純米吟醸〈天寿〉華が咲くころ

Tennju_Hana
クルマに乗るようになって、色々な商店を利用できるようになった。最寄りはnicot(ニコット)男鹿店、次はイトク男鹿店、そしてドジャース男鹿店。脇本や船越まで行けばアマノ、マックスバリュ、ダイソー、Homacもある。そしてコメリも忘れてはならない。東北エリアのホームセンターだと思うが、農作業関係の用具が豊富なのが特色のようだ。

以上で生活上に必要なたいていの物は揃うと思う。大阪に最後にいた頃、歩いて東急ハンズ心斎橋店に行けたけど、東急ハンズと言えども品揃えは完璧ではない。例えばバー用品なんてひどいもので、道具屋筋に行くか通販で取り寄せるしかなかった。都会だと何でもあって良いように思われがちだが、そうでもないんですよね。

近辺(といってもクルマがないと無理)の商店はほぼ網羅できたと思うが、いちばん気に入っているのがドジャース男鹿店である。船川漁港が近いからか、男鹿産の良い魚が店頭に並ぶのが良い。あんまり魚は食べないんだけど、40cm前後のタイが300円くらいでポンと置いてあるのを見ると、自分でさばけたらなあ、と思う。

YouTubeで九州の釣りチャンネルを見ていると、意外にいけそうだぞ。まずウロコをとって、頭を落とし、腹を切り開いて内臓を取り出す。水でよく洗ったら、背中から徐々に切れ目を広げていき、背骨までいったら腹側からも切れ目を広げていき、最後に尻尾のところで切り離す、と。これで三枚おろしの片側ができあがり。

後は皮を剥いで、腹の部分を切り落とせば、刺身にできるというわけ。何度も動画を見て流れを頭にしっかり入れておけば、本当に自分でもできるかもしれない。ていうか、たぶんできる。こういうのって、実物を触って慣れるのがいちばん良いんだよね。本当の意味でのサバイバルって、こういうことができるようになる、ってことじゃないのかな。

話を元に戻すと、ドジャース男鹿店では男鹿産の魚の他に、酒もわりと安く、特売品があるのが良いんだよね。たぶん、限定発売で賞味期限が近付いているのに捌ききれずに在庫を抱えてる「困りモノ」を扱っていると想像する。今回、〈純米吟醸 天寿 華が咲くころ〉というのを買ってみた。何と、4合瓶=980円のお買い得である。

同酒は天寿酒造株式会社が出しており、秋田県由利本荘市にある。同社HPによると、鳥海山の伏流水を使っているとのこと。PCの地図で確かめると、なるほど鳥海山にほど近い所にあるのがわかる。同社は〈清澄辛口本醸造 鳥海山〉という酒も出しており、これもドジャース男鹿店で買うことができるので飲んだことがある。

ラベルにはアルコール分15度、精米歩合60%、原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)としか書いていない。同社HPを見ると、スタンダードの〈純米吟醸 天寿〉の原料米、使用酵母、日本酒度、酸度など詳細を書いているので興味のある方はご覧下さい。本記事は限定醸造品なので、HPを見ても詳細は不明。

とにかく飲んでみましょう。果実を思わせるような吟醸香は控えめ。でも酒自体の旨味はじゅうぶん感じられる。どちらかと言えば甘口で、推定日本酒度は+2前後だろうか。軽いか、重いか、どちらかと言えば軽めだが、すっきりした味わいなので、料理に合わせてもいけるんじゃないか、と想像した。

では、ということで乙山ちのテキトー鍋に合わせてみた。あ、料理に合わせると、甘みと香りが立ってくるのがわかりますね。悪くないんだけど、料理にそっと寄り添って料理を盛り上げる役目じゃないんですね。俺、純米吟醸だからね、って主張してるわけ。食中酒としてなら、同社の〈鳥海山〉、他社の〈喜久水〉とか〈飛良泉 銀紋〉をお勧めする。

余韻は少ないというか、抜けが良い、あるいは切れが良い、だろうか。嫌な後味が舌に残らず、すっと抜けていく感じ。ちょっとしたアテで酒自体を味わうのが似合っている。料理に合わせるなら、個性のあるものかな。限定品ではなく、まずは蔵元のスタンダード品を味わうのが本当だと思うけど、安かったのでつい、手を出してしまったんである。


【付記】
⚫︎ 関西で日本酒を買う感覚では、4合瓶=1000円というのは本醸造クラスで、純米以上はその値段ではまず買えません。これは飽くまでもディスカウント店の特売品だからのことなのです。とはいえ、北鹿などのように、秋田には費用対効果が高い酒が多いことは事実です。

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