ノザキのコンビーフ

オイルサーディンが今や高級品になった、という文章を書いたが、それ以上に高級かもしれないのがコンビーフ(corned beef)である。近隣の商店に国産コンビーフ第1号の「ノザキのコンビーフ」があったので値段を見ると398円(税抜)。内容量は80gなのでオイルサーディンより高いといえる。だがこれでも安いほうで、明治屋だと450円くらいだし、缶つまだと500円なのだ。
現在販売されているノザキのコンビーフは2020年にリニューアルされた新パッケージになっており、ブリキ缶を巻き取りカギで開けるというお馴染みの方式ではなくなっている。YouTubeでノザキのコンビーフのメイキング動画を見ることができるが、こちらはパッケージのリニューアル以前に撮影されたもので昔の製造工程が紹介されている。
使われている牛肉はオーストラリアやニュージーランド産で、モモ肉の巨大なブロック。膜やスジなどを包丁で取り除いたら適当な大きさにカットし、塩水漬けにする。それを蒸気で蒸し、粉砕した後にスジなどを取り除いて選別する。牛肉の繊維に牛脂や挽肉などを加えて配合したら缶に充填し、巻き締めという方法で蓋をする。最後に加熱殺菌し、冷却したら倉庫で熟成させて出来上がり。
この工程は公式ホームページ「コンビーフができるまで」のコーナーでも紹介されている。では、本当に久しぶりにコンビーフを開けてみますか。もう塩味がついているのでそのまま食べることができる。食べてみると、うん、コンビーフだ。ってなんやねん、そのまんまじゃねえかよ! まあなんつーか、そんな特においしいわけではない(おいおい)が昔からの変わらぬ味がする。
これをね、箸で少しつまんでビール味リキュールとかBNCハイボールをやるわけです。なんとまあ、ちまちました飲みだなあと自分でも呆れるほかない。日本だとほぐしたタイプのコンビーフしかないんだけど、外国ではブロックの肉のままで塩漬けしたのが主流のようだ。たぶん塩もすごく効いているだろうから、塩抜きしないと食べられないかもね。
現在販売されているノザキのコンビーフは2020年にリニューアルされた新パッケージになっており、ブリキ缶を巻き取りカギで開けるというお馴染みの方式ではなくなっている。YouTubeでノザキのコンビーフのメイキング動画を見ることができるが、こちらはパッケージのリニューアル以前に撮影されたもので昔の製造工程が紹介されている。
使われている牛肉はオーストラリアやニュージーランド産で、モモ肉の巨大なブロック。膜やスジなどを包丁で取り除いたら適当な大きさにカットし、塩水漬けにする。それを蒸気で蒸し、粉砕した後にスジなどを取り除いて選別する。牛肉の繊維に牛脂や挽肉などを加えて配合したら缶に充填し、巻き締めという方法で蓋をする。最後に加熱殺菌し、冷却したら倉庫で熟成させて出来上がり。

これをね、箸で少しつまんでビール味リキュールとかBNCハイボールをやるわけです。なんとまあ、ちまちました飲みだなあと自分でも呆れるほかない。日本だとほぐしたタイプのコンビーフしかないんだけど、外国ではブロックの肉のままで塩漬けしたのが主流のようだ。たぶん塩もすごく効いているだろうから、塩抜きしないと食べられないかもね。
【付記】
オージービーフのモモ肉、イオン系列店でたまに見かけますがグラム300円くらいしてますからね。加工代を考えると80gで398円はギリギリかもしれません。
オージービーフのモモ肉、イオン系列店でたまに見かけますがグラム300円くらいしてますからね。加工代を考えると80gで398円はギリギリかもしれません。
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コメントの投稿
こんばんは。
野崎のコンビーフ、懐かしいです。
若い頃はよく食べていました、
玉葱と一緒に炒めたりして。
最近はとんと買わなくなりましたが。
しかし乙山先生の知識は凄いの一言です!
流石はプロです。
そして言葉を大切にする姿勢は、
見習うべきだと常に思うのですが。
若い頃はよく食べていました、
玉葱と一緒に炒めたりして。
最近はとんと買わなくなりましたが。
しかし乙山先生の知識は凄いの一言です!
流石はプロです。
そして言葉を大切にする姿勢は、
見習うべきだと常に思うのですが。
Re: こんばんは。;南亭さん
南亭さん、コメントありがとうございます。
本当に懐かしいですよね、コンビーフといえばノザキでした。
あの、缶の淵に差し込んで巻き取って開封する儀式も。
今はもっと簡便になって、巻き取りカギはなくなっています。
メイキング動画を見たからわかるのですが、これは本物です。
オージービーフのモモ肉はグラム300円くらいですので、
それを思うとぼったくりではありません。
オージービーフがどれくらいの価格で市場に流通しているか、
現場の人もちゃんと知っているんですね。
私、プロじゃありませんよ!
一応、料理を出してお金をもらったことはありますけど。
文章も最近は魂がこもっていないような気がします。
本当に懐かしいですよね、コンビーフといえばノザキでした。
あの、缶の淵に差し込んで巻き取って開封する儀式も。
今はもっと簡便になって、巻き取りカギはなくなっています。
メイキング動画を見たからわかるのですが、これは本物です。
オージービーフのモモ肉はグラム300円くらいですので、
それを思うとぼったくりではありません。
オージービーフがどれくらいの価格で市場に流通しているか、
現場の人もちゃんと知っているんですね。
私、プロじゃありませんよ!
一応、料理を出してお金をもらったことはありますけど。
文章も最近は魂がこもっていないような気がします。