ビスケット作戦、餅作戦

Biscuit
4月からホテル(温泉旅館)の料飲スタッフとして勤務しているが、これがけっこう、きついのである。そんなに楽な仕事なんてあるものか、とは重々承知しているつもりだが、やはりきつい。肉体的な重労働ではないけれど、夜は10時を過ぎることもあり、そして朝は朝食の準備があるので6時半前から活動しないといけない。

遅い夜と早い朝の組み合わせが何を意味するか、何がどうきついのか、これだけではわからないだろうけど、要するに飲んだくれていられない(深酒できない)のだ。もう若くないので肝臓のアルコール分解能力が落ちているのか、6時間かけても朝に酒が残ってしまうことがあり、具合が良くないのである。

夜の10時くらいに寮に帰って来ると、1時間くらいしたら「そろそろ寝なくちゃ」である。深夜0時を過ぎて酒を飲むなど以ての外、となってしまった。お酒大好き人間としては、これきついなあ。だが接客業である以上、従業員が朝から酒臭いようでは困るので、そこはしっかりと自戒しないといけない。

また、朝食はお客様が帰った後でとる決まりなので、早くて9時半過ぎ、遅ければ10時過ぎになる。晩御飯はだいたい8時過ぎになるので、13時間以上何も食べない状態になる。昼ご飯は1時か2時頃だけど、おやつを食べなければ、確実に腹が減ってしまう。つまり、下手をすると朝も夜も、常に空腹の状態で接客しないといけない羽目になる。

何か上手にやり過ごすというか、巧い作戦はないものだろうか。朝は時間的余裕がないので、フル朝食というわけにはいかない。結局、睡眠時間を削るだけだ。さっと食べられてある程度腹持ちの良いものって何だろう。まず思い浮かんだのがビスケットである。ヨーグルトとシリアルというのも良いが、冷蔵庫がないから無理である。

そこで、船川のドジャースで昼食と夕食の食材などを買ったついでに、ビスケットを物色することにした。個別包装で、そんなに砂糖とかバターをたくさん使っていない物が良い。だけど、シリアル・ビスケットなんて洒落たものは置いてないんだよな。だから東鳩製菓の「オール・レーズン」と「ハーベスト セサミ」にしましたよ。

日本ではバターと砂糖を多めに使ってしっとり焼いたソフト・ビスケット(クッキー)に人気があるようだけど、健康を考えるとホール・ウィートや他の雑穀を混ぜたのにドライ・フルーツを混ぜ込んで焼いたものがいい。でもそんな気の利いた菓子などないからね。ハード・ビスケットとなると、プレーン・クラッカーみたいなのしかないし。

それからすると、「オール・レーズン」とか「ハーベスト」は良くできた方ではないかと思う。どちらも甘さ控えめなのがいいね。とりあえず試し、ということで、オール・レーズン2枚とハーベスト4枚(個別包装分ね)をコーヒーと一緒に食べ、朝の仕事をやってみた。あ、全然ダメ。本当に持たせるなら、倍量にしないといけないようだ。

Echigo_Kirimochiでもそれだと、お金がいくらあっても足りないな。保存がきいて、すぐ食べられて、腹持ちのいいものは何かないだろうか? 腹持ちがいい物って、そうだ餅なんかどうだろう。正月に雑煮で餅を食べた後、腹が空くまでけっこう時間かかったように覚えている。 というわけで後日、やはり船川のドジャースで越後製菓の「越後 切り餅」を買ってきた。

調理方法は裏面に書いてある。電子レンジ、オーヴン・トースター、鍋のいずれでも調理できるようだ。その朝は昨夜のテキトー鍋のおつゆが残っていたので、味どうらくの里を少し加えて、餅2個と残った水菜も一緒に入れて煮餅を作ってみた。あ、熱っ! 煮餅ってよく伸びるよね。だけどこれ、夏は無理だな。絶対。

さすが餅だけあって、腹持ちが良かった。いつも腹減ったなあ、とか思いながら仕事してるんだけど、今回は少しマシだ。マシのような気がする、ではなくて、本当に大丈夫だった。越後の切り餅1kg=400円くらいで、餅1個が約50gなので2個ずつ食べて10回はいける計算である。栄養面は疑問だが、餅作戦はとりあえず成功したと思う。


【付記】
⚫︎ 後日、某所で買い物をしていたら、東鳩製菓の「オール・アップル」なるものを発見して、一人でびっくりしていました。えっ、と思って早速買い物カゴに入れました。食べてみると、アップルパイのような味わいで、本当にリンゴなんだ、と思わせる美味しさでした。

また、日清シスコの「ココナッツサブレ」も個別包装になっており、5枚が4袋入りで100円を切っていたので思わず買ってしまいました。昔ながらの安定した味わいで、間違いがない感じがしました。勤務前の3時のおやつにぴったりですね。お菓子を買うことなどなかったのに、なぜか近頃お菓子売り場に足が向いてしまいます。

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風邪をこじらせ、絶不調



いやあ皆様、風邪をひいてしまいまして、
それが今回のは普通じゃなかった(自分にとって)んです。
コメント返信大変遅れております、
今しばらくお待ちくださいませ。

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カット野菜でテキトーサラダ

CutVegetables
休日になると、いつも迷ってしまうことがある。クルマでちょっと遠出して、男鹿半島と周辺のことを記事にしたい気持ちが多分にある一方で、休日なんだし昼ビールでも楽しみたいという気持ちもあるのだ。遠出をした後で飲めばいいじゃないか、と自分でも思うのだが、お昼ご飯を済ませた後でビールだけって、なんか興醒めなんだよね。

以前、いろんな所でラーメンと炒飯のセットを記事にしてきたけど、それは仕事中の話で、昼ビールのことは最初から捨象されている。なのであれだけ記事にできたわけだ。平日にランチでラーメンと炒飯のセットを食べ、休日は好きなように自堕落を決め込んで昼ビールを楽しむ、というスタイルが定着していたのである。

今は、平日に賄いを食べるので特記事項はない。だが休みになると自由にできるから、昼ビールにするか外食するか、の二択を迫られ、それで迷ってしまうことになるんだね。今日もどうしようかな、って朝から考えていて、昼ビールを断念する方向で検討していた。ところがネットで調べてみると、行く予定にしていた店が定休日だった!

よっしゃあ昼ビールじゃい!って、あんたはガキか? なんで嬉しくなるんだか、自分でもわけわかんないよ。たまったシャツの洗濯を済ませ、あれこれ雑用を片付けて、クルマでイトク男鹿店へ。あきぎんのATMでお金をおろして、霧吹(スプレーボトル)を買わないとならぬ。今日は面倒くさいからイトクで全てを済ませてしまうつもり、だった。

Prosciutto霧吹とかカット野菜、厚揚げだったらイトクでもあるでしょ? と思っていたのだが、カット野菜の分量と値段が今ひとつ、しっくりこないのだ。厚揚げも気に入ったものがない。おまけに霧吹が見当たらない。あれえ、なんでなの? 中途半端に買い物カゴに放り込んだ商品を全て元に戻し、脇本のダイソーへ向かった。

ダイソーで200mlの霧吹とかプラスティック製の皿(ボウル?)、100円で2本入りのサインペンなどを購入した。サインペンは、年季の入った中居さんたちのことが頭をよぎったから。品出しのチェック、ボールペンじゃ見にくいって言ってたんだよね。ペンは1日で消える(なくなる)かも知んないけど、これは何だろう、いわゆる愛ってやつ? ま、どうでもいっか。

そんなこんなでまたしてもドジャース男鹿店に来てしまったんです。ああ、「イタリアンサラダ」が素晴らしい。なんでイタリアンなのかよくわかんないけど、分量がね、もうバッチリなの。で、また吉元豆腐店の厚揚げ買っちゃった。さらにね、天然物のワラサ*の三枚おろしの半分のサクが380円で売っているではないか!

わけわかイタリアン・サラダ、ドレッシングなどなくても困る必要はない。塩・胡椒・酢・醤油を好みでテキトーにかけて、かき混ぜれば食べられる。塩は公益財団法人・塩事業センターの「卓上塩」。酢はミツカンの「やさしいお酢」、油は味の素のオリーブ油で、醤油は亀甲萬の「特選丸大豆醤油」を使っているが、他の物でもいいと思う。

Tekito_Salad何もワインビネガーとかバルサミコ酢、エクストラ・ヴァージンオイル、あるいは「なんとかの塩」である必要はない。できるだけ小さな瓶を買って、早めに使い切り、また新しい製品を買うほうが、単身者としてはいいのではないかと思う。大人数の家族ともなれば、別のやり方があるのはいうまでもない。

さて、カット野菜のテキトーサラダができましたよ。今日は「うす切りロース生ハム」を添えてある。生ハムは休日だけの料理ごっこだから、使い切りサイズがいい。160円するんだけど、それだけでなんか贅沢をした気分になるのが不思議。肉は生ハムだけで、炭水化物なしのお昼なんだけど、これでじゅうぶん満足である。

* ブリの前身で、体長40cm以上、60cm未満の個体を指す(のかな)。いわゆる出世魚で、東北ではツベ→イナダ→アオ→ワラサ→ブリと呼ばれるようである。関西でいうハマチはアオに相当するが、養殖物は大きさを問わずハマチと呼ぶこともある。

【付記】
⚫︎ 以前はカット野菜なんて見向きもしなかったのですが、冷蔵庫がなく、調理器具も不備である以上、便利なものを利用しない手はありません。出来合いのお惣菜がいささか甘辛くて、なんとかならないかなって思っているうちに、カット野菜が目に留まったわけです。で、ハマっちゃいました。

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揚げ出し豆腐もどき

FriedTofu
とある休日の午前、通販で買ったユニクロのノンアイロン・シャツを返品するために潟上市のユニクロに車で行った。返品の理由はメーカーではなく、勤務先にあるのだが、普通の感覚だと笑っちゃうようなものだ。だけどその詳細をこの場で書くのはフェアではないし、私の趣味にも合わない。一言だけ書かせてもらうなら、こういうのが田舎臭いってこと。

返品は郵送でもできるのだが、送料はこちら持ちだし、返金の時間もかかる。まあ、そんなわけなんだけど、案内装置は持っていないので、事前にgoogelマップで調べておく。ふむ、国道101号線を走って棒沼台で左折、しばらく行って7号線に入り、285号線を右折、と。これをメモに書いて、出発。

思ったよりすんなり到着できた。「メルシティ潟上」っていうショッピング・モールなんだけど、巨大な多層構造のハコを作らず、各店舗の集合体。平屋の寄せ集め、つまり土地が余ってるってことだな。ユニクロの店舗で返品手続きをすると、その場で現金を返してくれるから良いね。わざわざ車でやって来た価値があるってもんだ。

せっかくだからメルシティ潟上をぶらっとすれば良いのだが、今日は色々やることがある(って本当かよ?)。そんなに買い物をする必要もないけど、靴屋さんがあるので寄ってみた。暑い季節に向けてエスパドリーユみたいなのが欲しかった。買う気がないのがバレバレなのか、店員さんも近寄ってこなかった。

Ajidoraku帰り道、秋田に来てからいつも利用している理髪店に立ち寄ってみたが、待っている人が5人以上いたので、即パス。あとは、昼と晩に食べる食材を買うだけになった。船越のアマノとか脇本のマックスバリュでもいいのだが、なぜかドジャースに行ってみたくなる。ちょっと遠回りになるけど、ドジャース男鹿店まで車を走らせた。

101号線沿いにラーメン店がたくさんあって、そこで昼食を済ませてもいいのだが、せっかくの休日なんだし、昼ビールでもやりたい気分なのだ。ドジャース男鹿店で、夜のテキトー鍋の材料(豚バラ肉切り落とし、モヤシ、水菜、木綿豆腐)を買い、昼ビール用として厚揚げ(3個70円)とサラダ用カット野菜(150円)、ミニトマト4個(50円)を買った。

厚揚げは船川の吉元豆腐店のもの。以前買ってぽん酢(味ぽん)をかけて食ったらうまかったので再購入。ぽん酢もいいけど、これ、ひょっとして揚げ出し豆腐みたいになるんじゃない? 出汁は秋田の読者の方に教えていただいた「味どうらくの里」を用いた。秋田で有名なら、ぜひ味わっておくべきでしょ?

用意するものは厚揚げ(既製品)と、味どうらくの里だけ。えっ、それだけでいいの? もちろん、いいんです。豆腐は「揚げ」てあるし、つゆに「だし」も入っているから、それだけで「揚げ出し豆腐もどき」になるわけです。ただ、豆腐を揚げる時に片栗粉をつけておらず、葱・生姜・鰹節などトッピングがないだけじゃん?

厚揚げを電子レンジ対応の器に入れ、味どうらくの里をお好みで希釈して同じ器に投入、あとは電子レンジで加熱するだけ。舐めてないか、という声が聞こえて来そうだけど、本気である。これとカット野菜のサラダで、昼ビールを楽しもうという魂胆である。カット野菜のサラダは、後日ウェブログで記事にするつもり。

Agedashi_Tofuさて揚げ出し豆腐もどき(ここポイントね。揚げ出し豆腐、とは言ってないからね)ができましたよ。トッピングがないのが寂しいけど、毎日使うならいざ知らず、休日だけの料理ごっこでしょ、だからこんなのでいいの。食べてみると、うん、それっぽくなってる。本物には届かないけど、もどきだったら上出来だよ。

揚げ出し豆腐は、つゆを全て飲み切ることができる薄味タイプと、濃いめのつけつゆにして、つゆを飲まないタイプがあるんだけど、どちらもそれぞれ、いいところがあって、甲乙つけがたい。個人的には飲み切るタイプが好きなんだけど、味どうらくの里は、つけつゆにするのが似合っているのかもしれない。


【付記】
⚫︎ 味どうらくの里、とても使いやすくて気に入りました。ラベルにも書いてある通り、本当に色々なことに使える「万能つゆ」ですね。最後の画像は同品を使った揚げ出し豆腐もどきですが、これでもまだ甘辛いかな、というくらいの味付けです。つけつゆタイプとしてバッチリで、飲み切りタイプにするなら、希釈と同時に出汁の成分も薄れますので、ほんだしなどを加えると良いでしょう。

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最後の弟子

ホテルの仕事はフロント係を募集していたので応募したんだけど、だからと言って他都道府県出身でその土地に精通していない人間がいきなりフロントに立つのは無理である。チェックアウト時に、宿泊客は様々なことをフロント係に尋ねる。「ここから一番近いガソリンスタンドはどこか」とかはまだ大したことはない。

「JRで**まで帰るのだが何時の列車に乗ればいいか」くらいなら時刻表を見れば済むけれど、「経路はどれがベストか」ならばPCで乗り換え案内を起動して調べる必要がある。途中で乗り継ぎが悪くて時間が空いている場合、「**で時間つぶしをしたいが、どういう施設があるか」となることもある。

男鹿と当ホテルが旅の通過点である時は、次の予定は決まっているので問題はないのだが、男鹿と当ホテルが終着点である場合、宿泊客はただ帰るだけではなく、帰りがてらにも何か楽しい経験をしたいのだ。そんな時、気の利いたプラニングをさっと提案できるのと、「さあ」で終わってしまうのとでは雲泥の差がある。

このように、フロント係は当該地域とその周辺の広範囲にわたる詳細な情報もしくは事情を把握している必要があり、「関西から来た男」は「3ヶ月間は何でもしてもらいますよ」と面接の時に言い渡された。そして実際、ゴミの回収とゴミ出し、布団上げと布団敷き、風呂掃除、ハタキ(膳を下げた後の残飯の片付け)と何でもすることになった。

今だからこうして語ることができるが、8月に生ゴミと可燃ゴミの混合物を入れたビニール袋を野外に放置すればどうなるか、想像していただきたい。現実にはカラスもいるので放置するのではなく、周囲を囲った「ゴミ小屋」に捨てていくわけなんだけど、冷房装置などあるはずもなく、3日も経てばもう、ヤバいくらい臭ってくるんですね。

読んでいる方が食事をしながらではないことを祈るばかりだが、半径20mの範囲に臭いは拡散していると思う。で、扉を開けるともう……書けないですね。ある昆虫とその幼虫が数え切れないほどそこにいるわけ。当初は軽いめまいと吐き気がしたものだが、そのうち慣れてくる。このゴミ出しを、1日に3〜4回もやるんだから、もう……

布団上げと布団敷きを夏季にやると、ものすごい汗が出る。本当にものすごいと書いてもいささかも誇張表現ではなく、ハンパなく汗が出るのだ。ポロシャツの色によっては「びしょ濡れ」になるほど。3ヶ月間で体重が5kg以上落ちたので、「ちゃんとマンマ(ご飯)食べてっか?」といったい何人に言われたことだろう。

布団上げと布団敷きをきちんと出来、人に教えられるようになるには時間がかかる。特に、布団をビシッとキレイに敷くには技術の習得が必要である。私はヒヤマさんという人とコンビを組んで布団敷きと布団上げをよくやった。余裕のある時、布団敷きは二人で行う。頭の部分を上級者が、足の部分を初心者が受け持って行うのだ。

足の担当は頭の担当の動きをよく見て、動きを合わせるようにシーツを引っ張る。初心者は力を入れて引っ張るのだが、コツをつかんでいる人は軽くススッと引っ張るだけでキレイに仕上がる。たったそれだけのことだけど、ヒヤマさんは渋い顔をして何度もシーツを直していた。何も言われなくなったのは3ヶ月目に入った頃だったと思う。

とうとうある日、ヒヤマさんいわく「明日オレいねえからヨ、おめえ一人で敷くべ」となってしまったのである。「ここさ、こうやってヨ、な?」とヒヤマさんがまずやって見せ、できるだけその通りに真似をしてみると、「んだ、んだ」と嬉しそうな顔をした。昔の職人気質の人で、曲がった事ができない人だった。

人が見ていなくても、宿泊客が少なくても常にハイペースで仕事をするので、ヒヤマさんと組んでやる時は、いつも走って後からついていく形になる。私はよく叱られたほうだけど、いつしか「Tちゃん(私)が来てくれてヨ、助かってっぞ、ホントだべ」などと布団敷きをしながらホテルの昔話をしてくれるようにもなった。

3ヶ月も終わりが近づいた頃、「オレと組んでヨ、文句言わねえで済むのはTちゃんだけだべ」とヒヤマさんが言った。そして自分は年金をもらえる歳になったから、この冬で辞める、だけどTちゃんがいるから心配ない、という内容を口にした。いやそうじゃなくて、俺ね、この仕事すんの3ヶ月だけだから、とはどうしても口にできなかった。

3ヶ月が終わった11月から、私と数名のホテルスタッフは、秋田市内の某食品工場へ出張研修として勤務することになった。週末の夜だけホテルで布団敷きをするのだが、ヒヤマさんは「おっ、Tちゃん、来たか! よし、やるべ!」となんだかとても嬉しそうに見えた。11月いっぱいでヒヤマさんは来なくなったが、辞めたのではなく「休み」に入ったと聞いた。

そして4月。ホテルにヒヤマさんの姿はなかった。そして私も服装自由の裏方から、制服組の配属になった。もうヒヤマさんはいないのか、と寂しい気持ちになったけど、ちょっと待てよ、ってことは、布団をまともに敷ける人間、いないじゃん? Sさんという達人がいるけれど、Sさんが休みの日だけ制服を脱ぎ、私はヒヤマさんの最後の弟子として、布団敷きをしている。


【付記】
⚫︎ 宿泊客が少ない場合、一人だけで布団敷きをすることがありますが、20件以上になると厳しいですね。1件を6分間で終えたとしても2時間かかるわけですから。一部屋の宿泊人数にもよりますが、一人で3人部屋を5分以内に敷けたら、もうマスター・クラスでしょう。

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只野乙山

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⚫︎ できれば「只野乙山=ただのおつざん」とお読みくだされば、と思います。

⚫︎ 文字中心のウェブログ。ほとんど一話完結で、どの記事をご覧になっても楽しめ(?)ます。文字数だけなら一冊の本に匹敵(凌駕?)するほどありますので、ごゆっくりどうぞ。

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