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厚揚げと小松菜の煮浸し

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中華風野菜炒めを作ったのなら、もう一品も中華風料理にして統一感を持たせるようにするのが普通ではないかと思う。もう一品用に小松菜を買ったとすると、小松菜で「青菜炒め」を作るパターンである。初めはそのつもりだった。小松菜で青菜炒めを作って「今日は中華な気分」を満喫する予定だったのだが、冷蔵庫に厚揚げ豆腐があるのを見つけてしまった。

これは他日、家常豆腐を作ったときの残り物なのである。今回も家常豆腐で全く差し支えないのだけど、その日はなぜか中華風の野菜炒めが食べたくなった。はっきり言って違いは「厚揚げのある/なし」だけなので、変な話だというのは自分でもわかっている。小松菜と厚揚げ豆腐を眺めているうちに、中華料理ではなく、これらで煮浸しを作ったらどうだろうと思った。

はい、このようにして統一感やテーマ性のない食卓になるんですね。ひどい日だとスーパー市場で惣菜をひとつ買って、すぐできる一品だけ作って済ませることもわりとある。揚げ物を選ぶことが多いのは塩分対策を考えてのことで、秋田のスーパー市場の惣菜はおおむね濃いめの味付けになっている。これは地元で買う人の趣味趣向を反映しているからだ。

小松菜は根元の部分に砂を噛んでいることがままあり、その部分だけ切ったらよく洗っておくとよい。また太いので縦半分に切ってしまえば火の通りも均一になる。茎の部分と葉の部分を分け、両者が混ざらないようにしておく。小松菜はほうれん草ほどエグ味(アク、シュウ酸)がないが、気になる人はボウルに水を張ってしばらく浸しておくと幸。

厚揚げは食べやすい大きさに切っておく。油抜きはしなくても問題ないが、気になる人は熱湯をかけるなり、沸騰した湯が入った鍋に入れて少し煮るといい。味付けは粉末だしの素、醤油、みりんで行うが好みで砂糖を入れても。煮物に砂糖が不可欠だという人、わりといるんじゃないかな。今回はもっと簡単な方法、ヒガシマルうどんスープ1袋を使って味付けした。

ヒガシマルうどんスープは便利でおいしいが、1袋あたり塩分3.8gなのをお忘れなく。うどんスープにして全部飲めない数値ではないが、これ一品だけじゃないからね。他の料理の塩分も考慮して全部スープまで飲み切るのはやめたほうがいい。人間の体は、ナトリウムを摂るともれなくできるだけ吸収し、かつ、それをなるべく排出しない構造になっている。

腸管吸収され血液内に取り込まれるわけですね。で、アルコールを飲むと尿の塩分濃度は限りなくゼロに近くなる。ここだけの話だけど塩分計で測定したの。飲むと尿が近くなるのは誰しも経験していると思うが、その度にナトリウム出してたんじゃね。血圧関連で危険視されがちなナトリウムだけど、人間の身体にとって必須中の必須成分なんですね。

1袋3.8gを300mlの水で割って煮汁とする。えっそれじゃ1%超えてるじゃん、という声が聞こえてきそうだが、本当の塩分濃度は塩分/(食材+水の総量)に100を乗じたものなので心配ない。ちなみに厚揚げ豆腐=150g、小松菜=200gだった。ヒガシマルうどんスープだけでもできなくはないが、ほんの少し甘みがほしいのでみりん少々を加えておいた。

厚揚げ豆腐と小松菜の茎の部分を入れ、小松菜にある程度火が通るまで中火で煮る。3〜4分といったところだろうか。ここでいったん火を止め、冷ます。その間にもう一品を作るといい。サッとできる炒め物とかね。もう一品ができる少し前に再度点火し、煮汁が温まったら小松菜の葉の部分を入れてしんなりするまで煮たら出来上がり。いつまでもグツグツやると色褪せてしまう。

小松菜の色が綺麗に残っているのを画像で確認できると思う。だけどこれ、ちょっと汁が多すぎじゃね? 思ったより小松菜と豆腐から水分が出てしまったこと、煮汁が減るまで煮詰めなかったこと、この2点が原因と思われる。塩分はほとんど煮汁の中にあるので、小松菜と揚げ豆腐を食べるとじつに穏やかで優しい味に仕上がっている。おかずにするならもっと甘辛い味付けが好まれるでしょう。


【付記】
煮物ではなく、あくまで煮浸しにするのがポイントです。このような葉物野菜を煮物にしてしまうと、どうしても色褪せてしまうんですよね。煮物はやはり、根菜が向いているでしょう。

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