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男鹿半島と周辺を歩く(46)はまぐり食堂(三種町)

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三種町(八竜)に〈はまぐり食堂〉というのがあるのを知って、一度行きたいと思っていた。本当に存在するのかネットで調べてみると、あるではないか。位置的には男鹿市の北部で、車で40分以内で行けることも確認した。経路としては、とにかく国道101号線を能代方面に向けて北上して最後にいくつか曲がるのだが、そこはスマホに任せよう。

スマホは目的地に着きました、と報告してくれるがそれらしい店は見当たらない。仕方がないので来た道をUターンしてゆっくり走ってみると、小学校の近くまで来た。そして〈はまぐり食堂〉も発見できた。最後のカーブを曲がってすぐの所にあるので、うっかり見過ごしてしまったのだ。確かに〈はまぐり食堂〉とあるのだが……

左隣に〈清水精肉店〉とあるね。入り口の形は全く同じだし、どうやら〈清水精肉店〉が〈はまぐり食堂〉も経営しているようだ。しかしそれにしても「肉屋さんのはまぐり」ってどういうことなんだろうね。はまぐりが名物なのか……いやそれは桑名でしょう? わけわかんない(あんたもね)けど、付近の駐車場に車を停めて店に入ってみました。

いや、これは見事なまでの昭和的な雰囲気が残っていますね。小さなテーブルが二つ、あとは奥に座敷があるけれど、店の規模としては最小ではないかと思う。カウンター席があるだけの屋台も真っ青になるほどだ。メニューは壁に貼ってあり、「MMセット」なる未知のメニューもあるようだが、よくわかんない。ちゃんと調べるべきだったね。

あまりにもゆったりと時間が流れているようで、私が入ってしばらくしても何の反応もなく、先客が「お客さん来てるよ」と奥に声をかけてくれたお陰で店の人が姿を現した。MMセットって何ですか、と訊こうかとも思ったが面倒くさい(おいおい)のでしょうゆラーメンを頼んだ。だ・か・らぁ、あんたはダメだ(うだつが上がんない)っての。

20190507131442b70.jpegさて料理が来ましたよ。本当にしょうゆラーメンなのか、と言いたくなるスープの色。たっぷりの白ネギに豚肉の薄切り、これはチャーシューの代わりということだろう。中央にナルト、手前にメンマ、左側に見える丸い物体は麩だった。関西ではまず見かけないが、北海道や東北では「ラーメンに麩」はさほど珍しいことではないという。

スープを飲んでみると、ウワォ、と声が出そうになる超高濃度の塩分で、たぶん1.6%以上だと思う。甘さがほとんどないのが意外だけど、今まで味わったラーメンの中では最高の塩分濃度と断言できる。スープ自体の味は悪くないんだけど、水とか白ご飯が欲しくなりますね。スープを飲むのは危険だが、クセになりそうな不思議な味わいだ。


【付記】
⚫︎ 後日、MMセットを調べてみると、ラーメンに肉皿(豚バラ肉の煮込み)とご飯が付いたものだそうです。これが看板メニューのようで、注文する客が多いとか。でも私は……たぶん無理。ちなみにはまぐり食堂にはまぐり料理はありませんでした。

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こんばんは。

「はまぐり食堂」!
これは見逃せない店名ですね!
期待度大、裏切られた時のショックも大。

MMセット、すごく気になります。
是非次回は勇気ある食レポを願いたいものです。

しかし、このラーメンの無国籍性は強烈かと。
ますますMMセットが楽しみになりました。

三年ほど前のこと、東京に近い法華経寺という古刹の門前町で、
歴史を感じる中華屋に入ってラーメンを頼んだのですが、
そのあまりにも素っ気ない品には仰天したことがあります。

まず、スープに調味料の味が全く感じられなく、
ただただ真っ黒な醤油に浸った麺。
焼き豚はぱさぱさだったような。
なにを食べて何を啜っているのやら、ある意味文化財的なラーメンでした。

聞けば昭和6年からやっているそうで、
ということはこの味で100年近く商ってきたというわけですね。
一瞬、自分の舌のほうが間違っているのでは?
そう思わされた超名店でありました。

Re: こんばんは。;南亭さん

南亭さん、コメントありがとうございます。
MMセットは、ご飯と豚肉が付いてくるようです。
分量的にはとても無理なので、たぶん……

はまぐり食堂という名称や佇まいはとても良いですね。
いかんせん塩分があまりに高濃度なので驚きました。
食品は「とりあえず塩蔵」の文化を思わせる塩加減でした。

だけど南亭さんがいらしたラーメン店もすごいですよ。
昭和6年からやっているというのもすごいですし、
南亭さんの筆による味も、想像するだにものすごい!

そういう店は、普通の店より記憶に残るから不思議ですね。
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只野乙山

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