地下鉄長堀橋駅周辺を歩く(4) 中華料理 福泰軒

Fukutaiken_01.jpg
自宅近辺の中華料理店〈福泰軒〉(ふくたいけん?)に行ってみた。詳細はわからないが、ウェブ地図などに記載がなかった(2016年4月現在)ことから、比較的新しくできた店ではないかと想像する。たいへん綺麗な店内からもそれと伺われる。店員さんの話し方や注文の通し方、厨房の応答などから、完全に大陸系の中華料理店だとわかる。

昼食は「日替わりランチ」と幾種類かのラーメンと炒飯のセットがあるようで、この日は「台湾ラーメンと炒飯のセット」のようである。迷わず後者を注文するのだが、じつは台湾ラーメンなるものを食べたことがない。スパゲッティ・ナポリタンがナポリに存在しないように、たぶん台湾ラーメンだって台湾にないに違いない。どうも名古屋発祥という説を聞いたことがある。

それにしても綺麗な店内である。厨房と客室が完全に分離されており、油染みた感じが微塵もしないので若い女性客も利用しているに違いない。今日は午後一時を回った頃を狙って入店したので、客は比較的少なめだったが、ランチタイムの最中だと混雑して大変なことになっているのではないだろうか。時間の制限がない身分としては、早めか遅めのどちらかに入店するに限る。

Fukutaiken_02.jpgさて料理が来ましたよ。台湾ラーメンは、ニラと豚挽肉を炒めたものが乗っており、ラー油を使ったのかスープの表面が赤く色づいている。麺は中太ストレートのようである。スープを飲んでみると、おっ、この味わいはあの有名な「天理(彩華)スタミナラーメン」とかなり似た味の組み立てになっているように感じた。しょうゆベースなんだけど、癖になる味なんですよね。

炒飯は具材がたいへん細かく刻まれていて、ぱっと見た目にはよくわからない。焼豚、葱、卵が入っているようだけど分量的にかなり控えめ。どうなのかな、と思いながら食べてみると、おっ、と思うほどうまくできている。ご飯がぱらっとしていて、米の一粒一粒にしっかり油が回っているのがわかる。そしてそれが、じつにいい塩梅で決して脂っこくないのである。

Fukutaiken_03.jpgいや、この炒飯はすごいですね。近隣の中でもずば抜けて腕のいい料理人が鍋を振っているのではなかろうか。写真三枚目はちょっと見苦しいかもしれないが、米粒がぱらっとしており、米の一粒一粒に油が回っているのがおわかりいただけるかと思う。これだけ少ない具材で満足させるというのはなかなかできることではないだろう。

台湾ラーメンといい、炒飯といい、いずれもよく出来たものだと感心してしまった。台湾ラーメンと半炒飯のセットは880円で、値段もそんなに高いわけではない。味からすると、むしろお得な感じもするくらいである。杏仁豆腐と漬物も付いているんだけど、漬物は余計で、どうせ付けるならザーサイくらいにしてほしいなあ。でもとても気に入ったので、他日また利用することになったのは言うまでもない。


【付記】
● 後日「麻婆ラーメン」という不思議な麺料理と炒飯のセットになっていたので注文してみたのですが、今一つ、という感じでした。今度はふつうの醤油ラーメンと炒飯のセットをぜひ食べてみたいものです。台湾ラーメンのできからすると、担々麺もかなり期待できそうな気がします。


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No title

まあ、台湾といえば、代表は牛肉麺でしょうね。
だからといって、台湾ラーメンが台湾発祥ではないと言いきれない部分をあります。
(もちろん、名古屋発祥なのですが。作ったのも台湾人ですし。)

しかし、実際に台湾には、国民党以前にも、中国各地から入ってきますしね。
四川からも入っているでしょうし。
あの迷宮のどこかに日本の台湾ラーメンと同じような麺がもともと食べられている可能性は否定できません。

Re: 根岸冬生さん

根岸さん、こんにちは! コメントありがとうございます。
なるほど「台湾ラーメン」を作ったのは台湾人だったわけですね。
完全なオリジナルの可能性もありますが、
どこかで食べたものを再現したと考える方が無理がないように思います。

ということは、仰るように、台湾のどこかに「台湾ラーメン」とよく似た、
麺料理があるという可能性は高いでしょうね。
いわゆる「台湾ラーメン」を台湾で作って、
「これと似たものはないか」と探す企画なんて面白いでしょうね。
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