準寒冷地サバイバル作戦
出張研修は1月いっぱいで終了し、2月、3月はホテルでの仕事と研修となった。調理場の人はまだ帰って来ていないので、朝と昼ご飯は自前で何とかしないといけない。晩御飯は週末を除いて支給されるから助かっているが、土・日曜日は全日自前である。だが寮の周辺にコンビニ店はなく、商店は「伊藤酒店」と「たかはし鮮魚店」しかない。
伊藤酒店の小母さんは姉と懇意なので、寮に住み始めるとすぐにお世話になった。暑い季節だったから、それこそ毎日ビールを買いに行く。すると顔もすぐ覚えてくれ、ちょっとした話もするようになった。いつもではないが、ピーナッツ入り柿の種の小袋をくれたり、年末にはきんぴらとか、がっこ(漬物)、ハタハタ(魚)の焼いたのを頂いた。
その他、通販で何かを買うときなど、配達先を伊藤酒店に指定させてもらい、休憩時間にビールを買いに行くと、何か届いてるよ、と知らせてくれる。こんなふうに、お世話になりまくりなんだけど、「彼女できたか?」とか「早く嫁さんもらえ」など、そっちの方面でも世話を焼いてくれるので、ただもう苦笑いするしかない。
あのね、俺って見た目はこんなだけど賞味期限切れの男なの、表面は黄色いけど中身が真っ黒なバナナみたいな? そっちの方面で建設的な将来とかもうないわけ。だからさ、頼むからそっとしておいてくれよ!と心の中で叫ぶのみである。なぜか「おにいさん」と呼ばれてるんだけど、それってどうなのよ? ていうか、いったい、いつまで「おにいさん」なんだよ!
それはどうでも良いとして、クルマがない身では商店もほとんどない場所で隔離されたような状態になってしまう。まさに「陸の孤島」と呼んでもさほど間違っていない辺境の、準寒冷地におけるサバイバル作戦を真剣に考えないといけない。でないと、本当にヤバいことになってしまうぞ。雪が降った時なんて、マジでヤバかったからね。
クルマで買いに行けないんなら、食料品などを持って来てもらったらどうだろう。働き始めた頃、体の痛みが尋常ではなくて、鎮痛剤をネットスーパーで購入したっけ。その伝で、米、即席めん、レトルトカレー、ビール、酒、ヒガシマルうどんスープ、コーヒー粉、スティック・シュガー、クリームのポーション、そして鍋用の肉類とか野菜類などを、ぜんぶネットスーパーで配達してもらうことにした。
備考欄に「配達は**までお願いします。**に着いたら携帯に連絡ください」などと書いておけばOK。委託業者が運んでくれるのだが、辺境の地なので、たいてい日本郵便になる。配達者もほぼ固定メンバーなので、顔がきいたら融通もきく。数回頼めば、間違いなく寮の前まで来てくれるので助かる。
ネットスーパーは便利だけど、うっかりしていると配達日を逃してしまうことがある。そんな時は「たかはし」さんを利用すればいいではないか。鶏肉がなかったら豚肉の鍋にするし、肉がなかったら魚の鍋にする。卵とかは常に売っているし、アラの良いのが置いてあることもある。食べたい野菜がなくても文句は言わない。そこに有るものだけで何とかする。
あとはやはり現金。これがないと話にならない。温泉郷内には簡易郵便局があり、お金を引き出すこともできる。現在のメインバンク、あきぎん(秋田銀行)をネットバンキングにして、ネット上であきぎんからゆうちょ銀行へ必要なお金を送金(振込)しておいた。手数料はかかるけど、バスに乗って最寄りのあきぎんATMに行くより安い。これで、雪が降って温泉郷に閉じ込められても、何とかなるはずだ。
とまあ、そんな感じで、車もコンビニ店もテレビもないけれど、どうにかサバイバルできている。どうしてもクルマがいるときは、同僚に頼むしかない。タダでは悪いので、タバコ一箱とかガソリン代1000円で、と話をつけ最寄りのコンビニ店(車で約15分)とか、あきぎんのある所まで乗せて行ってもらうんだけど、これは本当に助かる。そのおかげでサバイバルさせてもらっているようなものである。
伊藤酒店の小母さんは姉と懇意なので、寮に住み始めるとすぐにお世話になった。暑い季節だったから、それこそ毎日ビールを買いに行く。すると顔もすぐ覚えてくれ、ちょっとした話もするようになった。いつもではないが、ピーナッツ入り柿の種の小袋をくれたり、年末にはきんぴらとか、がっこ(漬物)、ハタハタ(魚)の焼いたのを頂いた。
その他、通販で何かを買うときなど、配達先を伊藤酒店に指定させてもらい、休憩時間にビールを買いに行くと、何か届いてるよ、と知らせてくれる。こんなふうに、お世話になりまくりなんだけど、「彼女できたか?」とか「早く嫁さんもらえ」など、そっちの方面でも世話を焼いてくれるので、ただもう苦笑いするしかない。
あのね、俺って見た目はこんなだけど賞味期限切れの男なの、表面は黄色いけど中身が真っ黒なバナナみたいな? そっちの方面で建設的な将来とかもうないわけ。だからさ、頼むからそっとしておいてくれよ!と心の中で叫ぶのみである。なぜか「おにいさん」と呼ばれてるんだけど、それってどうなのよ? ていうか、いったい、いつまで「おにいさん」なんだよ!
それはどうでも良いとして、クルマがない身では商店もほとんどない場所で隔離されたような状態になってしまう。まさに「陸の孤島」と呼んでもさほど間違っていない辺境の、準寒冷地におけるサバイバル作戦を真剣に考えないといけない。でないと、本当にヤバいことになってしまうぞ。雪が降った時なんて、マジでヤバかったからね。
クルマで買いに行けないんなら、食料品などを持って来てもらったらどうだろう。働き始めた頃、体の痛みが尋常ではなくて、鎮痛剤をネットスーパーで購入したっけ。その伝で、米、即席めん、レトルトカレー、ビール、酒、ヒガシマルうどんスープ、コーヒー粉、スティック・シュガー、クリームのポーション、そして鍋用の肉類とか野菜類などを、ぜんぶネットスーパーで配達してもらうことにした。
備考欄に「配達は**までお願いします。**に着いたら携帯に連絡ください」などと書いておけばOK。委託業者が運んでくれるのだが、辺境の地なので、たいてい日本郵便になる。配達者もほぼ固定メンバーなので、顔がきいたら融通もきく。数回頼めば、間違いなく寮の前まで来てくれるので助かる。
ネットスーパーは便利だけど、うっかりしていると配達日を逃してしまうことがある。そんな時は「たかはし」さんを利用すればいいではないか。鶏肉がなかったら豚肉の鍋にするし、肉がなかったら魚の鍋にする。卵とかは常に売っているし、アラの良いのが置いてあることもある。食べたい野菜がなくても文句は言わない。そこに有るものだけで何とかする。
あとはやはり現金。これがないと話にならない。温泉郷内には簡易郵便局があり、お金を引き出すこともできる。現在のメインバンク、あきぎん(秋田銀行)をネットバンキングにして、ネット上であきぎんからゆうちょ銀行へ必要なお金を送金(振込)しておいた。手数料はかかるけど、バスに乗って最寄りのあきぎんATMに行くより安い。これで、雪が降って温泉郷に閉じ込められても、何とかなるはずだ。
とまあ、そんな感じで、車もコンビニ店もテレビもないけれど、どうにかサバイバルできている。どうしてもクルマがいるときは、同僚に頼むしかない。タダでは悪いので、タバコ一箱とかガソリン代1000円で、と話をつけ最寄りのコンビニ店(車で約15分)とか、あきぎんのある所まで乗せて行ってもらうんだけど、これは本当に助かる。そのおかげでサバイバルさせてもらっているようなものである。
【付記】
⚫︎ 記事の公開時期が少しずれてしまったようですが、1月〜2月の過ごし方の話です。さて、準寒冷地サバイバル作戦のオペレーション難度を『NARUTO』で例えると、下忍クラスのCランク任務、といった所でしょうか。ネットがあるからそうなっているわけで、ネットもない状態でのサバイバルなら、Bランク任務になったと思います。
⚫︎ 記事の公開時期が少しずれてしまったようですが、1月〜2月の過ごし方の話です。さて、準寒冷地サバイバル作戦のオペレーション難度を『NARUTO』で例えると、下忍クラスのCランク任務、といった所でしょうか。ネットがあるからそうなっているわけで、ネットもない状態でのサバイバルなら、Bランク任務になったと思います。
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