FC2ブログ

天然近海のヒラマサ(小物)を食う

20181013183028670.jpeg
某休日、今日こそ男鹿と周辺の飲食店に訪れて新規開拓をしようと思う気持ちと、休日だから飲んじゃえという気持ちがせめぎ合う。なんて書くと大げさになってしまうけど、要するに外出するか、しないかで逡巡しているわけですね。でも家にこもって過ごすには食料がちょっと……みたいだしね。

じゃあとりあえず外出するか、みたいな感じで出ると目的がないんで困るんですね。ふいっと入ってきてトロトロ走る軽トラックに「またアンタらかよ」とうんざりする*と、なんの考えもなしに方向転換してしまう。何やってんだよ俺、とか思うんだけど集めた音源をクルマで再生してみたい気持ちもあってまあいいか、となる。

結局、少し走って(クルマでね)スーパー市場で買い物をして帰ってくるというパターンになったけど別にいいんだ。本当は自分の足で歩いて運動するのがベストだとわかっているんだけど、クルマ社会だとうっかり歩いていると危ない。普段は自分がクルマに乗るんで、そしたら「なんでこんなとこ歩いてるんだよ」とか思っちゃうからね。

ホント勝手だよな。少し距離はあるけどドライブがてらだったら問題ないよ、ってなわけで男鹿温泉郷の「たかはし鮮魚店」に行きました。一目でわかるヒラメはないが見慣れない柵が並んでいるので、何かと訊くと「ヒラマサです」という。瞬間、これはもう買うしかないな、と思った。カンパチとかヒラマサは男鹿でも一般では見かけないから。

よく見ると背と腹が一体になっている小さな柵。なるほど小物だからこの値段なんだね。よく青物は大きいほど良いと言われるが、小物にはすっきりした味わいがあって私は嫌いではない。青物は刺身では食いたくないのが本音だが、それは関西にいた頃の話。漁港が近いと、秋刀魚でもイワシでも刺身でいけるんですね。

ただ寄生虫に注意しないといけないのは鮮度に関係ない。では引いていくんだけど、内臓周辺の小骨はしっかり除去してくれているみたい。血合い骨をチェックすると、指で触る限り問題なし。さすが「たかはし」さんである。食べやすいようにきちんと仕事をしている。店主はエッと思うくらい無愛想だけどこの人が魚を捌いているわけで。

2018101318302763f.jpegもう平造りでいきますか。小物だし、血合いの部分で離れやすいのだ。ちょうどサバのきずし(シメサバ)を作る感じで少し厚めに引いていく。小物は大きめに引くといいんじゃないかな。盛り付けはただ並べただけのいい加減なものだけど、これはいつものこと。客に出すわけでもないのでこれでじゅうぶんである。

血合いの部分と白身の色合いが絶妙ですね。食べてみると嫌な臭みは感じられず、ある程度の濃厚さはあるのになぜかあっさり、さっぱり食べられて醤油につけても脂はほとんど浮かない。養殖ハマチだとほんの少しでもういいとなるけど、これなら一皿ペロッといける。小物だけどヒラマサが出るとは本当に予想外だった。

* 大阪出身の私がいうのもなんだが、秋田の運転マナーは良くないと感じる。おそらく「車に乗っている」のではなくて、無意識の「身体の延長として車がある」のではないか。つまり自転車に乗るのと同じ感覚で車に乗っているので、交通ルールや運転マナーが「悪い」というより、それらに無頓着なのだ。高齢運転者が多いのも関係あるかもしれない。

【付記】
⚫︎ 男鹿でもスーパー市場にヒラマサが出ることはほとんどなく(というか見たことがない)、せいぜいカンパチの養殖物で、タイでもいつも置いてあるのは養殖物です。小物とはいえ、天然近海のヒラマサが300円で楽しめたというのは有難いことです。

関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

いつもいつもうまそうなお刺身を・・・・・。
うふふ、今日はヒラマサよりも安く、ヒラマサよりも豪快な奴を
仕込みました。
メカジキの頭です。煮付けました。

Re: 根岸冬生さん

根岸さん、コメントありがとうございます。
メカジキ……カジキ類では最大級のアレ、ですか!
確かに豪快ですね、もうツノ(?)はとってあると思いますけど。
煮付けても良いでしょうし、バターでソテーしても良さそうですね。

No title

ちっちゃいヒラマサかあ~

関西ではこんな小さなヒラマサは売ってませんからねえ・・・
どんなのかな、って一度試してみたい気はありますね。

Re: gatayanさん

gatayanさん、コメントありがとうございます。
そうですね、この大きさは商品としては出回らないもので、
漁港のある町の朝市などでしか流通しないと思います。
イナダでもそうですが、青物の小物はわりと好きです。
プロフィール

只野乙山

Author:只野乙山

⚫︎ できれば「只野乙山=ただのおつざん」とお読みくだされば、と思います。

⚫︎ 文字中心のウェブログ。ほとんど一話完結で、どの記事をご覧になっても楽しめ(?)ます。文字数だけなら一冊の本に匹敵(凌駕?)するほどありますので、ごゆっくりどうぞ。

⚫︎ 下の「全ての記事を表示する」をクリックすると、全記事のタイトル一覧が出ますので過去記事を参照することができます。

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カレンダー
10 | 2018/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
最新コメント

openclose

最新トラックバック
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

アーカイヴ

2018/11 (5)

2018/10 (9)

2018/09 (8)

2018/08 (9)

2018/07 (8)

2018/06 (5)

2018/02 (7)

2018/01 (9)

2017/12 (9)

2017/11 (8)

2017/10 (9)

2017/09 (9)

2017/08 (8)

2017/07 (9)

2017/06 (9)

2017/05 (9)

2017/04 (8)

2017/03 (9)

2017/02 (4)

2017/01 (1)

2016/06 (1)

2016/05 (13)

2016/04 (13)

2016/03 (20)

2016/02 (10)

2016/01 (11)

2015/12 (10)

2015/11 (10)

2015/10 (11)

2015/09 (13)

2015/08 (10)

2015/07 (11)

2015/06 (10)

2015/05 (10)

2015/04 (10)

2015/03 (11)

2015/02 (9)

2015/01 (11)

2014/12 (9)

2014/11 (10)

2014/10 (11)

2014/09 (10)

2014/08 (10)

2014/07 (10)

2014/06 (10)

2014/05 (11)

2014/04 (10)

2014/03 (10)

2014/02 (9)

2014/01 (11)

2013/12 (9)

2013/11 (10)

2013/10 (10)

2013/09 (10)

2013/08 (11)

2013/07 (10)

2013/06 (10)

2013/05 (10)

2013/04 (10)

2013/03 (11)

2013/02 (9)

2013/01 (11)

2012/12 (9)

2012/11 (10)

2012/10 (11)

2012/09 (10)

2012/08 (10)

2012/07 (10)

2012/06 (10)

2012/05 (11)

2012/04 (10)

2012/03 (10)

2012/02 (10)

2012/01 (9)

2011/12 (9)

2011/11 (10)

2011/10 (10)

2011/09 (10)

2011/08 (10)

2011/07 (9)

2011/06 (9)

2011/05 (10)

2011/04 (8)

2011/03 (8)

2011/02 (12)

2011/01 (12)

2010/12 (12)

2010/11 (13)

2010/10 (15)

2010/09 (15)

2010/08 (14)

2010/07 (16)

2010/06 (17)

2010/05 (21)

2010/04 (18)

2010/03 (20)

2010/02 (23)

2010/01 (27)

2009/12 (27)

2009/11 (27)

2009/10 (26)

2009/09 (24)

2009/08 (19)

2009/07 (21)

2009/06 (30)

2009/05 (26)