オイルサーディンの「高級」サラダ

某所でニッスイのオイル・サーディンが388円(税抜)で売っていたので思わず買ってしまった。税込だと400円を超えるので魚の缶詰としてはどうなのかな、と思うがまだ安いほうなのだ。今や500円、600円を超えてくるオイル・サーディンも「珍しくない」時代になってしまった。イワシに限らず、魚全般が値上がりしている事情もあるので「今のうち」という感じである。
30年以上前だと(おいおい)ざっくりこの半額くらいで、店でも500〜600円くらいで提供できたのだが、原価が400円を超えてくるとなると、店では1000円以下で出すのは難しいだろう。それに誰がイワシの缶詰に1000円以上出すかって話になる。もはやオイル・サーディンはたかがイワシの缶詰ではなくて、贈答品のレベルになったといっても言い過ぎにはならないだろう。
なのでその高級品を使った高級サラダといこうではありませんか。オイル・サーディンに加えて固ゆで卵2個を加えてタンパク質アップと、それだけで済むメイン感を出す。サラダ用ほうれん草を使って「いつでも、どこでも」みたいな感じを払拭する。これにはブラック・オリーブも一役買ってくれると思う。オイル・サーディンにはオニオン・スライスが合うのだが……買い忘れた。
だから……ここぞという時に役に立たないヤツってあんたのことだよ。準備といっても卵をゆでることくらいでしょ? フライパンに1センチくらい水を張り、沸騰したら冷蔵庫から出した卵を入れ3分、蓋をしてゆでる。3分経ったら火を止め、8〜10分放置し、冷水に入れて冷ます。その間にニンジン、少しだけ欲しい時はスライサーで切って千切りにする。
ドレッシングはぶっちゃけ何でもいいが、今回は「高級」なのでね。食塩含有量70%の塩(もちろん食塩99.X %の塩でもできる)にリンゴ酢(ワイン・ヴィネガーだとなお良い)を入れて溶かし、そこにマイユのディジョン・マスタード(マスタード・シードが入ってないやつ)を入れてよく混ぜ、エクストラヴァージン・オイルを少しずつ入れてしっかり攪拌する。
サラダ用ほうれん草とニンジンの千切りをボウルに入れ、ドレッシングをかけて軽く混ぜる。オイル・サーディンは開封したらオイルを少し捨て、醤油を垂らしたら魚焼きグリルで焼く、というか温める。これは缶ごと直火でもいい(ここだけの話ね)し、オーブントースターでもいい。面倒くさければそのままでもいい。オイル・サーディン缶詰は、そのまま食べられるので。
ミニトマトは半分に切り、任意に切った卵、ブラック・オリーブ(なくてもよい)を散りばめ、瓶入りのレモン汁をかけて(リアルレモンのカットを飾るとなおよい)出来上がり。オイル・サーディンに残った油と醤油は、ドレッシングの一部となる。今回はうっかり忘れて使っていないが、オニオン・スライスとよく合う。この寒いのにメインにサラダかよ、とか言わないでもらいたい。
言い忘れたけどブロッコリーも使っている。写真の中にブロッコリーを見つけられましたか? 写真中央あたりの、ブラックオリーブの左にご注目。冷凍ブロッコリーでじゅうぶんですよ。安い外食チェーンでもそうだから。今回はサラダ用ほうれん草を使ったけど、ベビーリーフを使ったらもっと印象が変わったかもしれない。冷製をメインにするとちまちま飲めるからいいやね。
30年以上前だと(おいおい)ざっくりこの半額くらいで、店でも500〜600円くらいで提供できたのだが、原価が400円を超えてくるとなると、店では1000円以下で出すのは難しいだろう。それに誰がイワシの缶詰に1000円以上出すかって話になる。もはやオイル・サーディンはたかがイワシの缶詰ではなくて、贈答品のレベルになったといっても言い過ぎにはならないだろう。
なのでその高級品を使った高級サラダといこうではありませんか。オイル・サーディンに加えて固ゆで卵2個を加えてタンパク質アップと、それだけで済むメイン感を出す。サラダ用ほうれん草を使って「いつでも、どこでも」みたいな感じを払拭する。これにはブラック・オリーブも一役買ってくれると思う。オイル・サーディンにはオニオン・スライスが合うのだが……買い忘れた。
だから……ここぞという時に役に立たないヤツってあんたのことだよ。準備といっても卵をゆでることくらいでしょ? フライパンに1センチくらい水を張り、沸騰したら冷蔵庫から出した卵を入れ3分、蓋をしてゆでる。3分経ったら火を止め、8〜10分放置し、冷水に入れて冷ます。その間にニンジン、少しだけ欲しい時はスライサーで切って千切りにする。
ドレッシングはぶっちゃけ何でもいいが、今回は「高級」なのでね。食塩含有量70%の塩(もちろん食塩99.X %の塩でもできる)にリンゴ酢(ワイン・ヴィネガーだとなお良い)を入れて溶かし、そこにマイユのディジョン・マスタード(マスタード・シードが入ってないやつ)を入れてよく混ぜ、エクストラヴァージン・オイルを少しずつ入れてしっかり攪拌する。
サラダ用ほうれん草とニンジンの千切りをボウルに入れ、ドレッシングをかけて軽く混ぜる。オイル・サーディンは開封したらオイルを少し捨て、醤油を垂らしたら魚焼きグリルで焼く、というか温める。これは缶ごと直火でもいい(ここだけの話ね)し、オーブントースターでもいい。面倒くさければそのままでもいい。オイル・サーディン缶詰は、そのまま食べられるので。
ミニトマトは半分に切り、任意に切った卵、ブラック・オリーブ(なくてもよい)を散りばめ、瓶入りのレモン汁をかけて(リアルレモンのカットを飾るとなおよい)出来上がり。オイル・サーディンに残った油と醤油は、ドレッシングの一部となる。今回はうっかり忘れて使っていないが、オニオン・スライスとよく合う。この寒いのにメインにサラダかよ、とか言わないでもらいたい。
言い忘れたけどブロッコリーも使っている。写真の中にブロッコリーを見つけられましたか? 写真中央あたりの、ブラックオリーブの左にご注目。冷凍ブロッコリーでじゅうぶんですよ。安い外食チェーンでもそうだから。今回はサラダ用ほうれん草を使ったけど、ベビーリーフを使ったらもっと印象が変わったかもしれない。冷製をメインにするとちまちま飲めるからいいやね。
【付記】
ニッスイのオイル・サーディン、安定のおいしさでした。外国産だとより安価で買えるのもありますが、味や匂いを保証できません。
ニッスイのオイル・サーディン、安定のおいしさでした。外国産だとより安価で買えるのもありますが、味や匂いを保証できません。
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オイルサーディンというと…
それはもう40年近くも前のことになります。
大学を出てすぐ、大阪で働いていた頃のことです。
天王寺、アポロビルの地下だったかなと思います。よく行っていたスタンド場バーが有りまして…。ブラックニッカのロックが確か300円ほどでした。これを2杯引っ掛けるのが帰り際のならい。そのときにいつも注文していたのがオイルサーディンでした。たぶん400円ぐらいで、いつもこれを頼んでいました。
カウンターの向こうのおじさんが…おっと、長くなりそうだ。これは、ブログの方に…
それはもう40年近くも前のことになります。
大学を出てすぐ、大阪で働いていた頃のことです。
天王寺、アポロビルの地下だったかなと思います。よく行っていたスタンド場バーが有りまして…。ブラックニッカのロックが確か300円ほどでした。これを2杯引っ掛けるのが帰り際のならい。そのときにいつも注文していたのがオイルサーディンでした。たぶん400円ぐらいで、いつもこれを頼んでいました。
カウンターの向こうのおじさんが…おっと、長くなりそうだ。これは、ブログの方に…
Re: gatayanさn
gatayanさん、コメントありがとうございます。
40年前……1980年台前半なら「古き良き時代」だったかと。
1980年台後半から一気に変になりましたもんね。
アポロビル……懐かしいですね!
地下1階は飲食エリアで、バー(というか飲み屋)があって、
深夜だとビル自体の冷房が切れてしまって、
みんな汗をかきながら飲んでいる店でした。
都ホテルの〈ルミエール〉とか天王寺の〈桃陰〉、
それらが好きでしたが阿倍野の〈4分音符〉は行けず終いでした。
青春の思い出です。
オイルサーディン、高くなっちゃいましたね。
40年前……1980年台前半なら「古き良き時代」だったかと。
1980年台後半から一気に変になりましたもんね。
アポロビル……懐かしいですね!
地下1階は飲食エリアで、バー(というか飲み屋)があって、
深夜だとビル自体の冷房が切れてしまって、
みんな汗をかきながら飲んでいる店でした。
都ホテルの〈ルミエール〉とか天王寺の〈桃陰〉、
それらが好きでしたが阿倍野の〈4分音符〉は行けず終いでした。
青春の思い出です。
オイルサーディン、高くなっちゃいましたね。