豊かな香りと 「こく」 がある 「酒心館 壱 純米酒」

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ウェブログを始めて何が良かったかというと、ネット上ではあるけれど、いろいろな方と知り合いになれ、言葉を交わしたり、知らなかったことを教えていただいたりできたことではないかと思う。

この「酒心館 壱 純米酒」は灘の酒で、よく訪ねていくウェブログで教えていただいたもの。酒関係のイベントに足繁く通い、丁寧なリポートを届けてくださり、たいへん参考になっている。兵庫県に住んでいながら東京の方に灘の酒を教えてもらうのは情けない限りだが、私(乙山)は元来そういう人間で、大阪に何年も住んでいながら大阪の名所を知らないことが多かった。

金沢出身だけど大阪に下宿して大学に通っていた友人のほうがよっぽど大阪の名所や名物に詳しくて、ここはね、などと言いながら案内してくれた彼もしまいには呆れていた。最近は反省して灘の酒をもっと知らなくては、と日夜努力しているが、酒を飲むのを努力とは言わんやろう、という声がどこからか聞こえてきそうである。

早速「酒心館 壱 純米酒」をネットで調べ、ホームページを見ると、取扱店が並べてある。おっ、あるじゃないですか、近所の酒屋さんに。いそいそと「酒心館 壱 純米酒」を買いに出かける。考えてみると以前から置いてあったはずで、私がそれに気づかなかっただけなのだ。

店の正面の棚ではなくて、奥のほうにちゃんと「酒心館 壱 純米酒」が置いてあった。その横にはなんと「香住鶴」も鎮座していた。この店では「久保田」「緑川」「呉春」「酒心館」「酔鯨」「香住鶴」などが入手できる。近所にいい酒屋さんがあるというのは本当に幸せなことである。

さて、かんじんの「酒心館 壱 純米酒」の味は?
豊かな香りと「こく」があるのだ。粘度がある、といってもいいだろうか。ワイングラスに入れて揺すぶると、さらっと落ちるのではなく、たらりとゆっくり落ちていく感じだ。実際の粘度があるかどうかはわからないが、味覚上は粘度を感じる。かといってそれは甘ったるいものではない。

蔵元のホームページによると「兵庫県産の米を65%まで磨き、名水百選『宮水』で仕込んだ純米酒。丁寧に発酵を仕上げることにより米の旨味を十分に引き出しました。個性的な香りがあり、キレもよく味幅とふくらみのある味わいが特長です」とある。ちなみに「日本酒度+4.0 酸度1.4」と表示がしてあって、いつも旨いと思って飲んでいるものはだいたい日本酒度が+3~6あたりが多いように思う。

「酒心館 壱 純米酒」は純米酒でありながら値段は2100円というお値打ち品。わりと個性があるのでもっぱら飲み専門でもいいし、料理と一緒に飲んでも料理の邪魔になることもない。ううむ、いい酒だなあ。最近は本当にいい純米酒が見つかってうれしいことばっかりだが、どうも目移りして困ります。


【付記】
● とうとうカテゴリー別に見た場合、「酒」の記事が一番多くなってしまいそうです。これではいわゆる「叫ぶログ」「酒ブログ」になってしまうではないか……などと思うのですが、飲んだらすぐ書いておかないと、印象が薄れてしまうのです。新しい酒を飲むとてきめんで、あの酒の味はどうだったかな、あれっ? ということになりがちです。

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No title

私も酒はあちらこちら試してるんですが、その味を表現するのはどうも苦手でねえ・・・
けれども最近は、その甲斐あってか飲む酒が固定してきたかな?
東北の生まれのせいか、どうもそちらの方の酒に偏ってしまいます。

ところで・・・酒心館の名は私も知っていますよ・・・飲んだことはないけど。

No title

おおっ、酒心館の壱ですね!
私が飲んだのは生もとタイプだったから、乙山さんのものはスタンダード、王道をゆくものなのでしょう。
コクがあるという言葉に、生もとの時の個性的な印象を思い出し、ナルホド、と一人合点しています。

>酒ブログ
いえいえいえ、読書や音楽系の記事もコンスタントに上げられるので
酒ブログだなんてとんでもない。もっとはるかに奥行きのあるブログだと思ってます。
私も本当は読書や音楽もやるつもりのブログなのですが、記事がうまく書けずにいます。思うところを言葉にするのが下手なんですよね…

Re:gatayanさん

gatayanさん、コメントありがとうございます。
東北、東日本の酒はまだまだ不勉強です。
いいものがあったら、また教えてくださいね。

味の表現は本当に難しいです。
さらっとしたのが好きだったのですが、いざこくのあるのに馴染むと、
以前好きだった酒を飲み直すと「あれっ」と思ったりします。

まだまだ揺らぎがあるようです。
修行不足を感じます。

Re:RSさん

RSさん、コメントありがとうございます。
この酒は個性的ですよね。
生もとづくりだと、もっと個性が際立ってくるでしょう。
それも楽しみ。

叫ぶログ(まだこの変換をしてきます)もとい、
酒ブログ、なにが悪い!
本当はそう思うのです。

そもそも、酒造り自体が高度な文化だと思います。
酒ブログをそんなふうにとらえる自分自身が、情けなかったです。
失礼ですよね、酒文化に対して。
これからは堂々と酒の記事を書くぞ!



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只野乙山

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⚫︎ できれば「只野乙山=ただのおつざん」とお読みくだされば、と思います。

⚫︎ 文字中心のウェブログ。ほとんど一話完結で、どの記事をご覧になっても楽しめ(?)ます。文字数だけなら一冊の本に匹敵(凌駕?)するほどありますので、ごゆっくりどうぞ。

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