リヴィエラのエスパドリーユ

Rivieras_Espadrille
夏に履く靴としてエスパドリーユみたいなのが欲しいなあ、と思っていた。別にビルケンシュトックのようなサンダルでも良いではないか、ソクラテスやプラトン、アリストテレスや樽のディオゲネスもサンダルだったのではないか、と内なる声が盛んに聞こえてくるのだが、何かこう、違ったものを履いてみたい気分なのである。

エスパドリーユとは、底がジュート麻でアッパーがキャンバスで作られたスリッポン靴のことらしい。スペインやフランスあたりで生産されており、リゾート・スタイルの靴として人気があると言う。欧州では昔から普通にあった靴で、近頃になって日本でもよく履かれるようになったみたいである。

様々な種類がある中で、今回はリヴィエラのエスパドリーユを選んでみた。ガイモやカスタニエールのような老舗ブランドではないけれど、見た目が良く、とても洗練された印象を受けた。見た目だけで決めてしまうのは危険であるが、こういう性格(?)だから仕方ないんである。早速ネットで取り寄せてみることにした。

さて商品が到着しましたよ。〈CLASSIC 20°〉という製品で、摂氏20度以上になったら履いてね、ということのようだ。アッパーがメッシュになっており、いかにも夏らしい感じがする。そして取り外し可能なインソールになっており、これは他のメーカーとは違うところではないだろうか。

色はベージュを選んだが、本当はネイビーが欲しかった。買おうとした時、ちょうどネイビーが品切れ状態で入荷待ちだったという単純な理由だ。じっくり待ってネイビーを買ったほうがよかったのかもしれない。でも、こういうのって、欲しいと思ったときに買わないと、次に買うときは完全に品切れだったりするんですよね。

履いてみると、おやっ、少し足先が窮屈に感じる。素足やそれに近い履き方をするものだし、キャンバスだからすぐ伸びてきそうな気配もする。「エスパドリーユは気持ち小さめ」という指南もあったほど。インソールを外すとしっくりくるのだが、やはりインソールの上から履きたいものである。

外国製の靴って、意外と足先が窮屈に感じるものがありますね。例えば、スペルガのスニーカーも、足先が窮屈に感じて少し大きめのものを買い直した。ちょっと考えてから、ワンサイズ大きめの物に交換してもらうことにした。ちなみに最初に買ったのが39(24.5cm〜25cm相当)で、交換したサイズは40です。

あ、今度はいい感じですね。いかにも、って感じのエスパドリーユではなくて、エスパドリーユとスリッポンの折衷という雰囲気で、どこかヴァンプ・シューズを思わせるデザイン。やはりこれは素足に履くのがベストだろうか。でもって、短ズボンとか短めのトラウザーズに合わせるのが良さげに思える。

でもね、真夏に履くと意外に蒸れるものなんですよね。体質的に、足裏に汗をかく人もいるだろうし、素足で履きたくない、という人もいるのではないかと思う。試しにユニクロのベリー・ショートソックスを合わせてみると、甲の部分は完全に隠れるが、かかとから足の側面にかけてはギリギリだった。

これ、難しいなあ。いっそのこと、思い切り目立つ色のソックスを履いて「チラ見せ」するのもいいかもしれない(誰も見ないと思うけど)。たぶんインソールも、数回履いたらアメ色に変色するだろうね。安価のインソールを買って、純正のインソールを雛形にして線を描き、ハサミで切って使い倒す(使い捨てる)のがいいかも。

思ったよりリゾート感が強くて、普段ばきにすると何だか浮いてしまいそうな雰囲気があるリヴィエラのエスパドリーユ、お洒落な感じはあるけれどちょっと気難しい、ってところだろうか。買ったからといって、早速履いて街に繰り出す(って、いったい男鹿の、どこへ?)のにはちょっとためらわれるかなぁ。セミが鳴き出すのを待ちましょうかね。


【付記】
⚫︎ 決して悪くはないのですが、やはりこれは上級者向きなのかな、という感じもしました。夏以外でも気楽に履ける、コンバースのローカットとかトップサイダー、あるいはデッキ・シューズあたりの方が普段から使えて良いのかもしれません。

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ハルタのローファー

Haruta_Loafer
現在の勤務先は「ホテル」なんだけど、実感としては「温泉旅館」である。両者に厳密な区別があるわけではないが、部屋のスリッパを履いて浴衣姿でロビーやフロントに現れても誰も何とも思わないのが温泉旅館で、かような格好でロビーに出るのが憚られるのがホテルではないかと思う。

ホテルは私的空間(客室)と公共空間(フロントやロビー)がはっきり区別されているのに対して、温泉旅館における公共空間はおおむね私的空間の延長だと言える。なにも温泉旅館が田舎臭いという話でなく、温泉旅館は伝統的で確立されたスタイルであり、宿泊客には我が家のように寛いで過ごして頂きたいという気持ちがそこにはある。

ホテルだと靴を脱いだりする必要はほとんどないが、温泉旅館では和洋折衷になっているところが多く、洋から和に移る際は靴を脱ぐ必要がある。客室に入るときに靴を脱ぐし、宴会場はほぼ和室だからここでも靴を脱がないといけない。なので清掃など内務(裏方)の仕事をしている従業員はスリッパが標準になっている。

ところがフロント係や料飲スタッフともなると、制服に黒の革靴が決まりになっているのでスリッパでウロウロするわけにはいかない。私も4月から制服に黒の革靴を着用する部署に配属が決まったので、黒の革靴を履かないといけなくなってしまった。黒の革靴などいくらでも持っているので困るわけではないが、困る(?)のである。

というのも、私の黒の革靴は全て紐靴なのだ。客室や宴会場に入る度に靴を脱がないといけないことを思うとうんざりする。変かもしれないが、いちいち紐を解いて脱ぎ、靴を履く際はそのつど紐を結んできた。そうやってきっちり履くのが好きで、いざという時は走られて、蹴りも入れることができないと、などと以前記事に書いたほどだ。

そしたら「そういう仕事はもう、デカしかないわけで」とコメントを頂いたんだけど、もちろん、そういうわけではありません。別にスリッポン(slip-on)靴が嫌い、というわけではないけれど、履くなら紐靴に限る、という不思議な思い入れが私にはあって、それをずっと貫いてきたわけである。

でも、仕事ではつまらぬ思い入れより利便性を優先すべきでしょう。いいよ、スリッポンを履いてやろうじゃないの。安くて(いちばん先かよ)丈夫で、履きやすいスリッポンとくれば、もうアレしかないでしょ。そう、ハルタのローファーですね。ご存知の方も多いと思うけど、通学靴の定番なんですよね。

もちろんハルタには本革のローファーもあるけれど、あえて合成皮革を選ぶ。食堂や宴会場で下げ物をしていたら、汁とか油でいつの間にか靴は汚れてしまうもの。その度に、ああ俺のオールデンが……とかやってる場合じゃないっての。布でサッと一拭きするとOK、お手入れ簡単、履き潰し感覚の業務用じゃないとねえ。

ネット通販で買うんだけど、さすがに3月だけあってハルタのローファーの売り切れが多い。値段もいささか上がっているような気が……もう少し早めに買っておくんだったな。いつもこうなんだよね。この間もね、船川のドジャース*で搾りたての日本酒一升瓶=980円で売ってたので、よっしゃあ今度買うぞ、って行ったらもう無かったし(ちがうぞ?)。

さてハルタのローファーが届きましたよ。あ、やっぱ合成皮革バレバレ? でもインソールが黒ってのが嬉しいですね。いくら汚れてもわかんないし。スリッポンの名の通り、スルっと靴の着脱ができるのが最大のポイントで、これは本当に便利。こういうのが欲しかったんだよな、という用途、内容、価格がぴったりの納得の買い物でした。

* 秋田でよく見かけるディスカウント店。男鹿店は漁港が近所にあって、海産物の良いものが手に入ることもある。チョウチンアンコウなんかが普通に売っているのがすごい。

【付記】
⚫︎ ハルタのローファー、確かに履きやすいんですが、足先はどちらかというとタイトな感じがします。ふだんオブリーク・トゥやドイツ・コンフォート靴を履いている者としては「きつい」感じがしないでもありません。仕事が終わった後、普段の靴に履き替えると、あまりの履き心地の良さにうっとりしてしまいます。やはりいろんな靴を履いて足を鍛えることも必要なんですね。

カシミアのマフラー

CasimierMuffler
職業柄、シーズン中は毎日温泉に入ることができる、というと、羨ましがられることが多い。確かウチのはナトリウム泉で、美肌効果があるとか聞いたことがある。私に美肌効果が有ろうと無かろうと、どうでもいいような気もするが、近頃では男性向け美容サロンもあるというではないか。そういえば、なんだか顔のホクロがくっきりしてきたような……

確かに夏季は申し分ないんだけど、12月にもなると笑っていられない。ホテルから寮まで徒歩で6〜7分ほどだが、もうヤバいくらい寒くて、すっかり湯冷めして風邪をひきかねないのである。防寒としてニット帽と手袋は必ず着用したい。体の熱が逃げていく約70%が頭と手からだというのをどこかで聞いた。

暖かい帽子と手袋は必須だが、防寒対策の最後の締めくくりとしてマフラーを着用したい。首や胸元が寒風にさらされていると、そこから熱が奪われ、体温の低下を招く。頭と手、そして首まわりを完全にガードしてしまえば、かなりの防寒対策になるはずだ。だが長年使っていたウールのぱっとしないマフラーも処分してしまった。

新しいマフラーが欲しいなあ、でもお金にそんな余裕はないのだ。諦めようか、と思っていたら、楽天ポイントが貯まっているのを思い出した。世の人々は楽天ポイント、どれくらい貯めているんだろう。私、10000ポイント以上放ったらかしにしてました。やっぱ、これって変? かもしれない、いや、確実にそうだろ!

ということで、貯まりに貯まった楽天ポイントを一気に使い切ってしまおう(極端だな)。 だいたい、頼みもしないのに勝手にランク付けしてくる「何とか会員」ってのもあんまり好きじゃなかった。やれ金だの白金だの金剛石がどうのって、知らんよそんなもん。金剛石会員になったからって、たいした特典もなかったし(ちがうか)。

だけど電気鍋を買うことができ、マフラーも買う気になれたのはやっぱり楽天ポイントのおかげなんだから、あんまり悪くいってはいけない。むしろ感謝しないといけないくらいだ。そんなわけで、マフラーもちょっと良いのを買えるんじゃない? ちょっと良いマフラーとくれば、やっぱりカシミアでしょう。

フェイクのフライト・ジャケットを常用している男になんでカシミアのマフラーが必要なんだ、という非の打ち所のない正論、そして内なる声が盛んに聞こえてくるのだが気にしない。理性的でないのは自分でもよくわかっている、だが欲しい物があって、それが購入可能な場合、人は非論理的で説明不可能な行動を往々にしてするものである。

マフラーといえば、バーバリーみたいなチェック柄に人気があるが、近頃私は無地が好きになっている。それに、ダッフル・コートのフードにすでにチェックが入っているのだ。チェック柄を選べば「チェック・オン・チェック」になってくどくなる。それを無造作にできるのはウィンザー公のような洒落者か、衣服に関心がない人だけであろう。

色は、茶系のダッフル・コートに合わせるのを意識してベージュを選んだ。同じ茶系にまとまって落ち着いた印象になる、と思う。これ以上薄い色を選ぶと首の汚れが付着しそう(おいおい)だ。濃い色を選ぶこともできるのだが、茶系が地の場合、いささか重たくなるし、コントラストがなくなる気もする。やはりベージュあたりが手の打ち所と思う。

さて、ベージュで無地のカシミア・マフラーが届きましたよ。うむ、なんて良い手触り、そして巻き心地だろう。明日はダッフル・コートに合わせて外を歩いてみようか。気分は何だろう、ワンループ巻きかな? で翌日、靴を履いて、と……ドアを開けると、外は一面の銀世界、これじゃあ黒のゴム長靴しか履けないじゃんよ!


【付記】
⚫︎ そうなのです。雪が降る地域ではまず長靴ありきで、それも膝近くまである特別の長靴なんかがあるとベストでしょう。だから長靴を履くのが前提で、それに合わせた衣服を選んで全体を整えるのが雪国の達人と言えましょう。初心者がやってしまいがちなミスを、絵に描いたようにやってしまうのが、そう、私なんです。

またしても公開時期がずれてしまったのですが、秋田はまだ寒いです。あまり寒いと、10度を超えたらもうあったかくて、春みたいな気分になることがあります。画像のマフラーはオフ・ホワイトのように見えますが、実物はもう少し茶色がかっています。茶色系、カーキ系の色再現は本当に難しいですね。

ダッフル・コートも古着かよ!

DuffleCoat
ふだんはフェイクのMA–1型フライト・ジャケット一つで充分なんだけど、本当にそれ一着だけで通す、となると少し厳しい。ちっ、またかよ、という声も聞こえてきそうである。ま、実際のところ誰も見ていないんだから、気にすることもないのだが、もう一つだけ、コートを選ぶとすると、何がいいだろうか?

おおよそ次のようになると思う。(1)ビジネス向けとしてチェスター・コート、バルマカーン(ステンカラー)・コート、トレンチ・コート。(2)カジュアルとしてピー・コート、ダッフル・コート。(3)アウトドア用としてマウンテン・パーカ、フィールド・コートの類。(4)モッズ・コートなどのミリタリー・コート。

以前は職業上、(1)のコートをよく着ていた。バルマカーン・コート一つで事足りるんだけど、厳寒期になるとトレンチ・コートを着たくなりますね。今回はネクタイをつけて着るわけではないので、(2)以降のコートから選択することになる。基本はカジュアル用途だけど、いざとなったらネクタイをつけて着てもおかしくないものがいい。

となると、(4)は微妙かな。物によるんですね。(2)および(3)の中から選ぶとすると、ダッフル・コート、マウンテン・パーカ、フィールド・コートが残るのではないか。以前、レジメンタル・タイにヘリンボーン柄ジャケットを合わせ、その上にマウンテン・パーカを羽織ってみたことがあったけど、意外と違和感なく街を歩くことができたように思う。

マウンテン・パーカだとシエラ・デザインズのが欲しいよねえ……ちがうちがう、そうじゃなくて、偽物の中古でいいの! というわけで、中古のネット店を探してみたけれど、これというのが見つからなかった。なに、ユニクロでいいんじゃないの? と内なる声が言うのだが、気に入った色がなかった。難しいやつだなあ。

次はやっぱり、ダッフル・コートですかね。でも生徒学生たちが制服で着てるんで、子どもっぽく見えて嫌だ、と言う人もいるだろう。けど、色を選べば「大人のダッフル・コート」みたいな着こなしもできるのではなかろうか。たとえば茶系、キャメル色とかを選べば、それっぽくなりそうじゃない?

茶系でダッフル・コートを探すと……ありましたよ。サイズはM相当、品質はB、許容範囲である。以前、トレンチ・コートを中古で買った時も品質はBだったけど、実物を見ると全く問題はなかった。新品には新品の、えもいえぬ着心地があって、新品じゃなきゃ嫌だ、と言う人がいるのも理解できる。あ、私は大丈夫ですから。

というわけで、ダッフル・コートが来ましたよ。取り出してみると、重っ! メルトン布地っていうのかな、なんかめっちゃ分厚くて、重たいんですけど。そういえば「グローバルオールのダッフル、肩凝るよぉ」と教えてくれた人がいたっけ。色は、キャメルより少し濃いめの茶系で、イメージ通り、もうばっちりである。

えっ、どんなイメージかって? それはね、映画『薔薇の名前』でショーン・コネリー扮するウィリアム修道士たちが着ていた、あのフード付きのロングコート(?)があったじゃないですか、あれですよ。あのくたびれて、目立たない感じが何とも魅力的だった。あんな感じでさりげなくダッフルを着てみたい。

品質タグを見ると、何と英国製ではないか。裏地は茶系のチェック柄でなかなか良い雰囲気。しかもこれ、最近の進化したダッフル・コートにありがちなフロントのジッパーなんか付いていなくて、前でガバッと合わせてトグル(留め具)で留めるだけ。何とも無骨で、ダッフル・コートの原型にほぼ近いものに思われる。

着てみると、やっぱり重たい。だけど本来そういうものなのだ。本当に寒い日は、第1トグルまでしっかり留めて、さらに手袋をはめ、マフラーも巻いて外出する。目的地に着いたなら、手袋はめたままトグルを外すことができ、これがダッフルにトグルが付いている理由、とあるサイトに書いてあった。トレンチコートもそうだけど、ダッフルって軍服だったんですね。


【付記】
⚫︎ 記事の公開時期が少しずれてしまいましたが、やっぱり、ダッフル・コートを買ってよかったとつくづく思いました。秋田の1月や2月は本当に寒いのです。私がダッフルを着たからといってお洒落に見えるはずはないのですが、MA–1と少し違った感じで着られるのが気に入っています。

またもフェイクのMA–1型フライトジャケット

201702111329209be.jpg
男鹿温泉郷に来たのは夏のこと、Tシャツに薄手のズボン(トラウザーズ)があればよかった。北国とか雪国では、四季の移り変わりは少し変わっていて、極端な話、夏と冬が繰り返される感じがする。夏の終わりは比較的早めなんだけど、「秋」って感じではなく、夏の続きのよう。そんな日が続いたかと思うと、いきなり冬が来る。

もっともこの現象は、日本の広範囲で起きているような気もする。大阪にいた頃、「クールビズ」とやらでネクタイを外していいのは10月いっぱいまでだった。実際、10月でもTシャツ一枚で外を歩いている人を何度も見かけたし、上着を着ていると暑く感じたはず。秋が来ないなあ、とか思って11月下旬になると、ある日、突然寒くなるのだ。

関西でも3月はまだ寒く、4月に入ってもコートを手放さぬ人もいる。なのに5月の連休頃になると、もう汗が出てたまらない夏のような感じになってしまう。どうも近頃は春と秋が希薄になり、長い夏と冬が繰り返されるようになった気がする。この原因は不明だが、昔を知る人は口を揃えて「昔はもっと寒かった」と言う。

だから所有物をほとんど処分した人間にとって、冬の到来は恐怖すら覚えるもので、防寒用の上着をなんとかしないと身の危険に及ぶほどである。もう洒落たコートはいらない。車がないので、どうせどこにも出かけたりしない(できない)のだ。作業時に使える防寒用上着で、普段着として外出するにも使えるものでなくてはならない。

ネットでそれらしい物を探してみるのだが、なかなか見つからない。しばらくしていると作業服やユニフォーム専門店で「ドカジャン」なるものを見かけた。おっ、これじゃないのかな、たいへん実用的だし……と一瞬思ったが、普段の外出着として使えるんだろうかという疑念が湧いたので保留した。

こういう時はもう、あれしかないでしょう。またかよ、のフェイクのMA–1型フライト・ジャケットである。ブラックで、裏がオレンジ色のフェイク物を長年にわたって着用してきたが、じつに便利で役に立つ衣服である。なにもAvirexとかブランド品とか本物のミリタリー服である必要もなくて、5000円前後の偽物でじゅうぶんだ。

いやね、まあ、人の数自体が少ない辺境の地でいくら気張ったって、どうせ誰も見てないんだもん。ていうか、大阪市中央区に住んでいた時だって、別に気張ったりしなかったわけだし。というわけで、フェイクのMA–1をネットで買い求めた。ブラックでもなんでも(どうでも)いいけど、モス・グリーンっていうの? そんなのにしてみました。

なんか投げやりですなあ。なるほどネット上では「MA–1をベースに、モダンにアレンジを加えました。すっきりしたシルエットに仕上がっており、オシャレ系カジュアルのマストアイテムとして云々」とかあるけど、なんか違うんだよな。あ、私が買ったのはそれじゃなくて、作業服専門店のいかにも偽物って感じのね。

というわけで、フェイクのMA–1タイプが届きましたよ。本物を知らないからチェックできないのが残念である。だけど、この偽物感、安物感がどこか懐かしい。もはや着潰し(?)感覚で、たとえどれだけ汚れてしまっても平気のような気分。まあでも、いくら偽物の安物でも、一応は大事にしないとね。


【付記】
⚫︎ やはりフェイクのMA–1型フライト・ジャケット、役に立っています。ネイビーのオーバーオール(つなぎ服)の上に着ていますが、本当にこれ一着で、秋田沿岸地域の冬を乗り越えることができそうな感じです。


プロフィール

只野乙山

Author:只野乙山

⚫︎ できれば「只野乙山=ただのおつざん」とお読みくだされば、と思います。

⚫︎ 文字中心のウェブログ。ほとんど一話完結で、どの記事をご覧になっても楽しめ(?)ます。文字数だけなら一冊の本に匹敵(凌駕?)するほどありますので、ごゆっくりどうぞ。

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