店の大まかなメニューができた



〈BAR FLANEUR〉の大まかなメニューができましたので一部を御覧に入れます。
写真一枚目が「日本のウィスキー」、二枚目が「ブレンデッド・スコッチ」です。
三枚目が「シングルモルト」の一部、四枚目が「おつまみ」となっております。

当店ではシングル(S=30ml)とジガー(J=45ml)でご提供いたします。
もちろんダブル(W=60ml)のご注文も承ります。
チャージは頂きませんが、消費税8%がかかります。

あくまで暫定版ですので、変更される可能性があります。



Menu_Japanese.jpg


Menu_Blended.jpg


Menu_Singlemalt.jpg


Menu_Foods.jpg



文字の大きさと左揃え、中央揃えなどスタイルが混交しているが、いつものように小さなサムネイルにしたらほとんど意味のない画像になってしまうので、今回は不細工だが見やすさを優先した。以前、酒屋と打ち合わせをしていると「だいたいどれくらいの値段で売るんですか」と訊くのでこのメニューを見せると「お安くいかれるんですね」と少し驚いていた。

また同じフロアで焼鳥屋さん〈五八〉をやっているマスターにあいさつに行ったとき、やはりこの話になって、だいたいこれくらいで、というと「えっ」という顔になった。「で、チャージはどれくらいとるんですか?」と訊くので、ノーチャージでいきます、というと「やっていけるんですか」と心配してくださった。やはり相場というものがあって、それよりかなり安い値段設定になっているようだ。

たしかに儲けは少ないだろう。だが「自分が行きたいと思えるバー」を目指してやっているわけで、大儲けをするためにやるのではない。ウィスキーにかんしてはすべて原価と原価率をたたき出してExcelに入力してある。決して無理はしていないし、無茶な値段設定にはなっていないと思う。ただし今後、ウィスキー全般が値上がり傾向にあることは確かなので、苦しくなっていく可能性がある。

もうみんな、バランタインのファイネストが1000円くらいで買えるのを知っているわけで、それを一杯800円で売る気にはなれないし、飲みに行く気にもならない。それでもバー(というか飲み屋)に行くのは何か付加価値があるからだと思う。例えば若い女の子がたくさんいるとか、いくら高くても飲みたい最高のカクテルがあるとか、あるいはマスターの人柄に魅力がある、とかだろうか。わが店にそんな付加価値があるのか?

私見では、多くのバーの値段設定が昔のままではないか、と感じている。つまり1989年の酒税法改定以来、洋酒の値段は大きく下がったのに、バーの売値はそのまま据え置きになっている、というか、引き下げることができなかったんじゃないかと思う。新規開店の場合、だいたい相場に合わせていくのが普通だから、昔の値段がそのまま引き継がれてきたのではないだろうか。

東京のほうでは〈原価バー〉とか〈銀座300バー〉などがあって、なかなかの人気だという。大阪には進出していないようだが、何かが売れるとすぐその真似をするものが現れるのが商売の世界。必ず、それらのスタイルを真似たバーが大阪にも出現するに違いないと踏んでいる。その時、慌てたり困ったりせずに、あ、ウチはそこの入場料以下で飲めますから、と言えるようでありたい。

生きていて、人のために役に立てたら、そして人に喜んでもらえたら、なんだかとても生きていて良かった、と思える「心」が、人間にはあると信じている。だからこそ、ボランティア活動が行われるのではないか。店をやる以上、人に喜んでもらったり、楽しんでもらったりできなかったら、やる意味や価値はないと思っている。すべてはそれゆえの値段設定である。


【付記】
● 下手すると「ああ、あそこは安いだけが取り柄だからね」となってしまうかもしれません。そうならないためにも、日々の精進が大切だということなんでしょうね。常に「価値>価格」であれば、生き残っていけるのではないか、そう信じてやるしかありません。


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非公開コメント

凄い

ぶっちゃけ沖縄ですらこの金額では飲めません。かなり安いです。
乙山さんは本当はどこかの会社のCEOか何かで、趣味で店やってるんじぇねーかと疑ってしまうレベルですw

おつまみはあと100円値上げ検討してもよろしいかと思います。ますますお店に行きたくなってしまいました。

Re: 凄い ; 南国県民さん

南国県民さん、コメントありがとうございます。
安く見えるようですが、シングル=30mlの値段です。
しかもメジャー・カップできっちり量って出すわけです。

ふつうの店は、シングルといっても30mlではなく、
バーテンダーが目分量で注ぎ入れて出してますね。
あれは、人にもよりますが40ml~50mlの間のいずれかの量になっています。

だから、800円~とか値段が付いているわけです。
30mlって、ちょっと物足りないですよね。
乙山の店のジガーが、ふつうの店のシングルだと思って下さい。

>趣味で店やってるんじぇねーか

ま、素人同然ですから。心斎橋の先輩方にも笑われ、呆れられましたよ。

好感度

乙山さん、価格設定は正解かもしれません。どこも横並びなら、やはり安いところに行きたいのが人情。そのお店の雰囲気がよければ常連も増えます。
 あとはマスターの人柄、居心地でしょうか。
 きっちり量り売りなら、損もしないでしょうし物足りなければお代わりとなることもあるでしょう。
 実は私はショットバーに通いつづけたことはないのです。なので洋酒はあまり詳しくありません。ご指導ください。
 4月下旬に大阪に行きます。3日程度滞在しますので、顔を出したいと思います。スピーカー当てはもう、終わってるでしょうね。

No title

いやあ、程よいお値段で・・・

私の好みとしては、1枚目の写真・・・日本のウイスキーのした二つなんていいですね。
おつまみはオイルサーディンかビーフジャーキー。

本当は何にもなくてもいいんですけどね。
それだと・・・お店のもうけになりませんからね(笑)

Re: 好感度 ; トニーさん

トニーさん、こんにちは! コメントありがとうございます。
ただ安いだけの店、とだけは思われたくないものです。
記事にも書きましたように、バーの相場は乙山の庶民感覚では高すぎるのです。
申し訳ないけれど、また行きたくなるバーは滅多にありません。

だからこそ「自分がまた行きたくなるバーを作ろう」と思ったのです。
だってね、千円そこらで売ってるものが一杯800円って、どう考えても変ですよ。
それをおかしいと思わない方が、おかしいんです。
水商売の栄光の時代は、泡沫経済の破綻とともに終焉を迎えたのが現実の姿。

ウチにオーディオ好きのお客さんがいらっしゃるかどうか、わかりませんねえ。
だから、4月後半でもまだ、スピーカー当ては終わってないように思いますよ。
「遊歩者 只野乙山」の読者限定の特典ですから。読んでくださっている方だけが参加すればいいので、
一般のお客さんに、こちらから「実はですね……」ということはありません。

Re: gatayanさん

gatayanさん、こんにちは! コメントありがとうございます。

> いやあ、程よいお値段で・・・

でしょう、でしょう? これくらいでいいんだと思いますよ。
本坊マルスはなかなか良い味出してますよねえ!
できれば江井ヶ嶋酒造の酒も置きたいものです。
これもまた、なかなかのものなんです。

おつまみは、当初はそんなに揃えることができそうにありません。
ビーフジャーキーって、ご存知でしょうけど原価が高い!
ウチの設定、これだけ無茶苦茶ですわ。原価率50%ですから……
でも、いいんです。そこで儲けなくても。

No title

めっちゃ魅惑的すぎるメニュー・・・
一度に2~3種類注文して利き酒したいです!!(笑)

>私見では、多くのバーの値段設定が
私も同意見です・・・が、乙山さんのお店には行くべき付加価値があると思うので
チャージ位は(簡単な突き出しをサービスして)頂いても良いのではないかと。
まぁ開店後の数か月は「オープニングセール」としてチャージ無料で良いかと
思うのですが・・・

と、客の方から「もっと儲けなはれ」と物言いがつくのはひとえに乙山さんの
お人柄の賜物ですね(笑)

Re: zumiさん

zumiさん、こんにちは! コメントありがとうございます。
一度に注文して…だめだめ、死にたいんですか?
日本酒じゃないんですよ、アルコール度数がちがいます。
バーで飲み物を頼んだら、それを10~15分くらいで飲んで、
3杯か4杯、だいたい1時間くらいでしょうか。
それが「正しい」(?)大人の飲み方ってもんですよ。




No title

今日はプレオープンで、今ごろはお忙しくしておいででしょう。^^

正式のお祝いはあらためて申し上げさせていただきますが、
プレオープン、おめでとうございます♪

ああ…近ければ、毎晩でも通いたい!(笑)
メニューのお酒を全部いただいてみたいです!まずはシングルモルトの
方から行こうかな。

乙山さんのお店。^^
毎日わくわくしながら開店への様子を拝見しています。





Re: 彼岸花さん

彼岸花さん、こんにちは! コメントありがとうございます
いやあ……疲れました。
絶対何か忘れているぞ、とメモに書きだしておいたのですが、
やはり忘れまくりでした。

いくつかできないメニューがあるのが申し訳なく、
それでもまあ、何とか初日を終えました。
「ネットでブログを見て」という方がいらして下るのはありがたいことですね。
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