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Why does it go so?

職場の先輩にTさんという方がいて普段よくお世話になっているのだが、彼には他の人にはない特徴というか癖があって、自分のことを指す際に「私は…」ではなく「Tは…」というのである。それ自体たいしたことではなく程なく慣れてしまったけど、時にというかしばしばTさんは意味不明の発言をすることがある。いつだったか「只野さん東と西ではアンペアが違うすべ」という。

アンペアが違う? 関西電力や中国電力と、東京電力や東北電力では規格が違うのか? てか家庭用電気では「最大**アンペア」で規格が統一されているはずで違う話は聞いたことがない。なんだろうひょっとして「だれがアンペアや、それをいうならヘルツだろうが!」とツッコミを入れて欲しいのか、と思ってしばらく会話を続けているとどうも本気でアンペアが違う、と言っているようなのだ。

アンペアって電流のことだけど、東と西では交流電源の周波数に違いがあって、東では50ヘルツ、西では60ヘルツになっているのは皆さんご存知かと思う。仮にこのヘルツにアンペアを代入したとして、50アンペアが100ボルトの電圧下に流れたとしたら電力は5000Wになるってば!電子レンジは500〜800Wだから送電線トラブるっていうかもう、溶ける。

この業界で長く勤めプライドも高い人なのだ。「只野さん、Tも英語少しは話せるっすべ」というが、あなたが話しているの日本語のカタカナ言葉(外来語と和製英語)なんで、英語とは別物なんだけどなあ。そもそもカタカタ言葉が外国人に通じると思っている段階でアウトなんだよ。英語できないのに外国人が来たら対応したがるのが不思議で仕方がない。

ある日、Tさんと夜勤業務を務めていると、どうも食欲がないように見えた。いつも社食で麺類とご飯を合わせてしっかり食べ、夜食でも「まま(ご飯)足りねっす」とか言ってどこかでお代わりを見つけてきてしっかり食べる人なのだ。心配して「食欲ないようですけど、大丈夫ですか?」というと「いや実はT、胃にピロスキン持ってるす」という。

???である。しかも気を付けないといけない。秋田弁では「し」が「す」になることもあるのだ。秋田に来て間もない頃、男鹿の公民館でJR男鹿駅への道を尋ねたとき、「次のスンゴウのとこサ右に曲がって…」と言われたことがある。なので「ピロスキン」なのか「ピロシキン」か曖昧である。「だれがロシア料理の話してるんじゃ、それを言うならピロリ菌だろうが!」と口に出そうになった。

が、どうも本気でTさんの胃にはびこっているのはピロスキン(?)らしいので、それで会話を続けた。いや、どうもね、こういうのをいちいち訂正してたらキリないの。いいではないか、全世界でピロリ菌が胃の中ではびこっていたとしても、Tさんの胃では「ピロシキン/ピロスキン」なのだ。ボケてツッコミを待ってるんじゃない、とわかった時はショックだったけど、それが彼の世界なんだ。

ある夜、Tさんと夜勤している時パソコンのモニターに何か貼り紙がしてあって、見ると「シャウト アウト」と書いてある。やはり意味不明でなんだろう、叫んで人を締め出す感じ? と思っていると他日、同じように貼り紙がしてあって「シャウト ダウン」とある。成長して良かった、でも惜しかったね、って叫びながら倒れるって……あんたは『鬼滅の刃』の鬼かい!

学んだかと思っていると他日、また「シャウト アウト」に戻ってるんだから首を傾げる他ない。Tさんが正解に辿り着けなくても、もういいの。ていうか、もうこのまま最後まで意味不明の言葉を連発し続けるあなたでいてほしい気もする。そうして時間を共有することが大事だと思うんだ、だから何度だって聞くよ、あなたが繰り返すオチのない昔話もね。


【付記】
私、あんま人のこと言えませんから。何年か後の自分を見ているかのようです。

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Meaning of accident

2020年12月26日、雪はまだ残っているもののさほど酷くない道路で帰途の車を走らせていた。午前10時半過ぎ頃だったと思う。比較的走りやすいとはいえ、やはり念には念を入れて時速60キロ以上にならぬよう気を付けて走行した。気を付けすぎだったかもしれず、後続車が2台になった。帰路の半分以上を越え、夜勤明けの疲労を癒すつもりだった。

開けた広い道路に出てしばらく走っていると対向車が見えた。彼らもやはり注意して速度落としめで走っていたが、後続車が痺れを切らして追い抜きをかけるのが見えた。距離はわりとあったのだが何か嫌な予感がして、軽くブレーキを踏んだ、はずだった。なのにその瞬間、それまで何事もなく走っていたタイヤが、なぜか一部凍った路面に捕まった。

私の乗った車は左方向に流れ、ハンドル操作は効かなくなった。その広い道路には冬の間、防風と防雪を兼ねて金属製のフェンスが施されており、それに衝突する覚悟をした。ところがどういうわけか車はフェンスとフェンスの隙間を通過し、斜面沿いに段差のある田んぼに突っ込んだ。激しい衝撃とともにエアバッグが出て、車は止まった。

あまりのことに呆然となってしまったが、後続車の人が車を停め、助けに来てくれたようだった。「大丈夫ですか?」と手を差し伸べて斜面を這い上がるのを助けてくれ、すぐ警察に連絡したほうがいいですよ、と。警察に連絡を取り、場所と簡単な状況を説明した後、自動車保険の業者にも連絡した。「寒いから中へどうぞ」と車の中で警察を待った。

「まさかこの状況で追い抜きかけるとは……ドラレコに映ってるんで証拠はありますよ」と。見ず知らずの人間にここまでして下さるとは……何とお礼申し上げたらいいのか、と恐縮した。程なく警察が到着し、パトカー内で免許証や車検証の提示、事情聴取やら検分を済ませると、警察が手配してくれた救急車で病院に搬送されることになった。

担架に横たわると首に固定具が装着され、毛布をかけてくれた。「**さん、大丈夫ですか? 痛い所はないですか?」には「大丈夫」と応えたが、胸をハンドルか何かで強打したようで不意に咳が出てくる。最寄りの市立みなと病院かと思っていたが、秋田市内の厚生医療センターに搬送するという。血圧、落ち着いてきましたね、最初200超えてました、と。

同センターに着くと担架ごと車付きの台座に乗せられて移動、いつかテレビドラマで見たような光景が展開された。血圧計と点滴が付けられ、しばらく待たされた後、CTスキャンや胸部レントゲン撮影、採血などが行われた。スキャン画像の処理や解析に時間がかかるのか、かなりの時間ベッドに横たわっていが、どうも尿意を催してきた。

そもそも家に帰ってトイレに行こうと思っていたのである。それを寒い中、外に出たりしたし搬送中もけっこう寒かった。その……トイレ行っていいですか? と看護師に訊くと「少々お待ちくださいね」と。しばらくして医師が来たので看護師が伝えると「トイレ? ダメですよ、じっとしてなきゃ」という。看護師は「ここで済ませましょう」と。

いやホント体はまったく大丈夫なんだけど! だが看護師は「ズボン下ろせます?」という。もう観念するしかないのでそうすると「下着もお願いします。足、少し開いてくださいね。あ、じっとして動かないでください」とな。何やら冷たい物体が太もものあたりに当てがわれ、「コレを、ここに、こうやって……楽にして出してください」と。

最後に医師がCTスキャンの画像を見せてくれ、胸骨にひびが入っていますね、と説明してくれた。ギプスで固定する必要はなく、安静にしていたら2週間くらいで治る、そして鎮痛剤と胃薬、湿布薬を処方してくれた。会計でいくばくかの預かり金を支払うと、午後4時半頃になっており辺りはもうほぼ真っ暗になっていた。

厚生医療センターを出ると周囲には本当に「何もない」状態である。スマホで最寄りのコンビニを検索すると3.5キロ、とあって絶望したくなる。こちらは車に乗った状態で通勤する程度の防寒服しか着ていない。バスが停まっていたので運転手に訊くと、JR秋田駅行き、と。それに乗り、JR秋田駅からは男鹿線に乗ってJR船越駅で下車した。7時過ぎだった。

船越駅にはディーラーが代車を用意して待っていてくれた。こういうことがあった後、すぐに運転するのは心がめげそうになるけど、それが車社会というものなのだ。帰り道は慎重に慎重を重ねた運転をし、途中でコンビニに寄って食料やら酒などをしこたま買い込み、家に帰るとまるで何かに復讐するかのごとく飲んで、食って、寝た。

保険でレンタカー特約があるというのでディーラーに代車を返し、レンタカーに乗り換えた。「車の状態見たらもう……レッカーの業者、言ってましたよ、あれは段差に突っ込んだなんてものじゃない、5メートルの落下だ、って。ドライバーは骨にひびが入っただけで傷ひとつないって……とても信じられない、って。本当に何ともないですか?」とディーラーはいう。

「だけどあの狭いフェンスの隙間を斜めから……よく抜けましたね。それに雪が積もってたのも良かった。雪がなかったら地面直撃でしたからね。奇跡ですよ、只野さん何かに守られてるなって思いましたよ」と続けた。その翌日、私は何事もなかったかのように出勤し、ごくふつうに生活していた。何か重い物を運ぼうとすると胸は痛んだけど。

車は全壊判定が出て車両保険と一時見舞金、通院時の必要経費などが支払われ、新しい中古車を買うことができ、私のもとにいくばくかの現金が残った。それまで大丈夫だった道路なのに、なぜあの一瞬だけ氷につかまったのか、なぜ狭いフェンスの隙間をすり抜けることができたのか、その答えはわかんないし、事故の意味もやはりわからないのである。


【付記】
不思議な出来事でした。後で会社から「通勤時の事故は報告義務がある」とかこっぴどく叱られましたけど。

Power outage in the winter night

1月7日の午後8時過ぎ、職場で停電が起きた。非常用の電源が稼働し、ネットの断線はなかったものの、停電が県央の広範囲に渡る大規模なものらしいことがわかってきた。その日は夜勤だったので停電の対応に追われながらも、頭の片隅で自宅は大丈夫だろうかという思いがよぎった。東北電力の停電情報によると、自宅の地域は該当しているのだ。

たぶん大丈夫だろうと楽観を決め込んで帰宅し、電灯のスイッチを入れても反応しないのである。まさかまさか、この寒い時期に停電とかあり得ないし! 雪かきをしているお隣さんに訊いてみると、悲しそうな顔で首を横にふった。やっぱりアウトだったんだ、こうしてはいられない、すぐに車で近隣の商店で食料品を調達し、車のガソリンを補充した。

家の暖房器具はコタツと反射式灯油ストーブだけだが、ストーブは電子制御になっていて電気がなければ稼働できない。部屋の中は限りなく0度に近く、夜になれば氷点下になるかもしれないのに、暖房器具がないという絶望的な状況。電池式LEDライトを買おうかと思ったが、家にロウソクがあるのをちょうど思い出して、それで乗り切ることにした。

かなり大きなロウソクで「7時間もつ」とある。燭台などないので6オンスのグラスに入れて周囲にティッシュ紙を詰めて固定した。ボトムスはジャージーの上に防寒ズボンで2重にし、足元も靴下と室内ばきで固めた。トップスは下着の上にハイゲージ・ニット、その上にスウェットシャツ、プルパーカ、いちばん外側にMA-1型フライトジャケットを羽織った。

温めたサバの水煮缶と酢玉ねぎで発泡酒を飲み、普段めったに食べぬ即席カップ麺を食べて布団に潜り込んだ。やはり夜勤明けで疲れていたのか、身体が温まって来るとすぐに眠ってしまった。目を覚ますと辺りはもう薄暗くなっていて明かりなしでは不便なほど。ロウソクを灯し、グラスを持ってロウソクと共に移動してキッチンへ。何か温かい食べ物が必要だ。

冷蔵庫に豆腐とソーセージ、さつま揚げがあったのでそれで鍋をした。野菜がないとか文句を言ってはいけない。温かい食べ物があるだけまだマシなのである。室温で冷え切ったビールを別の鍋で温め、ぬるいビールにした。ロウソク1本だけであるが、思いのほか明るく感じた。鍋の外壁を両手で包んでかじかんだ手を温めつつさつま揚げなどを食べ、ぬるいビールを飲んだ。

不意に「防災男鹿広報」が流れてきて、「停電の復旧は午後11時頃の見通し」だという。なんだって、あと5時間も待つのかよ! でもいつ何時まで、と先が見えているのはありがたいことで、先が見えない中でじっと我慢し続けるほど辛いものはないのである。いつしかぬるいビールを麦焼酎に変え、ストレートを温めて飲んだけど、ウィスキーを買っておくんだった。

ロウソクが微かに揺らぐ様子を眺めながらウィスキーをストレートでやるのが良いんだよね。他に何もないとロウソクを眺めながらいろんなことを考えてしまうよ。こんなとき、ついネガティヴな方向に傾きがちなんだけど危ないよね。たいしたことは何ひとつできなかった自分、運も才能もないのに勘違いだけなぜか大きい、厄介で困った自分だったね。

最終避難場所を車と決め、なんとか11時まで乗り切るつもりだったが意識がもうろうとしてきた。寒さで意識が遠のいたんじゃない、たんに飲み過ぎただけだよ(おいおい)。寝るときはフードを被るのを忘れずに、体温の多くは手と頭から奪われるから。ひょっとしたらこのまま起きないかも、最後くらいうまいもん食って良い酒飲みたかったな、とか。

なにか雰囲気が変わったような気がして目を開けてみると、煌々と灯りがついているではないか! 思わず時計を見ると9時過ぎだった。11時までかかると思い込んでいたのに、予定より3時間も早い復旧に嬉しいような拍子抜けしたような複雑な気持ちになったけどやっぱり嬉しい気持ちが大きくて、早速ストーブのバーナーを点火した。


【付記】
こうして厳寒期の停電という乙山最大の危機を乗り越えることができました。ものすごく寒かったけど風邪をひくこともなく、シフトに穴を開けることもなかったのですが、今年の傾向からしてこれが最後というわけではなさそうです。

A little gift for something in return

私の住む地域ではPETボトルの回収が月1回になっている。これが多いのか少ないのかよくわからないが、出す際にはキャップを外してラベルを剥がし、有料の指定袋に入れないと回収してもらえない。夏にたくさんハイボールを飲んでたまったPETボトルをきちんと処理し、指定日の前日に指定の場所に持って行った。

ところが翌日、ゴミ置き場の前を通りかかると「回収できません」と書かれたラベルを貼られた袋がゴミ置き場に残されていた。見ると「ラベルを剥がしていない」とのことだった。だれかが、未処理のままゴミ置き場に持って行ってしまったのだろう。でも捨てた人物の特定はほぼ不可能である。月当番の人も困っていた。

「只野さんが捨てましたか」と訊かれたけど、本当に自分が捨てたわけではないので否定しておいた。稀にではあるが、他の地区の住民が車で捨てにくる可能性もないわけではないことを伝えたけど、くだんのゴミ置き場は見晴らしの良い開かれた場所に設置されているので、実行したら目立ってしまうだろうと思う。

回収拒否の袋はしばらくゴミ捨て場に放置されていた。近隣の人は「**さんではないか」などとささやくんだけど、実行者の特定は絶望的だった。それに回覧板とか地域広報誌の配布当番などでみんな顔見知りになっている。その中の誰かを特定するというのは心理的にも避けたい、というか私個人としてはやりたくないのである。

某休日、近隣の商店にタバコと缶コーヒーを買いに行く途中、ゴミ置き場を見るとまだ「それ」は放置されていた。その時、明日がPETボトルの回収日であるのをふと思い出した。もう丸1ヶ月も放置されているのである、今更だれかが名乗り出て処理するなんてことが起こり得るだろうか? 賭けてもいい、それはまずないだろうね。

だったら他の地区のだれかが置いて行ったことにして、私が処理すればいいのではないか。そう思って買い物ついでに指定袋も買い、ゴミ置き場の前で処理作業をした。回収拒否袋の中からPETボトルを引っ張り出し、ラベルを剥がして新しい指定袋に移す。ゴミを散らかすわけにはいかぬので、ゴミはポケットに詰め込んだ。

そんな非生産的な作業を繰り返していると、ゴミ置き場の前に住んでいる小母さんが「まあ、あなたが捨てたんですか?」とやってきた。「まさか。でも私がなんとかしますよ」と応えておいた。「でもそんな……只野さんがやることはないですよ。本当は捨てた人がやるべきでしょう?」と小母さんは済まなさそうに言ってくれた。

いいんですよ、ふだん地域活動を一切やってませんから、と言うと小母さんは「ごめんさないね。ありがとうね」と。剥がし切れないラベルがあったので私が引き取ることにした。解体して可燃ゴミとして出したらいいだけのことではないか。こうして、約1ヶ月もの間放置されていた「困り物」は偽善者によって処理されたのである。

私にも狙いはあるのだ。どこまでいっても余所者は余所者でしかないとわかっているが、田舎では今でも根強く贈与の文化が残っている。ここでひとつ恩を売っておけば、なんらかの効果がある、と皮算用する。もう手遅れかもしれないけど、地域活動をほとんどしない余所者としては、ね。ニッコリ笑顔で実行すれば、ほら、見えてくるよ(何がやねん)。


【付記】
余計なことをされた、と受け取られなかったら良いのですが。

Failed again

世間ではお盆休みの最終日、8月16日でも仕事はあるのでいつものように車に乗ってエンジンをかけようとすると、うんともすんとも言わないのである。まさか、と思ってランプのスイッチを触ってみると、カチッと動いてオフになった。どうやらスモールランプをつけっぱなしで一晩放置してしまったらしい。

まず職場に電話して、バッテリーが上がってしまったこと、定時より1時間は遅れると思う、と話をつけた。次いで自動車保険会社に電話を入れて助けて欲しい、と話した。ところがまずいことに今乗っているのは代車で、代車の保険ではロードサービスができない、と言う。まずディーラーに電話してみたけど、土日祝は定休なのだ。

つまり話をまとめると、そちらは保険の適用外だから動けない、ディーラーにも電話がつながらない、となると、こっちはもうどうしようもないわけですね? と言うと、「はぁ……私どもとしましては、その……何とも申し上げることはできませんでして……ディーラーさんのほうへは携帯をかけてみます」と。

万事休すか。そういえばJAF入ってなかったんだよな。近隣ともうちょっと親しくなっておくんだったな。いつも灯油を買ってるガス・ステーションに電話してみるか。一応姉に電話してみると「仕事中だから抜けられないけど、お父さん(義兄)に電話してみたら? 休みだから家にいるかもしれないよ」と言う。

義兄に電話すると幸運なことに家にいるようで、助けてもらえることになった。バッテリーとバッテリーをワイヤーで繋ぎ、エンジンをかけると動いてくれた。「少し遠回りしてある程度走ったほうがいい、でないと明日エンジンかからんかもしれんよ」と義兄は言った。ディーラーからも電話がきたが、義兄に助けてもらった旨を伝えた。

それで何とか事なきを得たが、なんで私はこういうヘマをやらかしてしまうのだろう。しかもよりによって代車で、世間が盆休みの時に。傍迷惑なヤツって世の中にいるけど、アンタがそれだよ。やれやれ、あ〜ヤダヤダとか思いながら翌日、帰り道を走っていると、やたら中央寄りに走ってくる車がある。

またアンタらかよ、と舌打ちしたい気持ちになりながら少し道の端寄りにシフトする。中央寄りになるのは雪の多い地方にありがちな癖のようなものと分かってはいるものの、少しは遠慮しろよな、とか思っていると、ガコン、と前輪を縁石にぶつけてしまったらしい。走り具合がおかしいので止まって確認すると、パンクしていた。

あっちゃあ、またやっちまったよ。なんで良くないことって続いて起こるんだろう。ディーラーに電話して、昨日の今日ですいませんけど、と話をした。「只野さんの車の車検、午前中で上がりますんで、午後、納車と同時に代車を引き取ります」と。レッカーのレベルだと思いますけど、というと「車載で行きますからご心配なく」という。

だけどねえ、8月5日に車検に出して仕上がりが17日ってどうなのよ? 途中盆休みが入るから仕方ないとはいえ、近隣の商店の店員さんなんて「まだ代車乗ってるの?」って少し驚いていた。しかもかなり早くから予約してそちら(ディーラー)の都合のいい日で段取りして大丈夫、って話だったのよ。

さすがに凹んでしまいましたよ。田舎では車がないとホント話にならないからね。帰ってきたダイハツ・ミラ・ジーノは、サスペンションが悪くアクセル踏み込んでもちっとも加速しないんだけど、なんかしっくりくる感じはあるね。そいつに乗って近隣の商店に行き、冷たいビールを買って一杯やろうじゃないか。でないとやってらんないよ。


【付記】
• なぜ自分はよりによってというタイミングでヘマをするのか、どうして良くないことが続いて起こるのか、さっぱりわけがわかんないです。

プロフィール

只野乙山

Author:只野乙山

⚫︎ できれば「只野乙山=ただのおつざん」とお読みくだされば、と思います。

⚫︎ 文字中心のウェブログ。ほとんど一話完結で、どの記事をご覧になっても楽しめ(?)ます。文字数だけなら一冊の本に匹敵(凌駕?)するほどありますので、ごゆっくりどうぞ。

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