク堂書店で某オーディオ技術誌を立ち読みしていたら、ふとある真空管アンプ製作記事が目に留まった。超小型で、出力もそこそこ出る出力管が使われていて、今でもまだ東京(神田)で販売している、とあるではないか。しかも1本500円(これは、真空管の中ではもう最安値といってよい)である。

こういうとき、男は行動が早いのである。パソコンを立ち上げ、確認してみると、まだ販売していた。ちょっと躊躇はしたものの、すぐ「購入」の方向でメールを送付した。この真空管は中国やロシア、東欧で現在でも生産されている「現行品」ではなく、いわゆるNOS(ニュー・オールド・ストック)品である。だから、真空管の寿命がきたときのことも考えてある程度予備があったほうがよいと考え、20本ほどまとめ買いをしておいた。これである程度安心できる。

さて、注文しておいた真空管が届きましたよ。見ると、やっぱり小さい。想像以上に小さな真空管で、特殊用途の低電圧管やサブミニチュア管を除いて、よく知られたオーディオ用出力管の中だけで見ると、おそらくもっとも小さい部類に入るだろう。このような「見た目が貧相」な出力管は人気がなくて、それゆえこその大特価セールだったのかもしれない。こうして真空管を買っておけば、いつかそのうちアンプを拵えてみようという気になるのでは、と思っている。


【付記】
● ついふらふらと真空管を買ってしまいましたが、いったい製作はいつのことになるのやら。これから設計して、デザインを考え、部品を集め、となると、そうとう面倒くさいのです。こうして予告めいたことでもしておかないと、重い腰があがりそうにありませんからね。いつかそのうち、真空管アンプ製作記事を載せることができるかもしれません。
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