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キュウリとトマトのサンドウィッチ

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関西では食パンの4、5、6枚切りが主流だったように覚えている。食パンの4枚切りなんて分厚すぎて食えるかよ、という声が聞こえて来そうだが、その分厚い4枚切りをモーニングセット(トースト、コーヒー、ゆで卵とサラダ)で出す喫茶店がわりとあったのだ。今は喫茶店そのものが絶滅危惧種かもしれないけど。

育ち盛りの頃、5枚切りか6枚切りトーストを2枚食べていた。トースト1枚だけだと、何だか物足りないような気がしたのだ。そこに目玉焼きとかベーコンエッグ、サラダなんかを付けて食べるような高級なことはせず、紅茶とトーストだけの朝食だったからかもしれない。普通はどれくらいなのか、考えもしなかった。

トーストはいいんだけど、4、5、6枚切りでサンドウィッチを作ろうとすると、とても分厚くなりすぎるような気がする。だから、大阪の池田市に住んでいた頃(2011年6月〜2016年3月)、駅前のダイエー内のパン屋さんで8枚切りを注文していた。関西では8枚切りが袋に入って販売されていることはなかったのではないかと思う。

秋田に来てからしばらく会社の寮に住み、賄いご飯を食べていたので、スーパー市場に行く必要がなかったせいかもしれないが、パンの売り場に8枚切り食パンが袋に入って普通に売られているのを見て軽い衝撃を受けた。その代わり、4枚切り食パンは存在していないようである。これぞパンにおける東西文化の違いってもんだろう。

いま朝食はご飯と味噌汁が定番になっており、それで不満は全くないんだけど、流石に7月、8月は秋田でもやはり暑いわけですよ。朝ごはん食べるたびに汗をかくのもどうかと思う。味噌汁の具がなくなった頃合いをみて、サンドウィッチに切り替えてみたくなったんである。冷たい紅茶とサンドウィッチって、なんかいい感じじゃない?

というわけで8枚切り食パン、買って来ましたよ。マヨネーズとからしも忘れずに、と。マヨネーズはあまり使わないけど、サンドウィッチだけは別。レタスが好きだが、当地ではキュウリとかトマトを栽培する農家も多く、産直コーナーにもよく出ている。というわけで、キュウリとトマトのサンドウィッチ*にしてみた。

店で出すわけでもないんで、わざわざパンの耳を切ったりしませんよ。気になるカロリーはネットで調べると、8枚切り食パン一枚=132kcalとある。2枚なので264kcalになるが、いつも食べている米100gでは369.6kcalだから、マヨネーズを塗っても大丈夫と思われる。これで安心して朝にサンドウィッチを食べることができますね。

*キュウリのサンドウィッチといえばイギリスの「キューカンバー・サンドウィッチ」であろう。そしてトマトのサンドウィッチといえばアニメ版『あしたのジョー』で八百屋のノリちゃんがジョーの好物だから、とそれを差し入れしていた。両者に敬意を表してこのサンドウィッチにした。

【付記】
⚫︎ 西では4、5、6枚切りが主流ですが東では5、6、8枚切りなんですね。私としては8枚切り食パンがふつうに売っているというのは、とても都合がいいように感じました。

ただ、パン自体の品質はあまり感心しませんでした(た*やパンとか)。阪神間地域や神戸のパンのレベルは恐ろしく高く、一時そこに住んでいた関係でその味と質を知ってしまったら、もう仕方ないかもしれませんね。

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スイカで夏を堪能する

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スイカが好きな人には申し訳ないかもしれないが、私自身スイカに全くと言っていいほど思い入れがない。どうしても食べたい気持ちが起こらないから、自分からスイカを買おうなどと思わないのである。じつはスイカに限らず、果物を買う気持ちになれぬわけで、果物を買うくらいだったら酒を買ってらあ、となる。

男って普通そうだよね、などとうっかり書くと(ってもう書いてんじゃん)叱られてしまうようになった。果物を自分で買ってしっかり食べ、料理にも取り入れる今時のお洒落男子ではないし、そうなる気にもなれないのなら、古くてダサいやり方を通そうってわけですね。でも高血圧に効く果物があったら買ってもいいな。

そんな私だが目の前にはスイカが! もちろん買ったんじゃない、んなことするわけないじゃんよ。姉がね、持って来てくれたんです。荒地に車ごと突っ込んで廃車にしちまった哀れな弟を気遣ってくれたんですね。背中や肋骨の後遺症に悩まされてあ〜あ、また支払いが増えるじゃないか、と落ち込んでいたわけですよ。

もうね、冷蔵庫でキンキンに冷やしておいたのを切って皿に並べてみました。写真撮影をすませると、すぐにかぶりつきます。うむ、やはり冷えたスイカはうまい。姉は小玉スイカだと言っていたけど、皮が薄いのが特徴だろうか。よくあるスイカに比べて少し得した気分になるけれど、だからといって本当に白くなるまで食べる必要はない。

甘いことは甘いけど、純粋な糖度だけで計測したなら、この間食べたトウモロコシの方が甘いことになるんじゃないかな。だけど、モノには適切な糖度ってものがあるんだと思う。スイカってのはやはりこの程度の糖度で止めておくのが正解で、これ以上甘くなると食べ続けることができなくなってしまいそうである。

冷房なしで自然に通る風だけを受け、セミの鳴き声を聞きながらスイカをかじっていると、いかにも夏、って感じがしていいですね。そう、寒く長くて暗かった東北の冬を思い出すがいい。今こうして夏を感じながらスイカをかじっていられるのは幸せなことなんだぞ。東北(というか北国)の夏は短いのである。


【付記】
⚫︎ 日中死ぬほど暑くても、夜になると気温がグッと下がることもあるのが北国の特徴でしょうか。そしてそれがお盆を過ぎた頃から感じられ、短い夏の終わりを予感させるのです。

I wanna be like that cat

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7月30日の暑さはもう本当にヤバいくらいだった。部屋に設置してある温度計は40度近くを指しており、じっとしていても汗が出てくるのである。どういうわけか不可避的に〈男鹿なまはげロックフェスティバル〉に28、29日と2日連続で関わってしまうことになって、終わってみると妙にぐったりしていたところに30日の猛暑が来たわけである。

じつは7月26日、小動物を避けようとしてハンドルを切ったら段差のある荒地に車ごと突っ込んでしまったんですよ。生まれて初めてエアバッグ体験をした。フロントガラスにヒビが入り、ドアがまともに閉まらないほどの衝撃があったにもかかわらず、なぜか運転者は怪我ひとつしておらず、レッカー車の人たちは「えがったすべ」(良かったですね)と言っていた。

こういうのって、後から精神的かつ肉体的なダメージが来るんですよね。男鹿フェスは業務として関わったので避けようがなかったんだけど、本当は心身ともにズタボロで、ただ立ってるだけっていう状態だった。同僚たちは気づかなかったみたいだから、何とか真人間のフリはできたってことなんだろうね。

男鹿フェスの後は2連休だったけど、ホント、何もやる気になれなかった。でも車の取扱業者に代車で行って、次に買う車の選定はしておかないと。動くハコであったらもう何でもいいんだよ、たとえピンクやワインレッドであったとしてもね。できれば込み込みで30万くらいでお願いしたい、と業者に伝えた。

テキトーに車を決め、ローンを組んでもらった。またしてもぐったり疲れ切って帰って来ると、隣家の猫が我が家の玄関先で伸びているではないか。この場所がお気に入りのようで、猫は自然といちばん涼しい場所を見つけるというか知っているようなのだ。もちろん、蹴散らしたりはしない、というかできない。黙って使用許可を与えることにしてやった。


【付記】
⚫︎ なんか、踏んだり蹴ったりのドタバタ騒ぎでしたが、経緯を知った人の多くが「あなたはとてもラッキーだ」と言うのです。そうかもしれません。ああ、猫って良いよなぁ……しからば昼酒飲んで、猫みたいに伸びることにしましょうかね。てかね、暑くてやってらんないの。

朝採れトウモロコシを食う

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道の駅おがの産直コーナーで見かけたトウモロコシを買わずにはいられなかった。何せ「朝採れ」と書いてあった。朝収穫したトウモロコシが並んでいるわけで、鮮度は抜群。鮮度といえば魚ばかりが注目されがちだが、野菜だって新鮮なものがうまいに決まっている。でも、なんでトウモロコシ?

いやね、料理番組で「夏野菜特集」みたいなのをやっていて、トウモロコシだのズッキーニ、トマトなどが取り上げられていた。見ていると、トウモロコシがめっちゃ美味しそうなのである。自分ではトウモロコシなんてまず買わないんだけど、調理法もじつに簡単で、皮付きのまま電子レンジに放り込んで加熱するだけでいいんだと。

じつに素敵じゃありませんか。500Wで7分くらいでいいらしいので、700Wだったら5分ってところだろう。トウモロコシの皮が、ちょうどラッピング・フィルムの役目をしてくれるようで、本当に何もしなくて良い。テレビでも料理の先生が「今ではこうするのが理にかなっている」と言っていた。

電子レンジで加熱を済ませると、しばらく置いて少し冷ます。横に3等分で切り、縦に4等分に切る、と。途中で外れたトウモロコシの実を食べてみると、あ、甘っ! これは糖度がめちゃくちゃ高いですね。メロンとかスイカより甘いんじゃなかろうか。でも、トウモロコシって、こんなに甘いものだったかなぁ?

もうね、このままかぶりつくだけで十分おいしいんですが、むかし屋台で食べたみたいにですね、醤油の香りとか焦げ目がほしいわけですよ。なのでフライパンに実を下にして並べ、中火にして酒と醤油を同量入れる。まあ、どちらも大さじ一杯くらいでいいでしょう。醤油と酒は、トウモロコシがあっという間に吸収*してしまいますね。

20180711102443e5b.jpegなので醤油と酒はほんの少しにしておきましょう。好みにもよるが、トウモロコシの糖度が非常に高いので、砂糖やみりんは不要です。表面に美味しそうな焦げ目がついたら出来上がり。皿にこんもり盛って、写真撮影といきましょう。食べるときは、もう手で持ってかぶりつくわけです。たぶん、それが一番いい方法でしょう。

なんて甘いんだろう。トウモロコシは飼料になることもあるそうだけど、エサとしては極上だよね。トウモロコシとジャガイモは、度々人類を救ってきたそうだが、何だかよくわかる気がする。むかし食べた屋台のトウモロコシとは少し違う気がするんだけど……ていうか、朝採れのトウモロコシがあまりにも甘くて、美味しかったんだよね。

*実際はトウモロコシの実がしょうゆを吸収するのではなくて、実と実の間の隙間にしょうゆ(水分)が入り込んでいる。つまり毛細管現象によって「吸収」されたかのように見えているだけである。

【付記】
⚫︎ 朝採れトウモロコシ、極上でした。甘過ぎて、糖分の取り過ぎが心配になったほどです。旬のものですから、トウモロコシを見かけたら、また食べてやろうかと思っています。

新入社員歓迎会に参加(させてもらった)

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某日、職場で自分のボックスに新入社員歓迎会のお誘いが入っていた。上司に「どうしたものでしょうか」と問うと、「参加したほうが良い」とのことなので、参加に印を入れて担当者のボックスに入れておいた。そうか、こんなポンコツでもいちおう新入社員の部類に入るのか、と改めて気付かされた感じがした。

いやね、新入社員って、高校とか大学の新卒者ってイメージがあるじゃないですか。転職とか途中採用って言っても、まあ中堅クラスだよね。もう既にそれらを通り越した人間なわけで……本当はそっとしておいて欲しかったんだけど、真人間のフリをしようとしている以上はですね、お声をかけてもらったらきちんと対応するのが筋でしょう?

てなわけで、日帰り社員旅行に参加しましたよ。本物の新入社員の女の子たちとはある経緯で疎通ができていて、バスのごく近い席に座ると、「只野(仮名)さん、今日のファッション・テーマは何ですか?」ときた。は? である。んなもん、あるわけないじゃんよ。どうもね、「**風」だとか、「**を意識した」だとか、そんなのがあるらしいのね。

いったい、いつからファッションはコスプレになったのかな。その日、予報でかなり暑くなると知っていたので、まず膝上丈のベージュでコットンの短ズボンを履くことにしていた。赤ベースのコットンリネン半袖チェックシャツを前オープンで。インナーはVネック白Tシャツの裾出し。足元はベリーショート・ソックスにスプリングコートのフルブラックを合わせた。

本当はベージュのエスパドリーユがあるんだけど、素足にそれを履くとたぶん、やりすぎになるんですよね。場所が場所(ごめんね)だけにね。特に計算したわけではないし、ほとんど感覚だけでやってるんだ。しかも、どこにでもある安物の寄せ集めでね。だから、こちとらファッション云々のレベルじゃないんだよ。

出発すると、朝の8時過ぎなのにとりあえずビール。あ〜あ、まさしくこれぞ〈ザ・社員旅行〉ですわなあ。私も挙手してしまいましたよ。まあ、だって他にすることないんだもん。やがて仙北市角館(かくのだて)の武家屋敷に。いや、これは風情がありますね。だけど暑くって、みんなソフトクリームを食べてましたよ。

お昼は仙北市の某施設で。前菜とかお造りが並んだスタイルはたぶん日本全国どこへ行ってもほぼ同じでしょう。今回はコンロが2個設置されて、釜飯と鍋料理になっていた。これ、設置も後片付けも大変なんですよね。同業者だったこともあるんで、よくわかる。お造りの青物、見た瞬間ハマチ(養殖)だとわかるけど、まあいいじゃないですか。

ひょっとするとね、脂が乗っている=美味い=上物ということで、あえて出したかもしれないの。男鹿と違って山の中だからね。なのでそれについてはノーコメント。人(客)がどれくらい食べると満足するか、という実験を兼ねて、全部食べることにしましたよ! でもね、やっぱり完食するのは無理でした。

20180710090813c01.jpeg午後は田沢湖に行きました。初めてだったので、その広さにうっとり。なんでも日本一深い湖なんだって。近くに魚が集まってきていて、網があったらすくえる感じ。魚のエサ売ってます、という看板もあって、どうやら奈良公園の鹿みたい(?)になっている。ホントにね、水辺に行ったら手でもつかめるかもしれない。

あと〈山の蜂蜜屋〉にも連れて行ってもらった。よくわかんない(おいおい)けど、養蜂を本格的かつ多角的に行なっている様子で、ハチミツと酢を合わせた飲み物の試飲コーナーとか、良かったですね。あまりに暑いので、ハチミツのソフトクリームを。プレーンなので分かりにくいのだが、甘味に何か奥深いものがあるのがハチミツでしょう。

最後に安藤醸造の北浦本舗に寄った。醤油と味噌が特産品らしく、店内には味噌とか醤油が並んでいたけど、よっぽどでなければ味噌と醤油を買うことは……とか思ってしまった。でも、わかりませんものね。ひょっとしたら、この味噌でないと、とかいう人が現れるかもしれません。さすがに醤油とか味噌ソフトは断念しました。


【付記】
⚫︎ やはり昼に食べ過ぎたみたいで、夜になっても一向に腹が減ってきませんでした。ですが昼食後に行った田沢湖で名物の〈辰子ラーメン〉を食べる剛の者が現れたのには驚きを禁じ得ませんでした。いやはや、世の中広いものです。集団行動が苦手な私ですが、今回は参加して良かったような気がします。

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只野乙山

Author:只野乙山

⚫︎ できれば「只野乙山=ただのおつざん」とお読みくだされば、と思います。

⚫︎ 文字中心のウェブログ。ほとんど一話完結で、どの記事をご覧になっても楽しめ(?)ます。文字数だけなら一冊の本に匹敵(凌駕?)するほどありますので、ごゆっくりどうぞ。

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