JR元町駅周辺を歩く(16) お好み焼きと広東料理 千代

Chiyo_01.jpg
今回は以前〈友屋〉に行った帰りに見つけた〈千代〉に足を運んだ。なんとこの店、お好み焼き屋でありながら広東料理も出すという不思議な店で、たぶん知っている人は知っている有名店なのではないかと思う。友屋と同じように、かなり昔からこの近辺で商売をしていて、トア山手ザ・神戸タワーができるときに、立ち退きの条件として同ビルに入居することになったのだと想像する。

入ると、四人がけが四席あるテーブル席があり、奥にはお好み焼きを焼く大きな鉄板が見える。そこでは年配の女性の方(たぶん店主?)が両手にコテをもって何やら調理している。お好み焼きというと大衆的な雰囲気があるけれど、この店はなんだか不思議な高級感があって、ぜんぜんお好み焼き屋という感じがしないのが妙な気がする。さて、何を食べよっかな?

メニューを見ると、私(乙山)の大好きな「ラーメンと炒飯のセット」がないではないか! ううむ、残念だなあ。しかし考えてみるとこの店は「お好み焼き屋」なのである。ラーメンがあるはずがないではないか。しかしお好み焼き屋ではあるが広東料理も出すのだ、いや、じつは広東料理屋なのだがお好み焼きも出す店、なのかもしれない。どっちでもいいけど、不思議すぎる!

よくわかんないので、結局「五目炒飯」にした。なんだよ、お好み焼きじゃないのかよ、という声が聞こえてきそうだが、ここに入ったのは広東料理が食べられるからなのだ。えっ、あんたにとって五目炒飯が広東料理なのか、というツッコミも入りそうだが仕方がない。メニューを見て、食べたい気分になったのが五目炒飯なんだから仕方がない。だけどね、五目炒飯=1500円、それって……

おっ、料理が始まったようですよ。卵を鉄板の上に広げ、そこにご飯を投入し、両手に持ったコテで撹拌、傍では五目炒飯だけあって、いろんな具材を炒めているようだ。いやあ、これは楽しいですねえ! なるほど、鉄板の上でご飯や具が踊るようで、こうすれば中華鍋を使わなくても炒飯ができるというわけだ。待てよ、ってことはですね、家でもホットプレートで炒飯ができるんじゃ……まさかね。

そんなわけないか。さすがプロフェッショナルの技、たとえば広島の「お好み」(焼き)ができるまで見ているのも実に楽しいものだが、これもまた相当なものですよ。いよいよ私の五目炒飯が皿に盛られ、運ばれてきましたよ。すぐ後でティーポットを持ってきてくれたのでジャスミン茶だろうと思っていたけれど、じつはスープで、炒飯にかけて「スープ炒飯」にできますよ、ということらしい。スープ炒飯用と思われる空の小鉢も置いてくれた。

Chiyo_02.jpg五目炒飯だけあって、色々な具材が入っていますね。豚挽肉、帆立貝柱、イカ、タコ、卵、葱、人参が入っていて彩りも良い。食べてみると、あっさりした塩味で油は少なめになっている。うむ、なかなかおいしい。お勧め(?)のスープ炒飯も試してみる。小鉢に炒飯を入れ、そこにティーポットに入ったスープをかけると、なんだかお茶漬けみたいな雰囲気で楽しい。

このスープ、それだけで飲んでもなかなか味わい深いものがある。具は一切入っておらず、本当にただのスープなんだけど、それだけを飲んでいたくなるような味わいがあるように感じた。気になったのは魚介類をたくさん使っているだけあって、その匂いがしっかり伝わってくることだろうか。ここは好みが別れるところと思うので、強調してしすぎることはないだろう。

魚介には日頃から慣れ親しんでいるはずなんだけど、刺身とか寿司、焼き魚の匂いとは違うわけで、そこの所はやはり「文化の違い」なのだと理解する。ううむ、微妙だなあ……おいしいんだけど、手放しで絶賛する感じでは、ちょっとないんですね。しかもこれ、1500円……高いですか、安いですか? もう少しメニューを研究して他の食べ物で再度挑戦…………するかなあ?


【付記】
● 鉄板焼き広東料理、じつに不思議な経験でした。今度はできればふつうに「お好み焼き」を頼んでみたいものです。


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