ジェイコブス・クリーク シャルドネ

いつも飲んでいる日本酒が切れて、まだ配達まで日にちがある場合など、普段とは違った酒を買って飲むことになるのだが、これがちょっと楽しかったりする。今回は白ワインを買ってみた。じつは以前、ワインばかり飲んでいるときがあった。昔はワイン自体が店にあまり置いてなくて、馴染みがなかったのだが、いつごろからか安い輸入ワインが店に並び始め、ワインがぐっと身近になった。
本場フランスだけでなく、カリフォルニア、オーストラリア、チリ、南アフリカなど、いろいろな地方のワインがあるようだし、飲めばそこそこおいしい。嬉しくなって手頃に買えるワインばかり選んで飲んでいた、というわけだ。そんな中でこれはいけるなあと思ったのが、この「ジェイコブス・クリーク・シャルドネ」だ。オーストラリアのワインで、シャルドネ種を使い、ヴィンテージは2008年とある。
ワインのことはあまり詳しくないので、ワイナリーのホームページにあるテイスティング・ノートを見ると「芳香豊かでフレッシュな香り。ストーンフルーツ、メロン、そして柑橘系のアロマが、ほのかなスパイスとトースト香をもたらす樽の風味とうまく調和しています」(2007年ヴィンテージ)とある。ワインの香りと味を表す語彙の多さには驚かされるばかりだが、ワインのテイスティングを仕事にしているような人はワインの味を、必ずなにかに喩え、言葉にして脳裏に刻み込んでおくようにしているらしい。
ソムリエの大会をテレビで見たことがあるが、彼らはワインを一口含んでは真剣な表情でメモを書き込んでいた。円周率を覚えるのに物語の形式にする手法がある(1.41421356=ひとよ、ひとよに、ひとみごろ)ように、感じた匂いを何かに喩えて覚えておくのだという。私(乙山)が飲んでも「なんか……果物って言うの?」くらいなことしかいえないが、テイスティング・ノートを見ると「そうかそういえばあの香りはメロンに似ていたな」と思い出し、なるほど……と唸らされるわけだ。
ほどよい辛さで、口に含んだときに舌先が少ししびれるような酸味がたまらない。渋みは少なく、魚料理にもある程度合うのではないだろうか。しかもこのワインは1000円程度で入手できる(今回は近所ではなく、所用のついでに某スーパーマーケットで980円で購入した)、経済的にも非常に優秀なワインだ。高くて上等なワインがおいしいのは当たり前。手頃な値段でおいしいワインを見つけたときほどうれしいことはない。これは日本酒についても言えることだ。毎日お付き合いできる、手頃な値段のよいワイン、こういうもの(だけ)を、私は探し求めている。
本場フランスだけでなく、カリフォルニア、オーストラリア、チリ、南アフリカなど、いろいろな地方のワインがあるようだし、飲めばそこそこおいしい。嬉しくなって手頃に買えるワインばかり選んで飲んでいた、というわけだ。そんな中でこれはいけるなあと思ったのが、この「ジェイコブス・クリーク・シャルドネ」だ。オーストラリアのワインで、シャルドネ種を使い、ヴィンテージは2008年とある。
ワインのことはあまり詳しくないので、ワイナリーのホームページにあるテイスティング・ノートを見ると「芳香豊かでフレッシュな香り。ストーンフルーツ、メロン、そして柑橘系のアロマが、ほのかなスパイスとトースト香をもたらす樽の風味とうまく調和しています」(2007年ヴィンテージ)とある。ワインの香りと味を表す語彙の多さには驚かされるばかりだが、ワインのテイスティングを仕事にしているような人はワインの味を、必ずなにかに喩え、言葉にして脳裏に刻み込んでおくようにしているらしい。
ソムリエの大会をテレビで見たことがあるが、彼らはワインを一口含んでは真剣な表情でメモを書き込んでいた。円周率を覚えるのに物語の形式にする手法がある(1.41421356=ひとよ、ひとよに、ひとみごろ)ように、感じた匂いを何かに喩えて覚えておくのだという。私(乙山)が飲んでも「なんか……果物って言うの?」くらいなことしかいえないが、テイスティング・ノートを見ると「そうかそういえばあの香りはメロンに似ていたな」と思い出し、なるほど……と唸らされるわけだ。
ほどよい辛さで、口に含んだときに舌先が少ししびれるような酸味がたまらない。渋みは少なく、魚料理にもある程度合うのではないだろうか。しかもこのワインは1000円程度で入手できる(今回は近所ではなく、所用のついでに某スーパーマーケットで980円で購入した)、経済的にも非常に優秀なワインだ。高くて上等なワインがおいしいのは当たり前。手頃な値段でおいしいワインを見つけたときほどうれしいことはない。これは日本酒についても言えることだ。毎日お付き合いできる、手頃な値段のよいワイン、こういうもの(だけ)を、私は探し求めている。
【付記】
● この記事、ずっと忘れていたようです。「ワイン」というカテゴリーがあるのに、そこに配せずに放置したままになった可哀想な記事です。じつは乙山、ワインも日本酒も大好きなんです。それを全部やってしまうと、この男、結局ただの酒飲みじゃないか、ということになってしまう(というか、そうなんだけど)ことになりかねぬわけです。どこかで抑えないと、ただの酒飲みウェブログに……


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