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男鹿半島と周辺を歩く(27)ぶるーべりーガーデン(男鹿市北浦)

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とある休日、姉が訪ねて来て、紫陽花を干させてほしい、という。ドライフラワーにすると買い手がつくのだそうで、そういう発想は自分にはないものだったので感心した。作業に一段落ついたので何か食べに行こうか、となった。なんでも近所にカフェがあるという。漁港しかないこの町にカフェなんてあったっけ?

正直、カフェより喫茶店のほうが好きなのだが、姉によると「そういう文化ではない」とのこと。ほとんど漁師と農家ばかりなので喫茶店を利用する習慣がないのだ、と。商業が極度に発達した町に生まれ育った私は、幼少の頃、よく大人に喫茶店に連れて行ってもらった。私の生家は商売をしていて、人の出入りが多かったのである。

半径50m以内に大衆食堂、寿司屋、中華料理店、洋食屋、そして喫茶店が存在する飲食店まみれの町に生まれ育った者からすると、周囲に住宅以外何もない閑静な住宅街とか田舎はあまりしっくりこないのだが、慣れてしまえばどうということはない。ほとんどの店はクルマがないと行けないのだが「そういうもの」なのだ。

そのカフェもクルマで行ったんだけど、もうすでに何台か駐車しており、なかなかの人気店のようだ。ていうか他に店がないんだから人気があるとかないとか言っても意味がないような気もするんだけど。店の横ではブルーベリーが栽培されており、それを使ったジャムやケーキも出しているようだ。

入ってみると、なるほどこれは「カフェ」であって喫茶店ではない。木を多めに使ったナチュラルで明るい空間には定番(?)のボサノヴァが流れている。どうもお洒落度的には「ボサノヴァ>ジャズ>ロック/ポップ>クラシック>演歌」という感じになってるみたい。よくわかんないので何を食べるかは姉に任せた。

さて料理が来ましたよ。えっと何だろうね「トマトソースのパスタにサラダ、クリームシチューと野菜のピクルス、バゲット添え」だろうか。ここはカフェだからね、なんとか定食とかはないんですよ。画面中央より少し上の方に黒い粒が2つ見えているが、これがブルーベリーである。これが今時のオシャレってやつですかね。

うーん……全体的によくできているとは思う、でもなんか違うんだよなあ。個人的にはいつぞや石窯ピザ屋で食べたパスタ&ピザのセットのほうが好きかな。違和感の原因を分析することはできないけど、たぶん自分の感覚が古くて、新しい時代の感覚について行けてないってことじゃないのかな。うん、たぶんそれだね。


【付記】
⚫︎ ふだん通ることのない道沿いにあるカフェは「ぶるーべりーガーデン」というお店です。たまに通ると、いつも何台か車が停まっているのでやはりそれなりに人気があるのでしょう。

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No title

乙山先生、

空間も料理も腑に落ちない店って、時々ありますよね・・・
こんな記事がありましたが、外食不毛の地なのですかね。

https://www.asahi.com/articles/ASL9P3K78L9PUBUB003.html

Re: 82gtkさん

82gtkさん、コメントありがとうございます。
秋田(特に男鹿)は広域限界集落ですので、
外食チェーンも手が出しにくいのでしょう。

基本、車社会ですから客単価の高いアルコールも伸びませんし、
投資をしたところで回収するのに時間がかかるわけです。
なので誰もやりたがらないんですね。

男鹿に奇跡的にガスト、かっぱ寿司、すき家がありますが、
101号線沿いで、唯一の賑やかなエリアです。
繁華街などとは決して言えないばしょでしてね。

感覚ではなく味覚

きっと、乙山さんが「古臭い」感覚の持ち主ではなく、味覚としてカフェのメニューはそこそこ美味しい!と、窯焼きピザは「うまい」だったのでしょう。
うまいは反応のことは、美味しいは形容詞ですね。
私もカフェのメニューのやたら飾りの野菜と中途半端な量とラテとかより、窯焼きピザとビールかワイン派ですね。

Re: 感覚ではなく味覚;かずさん

かずさん、コメントありがとうございます。
どうも近頃の「カフェ」が苦手な人間です。
悪くないんだけど、なんか違うんだよなあ、とか思ってしまいます。

> 私もカフェのメニューのやたら飾りの野菜と中途半端な量とラテとかより、窯焼きピザとビールかワイン派ですね。

ああ、それができたらどんなにいいことでしょう!
帰りのことを考えずに、飲食店で思う存分飲めたら……
それができぬのがクルマ社会の悲しさですね。
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只野乙山

Author:只野乙山

⚫︎ できれば「只野乙山=ただのおつざん」とお読みくだされば、と思います。

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